見出し画像

3pondSどう? vol.1「デザフェス」

10年前の今頃、デザフェスに初出店すべく、準備に明け暮れていた3pondS。
デザフェスに店長とオーナーはよく二人で訪れていて、自分たちも出せるぜ!と豪語していたのだが、いざ出すとなると何を売るのか、どういうものを作るのかなどなど課題はてんこ盛りだった。

結局のところは作ってみたかったものを作って売ろうという話になり、
手ぬぐいコレクターの店長は手ぬぐいと、何か布モノを、
文具マニアのオーナーは紙文具を、ということになった。

それぞれがいくらか出資して、その予算の中で賄うことにした。
儲け?そんなのいらないよね!でも儲かっちゃうかもね!みたいなノリだった。

。。。。バカでした。

多分、モノ作りをもっと気軽に思っていたし、自分たちはできると信じてやまなかった。確かに、カメラマンの店長とデザイナーのオーナー。職業名を聞けばクリエイティブな匂いをプンプンさせている・・・つもりだった。

しかしだね、

フタを開けてみれば、
染めるのが難しくて何度も失敗して数枚しか手ぬぐいができなかったり、
作った布モノがなんだかイマイチだったり、
家のプリンターで思うように作れなかったり、
自由に作っていいとなるとどうしていいのかわからなかったり・・・
それは悲惨な状況だった。

ただ、
うまくいかないだの、難しすぎるだの、大騒ぎしていたけれど、
ちょっと楽しくなっている自分たちがいたのも事実。

デザフェスは知り合いが来てくれたり、思わぬものが売れたり、ブースに来てくれた方とあれやこれや話したりで、悲惨な準備を忘れるほど、楽しかった。

終わってみれば、激しい赤字と数々の失敗を残したものの、
次はこうしようと、なぜか先を考えていたりもした。

多分、悲惨でばかばかしいクオリティのあのデザフェスから
楽しいというのと、次はこうしようとついつい先を考えていることが
今もなお変わっていないように思う。

だから10年も続いたのかなぁ。

いや、そうでもないぞ!の話はまた別の機会で〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?