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北海道公立高校入試2021年度解説と分析

【講評】

これからは、入試では思考型問題が重視される、と聞いたことがあると思います。

じゃあ、思考型問題って何?

北海道公立高校入試において、思考型問題とは、中学受験問題ということが今年の問題で完全に明らかになりました。

例えば、2⃣のストローの本数問題、5⃣問1の図形を転がす問題、問2立体の切断問題、

これらは中学受験をする小学6年生が必死に勉強している分野です。

中学の授業ではそこまで詳しくやるところではないので、数学を単なる知識だと考えていると、本番で対処できません。

逆に言うと、一般の受験生は知識がないところなので本番で考えなければならないのです。

つまり思考力を問うことができるのです。

とは言え、限られた時間でこれらの思考型問題をゼロから考えて解くのは至難の業です。

対策としては、中学受験用の問題集を1冊だけやっておくことです。

例えば、文栄堂の「塾技100」などをやっておくとかなり自信になると思います。

それプラス、国立高専の過去問ですね。高専の問題は思考力が要求される問題ばかりです。

さて、さっそく問題を見て行こうと思います。

ちなみに、このストローの本数問題と図形切断問題の配点は28点。60点満点中の28点。約半分が思考型です。この傾向は当然来年以降も続きます。

🔶🔶🔶🔶

1⃣ 次の問いに答えなさい。

 問1(1)~(3)の計算をしなさい。

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