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【無料】 | 韓国客船沈没・サルベージ(引き揚げ)をしない理由 | 【1,473文字】


まずは、今回の沈没事故でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。

このテキストでは、韓国客船をサルベージしない理由を勝手に考察してみました。もしかしたらどこかのテレビ局で既に放送等されているかもしれませんが、重複していたら申し訳ありません。また、私には文才の欠片もないため、読みにくい点が多々あるとは思いますが、何卒ご了承ください。

※お願い※ほとんどが推測ですので、軽く読み流す程度でお願いします。

◆韓国のサルベージ能力が低い?
 インターネットのニュースサイトを見ていますと、韓国のサルベージ技術やサルベージ船の能力が低いなどの記事を見かけました。本当にそうなのかは当事者にしかわからないので、私には確かめようのないことなのですが・・・、少なくとも日本のサルベージ能力は一流であることは確かです。従って、標題の件の通り、韓国のサルベージ能力に問題があるのならば、日本に依頼すれば済むわけです。しかも沈没船の位置は九州に近く、門司港には日本のサルベージ大手の日本サルベージ会社があります。以上の点から考えても、韓国のサルベージ能力の低さはサルベージをしない理由にはならないと思われます。

ま、沈没した当初は韓国政府のプライドが許さなくて、依頼しなかったのかもしれませんが・・・。しかし、こんなにも大事になった今では、プライドもクソもありません。しかも、油を流出しているとあれば、隣国だけの問題ではありませんし、早く事態の収拾を図っていただきたいものです。

◆残された家族の反対が原因なのでは?
 意外にも、家族が反対しているケースが考えられます。実はサルベージの開始には、残された家族の了承を得る必要があるのですが、反対している人が多いのではないかと推測されます。これを見て『え?早くサルベージした方が、それだけ助かる確率が上がるんじゃないの?』って思いませんでしたか?
確かに、一般的に水中の救出作業よりも、サルベージをして陸に揚げた方が作業効率は向上します。おそらく、その作業速度は雲泥の差でしょう。

では、なぜ反対するのか??

そこには残された家族の複雑な心情が関係しています。


◆家族の心情
 テレビニュース等で頻繁に、我が子の生存を願い信じて海岸で待っている残された家族の映像が頻繁に流れています。彼らが信じて止まない理由として、沈没した船内のわずかな空気層で我が子が生きているかもしれないからです。沈没船の中を誰も確認していないため、そう信じてやまないのでしょう。

・・・低体温症?酸欠??

残された家族は現実逃避中ですから、残念ながらそこまで考えていないと思います。また最悪の事態など考えたくもないのでしょう。


◆サルベージ中の船内
 では、こんなにも切迫詰まった状況にも関わらず、『早くサルベージしよう!』と、ならないのはなぜか?
そこにはサルベージ中の船内が大きく関係しています。

サルベージの方法として、以下の二つが考えられます。

1) クレーンで引き揚げる

2) 浮き袋を取り付けて引き揚げる

いずれの方法も、船内は大きく揺れます。しかも、沈没船の向きも変えなくてはならないため、わずかな空気層も無くなる可能性があります。わかりやすい例として、水の入ったペットボトルを縦から横に変えた場合に中の空気が移動する原理と一緒です。

こうなると大変です。
『もしかしたら、その揺れで我が子が死んでしまうかも・・・。』と、残された家族は当然考えるでしょう。

だから反対するわけです。

関係者の承諾なしでは、サルベージを行えませんので、今なおサルベージを行えずにいるのでしょう。

おわり。

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