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日本の歴史の流れを簡単にまとめてみた part31「明治維新(3)富国強兵」

日本は開国により、イギリスやアメリカなどの欧米列強と貿易などをするようになりました。

もっとも、日本は経済的にも軍事的にも欧米に比べると弱者なんです。

弱者はなめられるとです。貿易などの取引でも日本が不利な立場においやられてしまいます(なめられた結果が開国のときに結んだ不平等条約ですね)。

そこで日本は欧米諸国に対抗するために、強くなることを誓いました。

国が強くなるという意味は、経済()と軍事()で少なくとも欧米と対等になるということです。

そこで日本政府は①経済力と②軍事力を強くする政策を行いました。これを富国強兵といいます。具体的に何をやったかというと


①経済力アップのため(殖産興業ともいう)

 ・産業を盛んにするために、欧米の機械や技術を取り入れた官営工場が作られました。「官営」というのがpointです。民間の工場ではなく、国の工場です。国ががんばるとです。有名な官営工場として、富岡製糸場(群馬県)があります。生糸を作る工場です。立派な機械の使い方をフランス人に教わりました。

 ・また、政府は、蝦夷地を北海道と改め、役所をおいて開拓を進めました。実際に開拓の仕事をした人は、江戸から明治時代になり仕事がなかった武士(士族)です。士族は開拓と防衛を仕事とする屯田兵と呼ばれました。

②軍事力アップのため(徴兵令)

 政府は、強い軍隊をつくるために、20歳以上の男子に、3年間軍隊に入ることを義務付けました。

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①経済力アップや②軍事力アップするには、カネがかかります。

そこで、政府は収入を安定させるために、土地の価格を基礎に地租という税金を定め、豊作不作に関係なく土地の価格の3%という毎年決まった額の税金を納めさせました。

がんばれニッポン。



 

 

 

 



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