すばらしい新世界 池澤夏樹 #読書会
今、すこし厚い文庫本を読んでいます。
話の内容としては、ネパールの無名地域に治水用途の風力発電機を設置するために現地へ行き、
そこで出会うボランティアの人や現地の人と交流していく話。
普通のフィクションの様にストーリーが進む中で
要所要所で著者のエッセイが盛り込まれていて
小説の構成も一風変わっていて面白いです。
今日読んでいて印象に残った一節を。
(読み終わった後に感想を書こうとしても感動も薄れるし、何しろ忘れる可能性大なもので)
「現実にさまざまな例外があるにしても、
人の中には目前の利のためでなく、
状況の要請に応じる形で働く意志がある。
人の精神にはそのための用意がたしかにある。」
他人から偽善と呼ばれたことがキッカケで
人助けやボランティアをする気持ちって
どこから湧いてくるんだろう?
と悩み苦しんだことがあったけど、
その答えはきっとこういうことなんかなと思ってます。
まぁまだニュアンスがわかっただけで
口伝できるような答えではないけども、
ちょっと書き留めて置きたくて日記にしました。
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