【サラリーマン複業】をしないサラリーマンは、人生で損をする。
100m走でフライングをしてはいけませんが、仕事でのフライングは、大いにするべきです。
仕事でのフライングは、言い換えると”前倒し”。
普段の仕事のフライングでイメージしやすいのは、お客さんから言われる前に課題に対する解決方法を探しておくとか、半期に一回提出することが決まっている資料をできるところまで手をつけておくとか。
少し時間軸を延ばしたフライングで言えば、「自分の上の役職の仕事をしろ」というのもある意味フライングです。係長なら課長、課長なら部長のつもりで仕事をする的なことでしょうか。
ボクは、新人の頃の先輩方がとても面倒くさがりやでやさしい(?)環境だったので、とにかくいろんな無茶ブリな仕事が降ってきました。先輩方が大した指示もないくせに、ボクのアウトプットに対して文句ばかり言うんですね。
ただ、ここでよくよくその文句を聞いていると、いろんなことが見えてきたんです。会社が見ているポイントやどんな方向に進めたいのか、どういったことを求めているのか、さらには次にどんなことがしたいのかがおぼろげながら見えてきます。
さらに、新人の味噌っかすのボクは、本来はその仕事をする立場ではないわけですから、失敗しても当り前なわけです。しかし、面倒くさがり屋の先輩の手伝いという名目で、会社のいろいろな数字を見たり、全体を把握することができてきて、アウトプットの精度も上がり、どんどん仕事を任せてもらえるようになりました。さらには、先輩に言われる前に「あれやっておきました」、「これもやっておきました」と、フライングにフライングを重ねていくことで、先輩からの評価も上がった経験があります。
仕事では、フライングなくして、成長なし。
言われてからやる、その立場になったらやる、期限が近いからやる、といった感覚では、圧倒的な成果は生まれません。
フライングこそが、自分の仕事の質を上げる方法だと思います。
さらには、これからの時代、サラリーマンが複業をすること、個人が複数の事業を持つことは当たり前になります。
それならば、フライングをして複業化を進めた方が、人生おトクです。