オリーブ石油王のMMDが出来るまで【①作業工程と準備】

こんにちは、沙羅ちゃんもしくは、オリーブ石油王です。

今回の記事は、普段の製作工程についていくつか記事を分けてお話ししていこうと思っています。

この記事を書くにあたって、グーグルフォームにてアンケートをとらせていただきました。ご協力いただき本当にありがとうございました。

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アンケートをとった中で一番多かった項目がカメラ作成で少し意外でしたが、そういえばカメラの詳しい作成工程を載せてる記事って少ないように感じますね。(自分の検索方法が悪いだけと思います)

今回はおおまかな工程について。
次回にてカメラの記事を書かせていただきます。

さて目次。各項目についてざっくり。

○全体の流れ

まず画像にまとめたものが下記です。

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表情作成の順番とステージアクセサリ選びが逆になったりもしますが、大まかな流れはこのような感じ。

○準備、使用ツール

使用ツールは言わずもがなMikuMikuDance、AviUtlです。
現在進行形でAE勉強始めましたが全然です。がんばりたい。
結局今のところMMD動画の編集はAviUtlONLYです。
後はあの素材が欲しいな~っていう時にクリスタを使ったりします。

作業前の準備として、「あれやりたい!」と思ったらその時にやりましょう。いつかやるだと絶対やりません。本当にやりません。やる気と勢いで乗り切りましょう。

・他、メモやコンテを切る方もたくさんいらっしゃいますが、私の場合はほぼコンテなんて作らないので小さいメモ帳(出力フレーム数をメモる程度)があるといいです。
下記は久しぶりに複数人で動画を作ったため脳内でまとめきれずメモしたものと、一人でウワーと作ったときのメモです(右側が90%をしめます)

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和訳もありましたので、意味の分からないことを沢山メモしていますね。
なんだこれ。汚い。
何がしたかったのかあんまり覚えていないですが、当時は凄く助かる~って思っていたので多分メモると助かると思います(?)

○構成について

①まず初めに動画の喜怒哀楽を決める
②全体のベースになる色を1~2色決めておく
(編集中によく変わるので適当でいいです)
イメージカラーで決めてもいいし感じ取った雰囲気で決めてもいいです。
ただし原色はやめておきましょう。難しいし目が痛くなります。
③一人なのか複数なのかふんわり決める

「喜怒哀楽を決める」について、後から変わっても構いません。
哀をテーマに作ろうと思っていたが気づいたら怒になっていたなんてこともよくあります。喜怒哀楽で使う色やお借りする小物、つける表情も変わってくるので最初に決めておくとぶれ幅が少なくて作業効率があがります。
・喜であれば明るめの色を使う、哀であれば寒色系やくすんだ色を使うなど変わってきます。


※あくまで個人的な意見です。あとから固めていく方も多いので一例として見てください。

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こんな感じで背景画像を作っています。(サイズで適当加減がばれる)
作業中にこの色がいいなって作ることも多々あります。作業する度に増えていきます。


○カメラ作成

①モデルを召喚しトゥーンシェーダーをあてます
②座標軸を表示したまま、単色.pngを読み込みます
③照明とセルフ影を調整します
④一周流し込んでニコニコします。
⑤二周目で、ここすきポイントを見つけます(1周目で見つかったときはしません)
⑥頭から付ける
500Fくらいすすんだら確認を繰り返しカメラが完成。
※詳しくは別記事にて

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※③までの過程でこのようなイメージです。楽しい感じであれば明るい系の色がおすすめです。暗くはないけどしっとりした雰囲気であればくすみパステルがイメージを掴みやすい(個人差があります)

モデル:Tda式初音ミク・アペンド エフェクト:ミーフォ茜様

○アクセサリやステージ配置

構成段階で決めた喜怒哀楽を意識して置いていきます。
他にも二次創作、三次創作であればキャラのイメージに合うような小物をお借りします。トルソーや机類をお借りし倒します。
小物は置き方に困ったら倒したり傾けたりします。

トルソー倒していない動画→リリアのONE OFF MIND
トルソー倒した動画→四騎士 B.B.F.

○編集

①AviUtlにて歌詞テキストのベースを作る
②MMDから出力した動画と合わせる
③ベース歌詞テキストを置いたものを編集していく
※頭から作成しても途中から作成してもOKです。
とくに前奏が長い曲だとそこにクレジットを置くことがほとんどですので、ある程度作ってから前奏部分を編集したりします。

前奏から作っている動画→邪魔 
前奏を後から作った動画→HIZAMAる

◇思いつきでフレーバーテキストや辞書から引いてきた単語などを挿入したりします(二次創作に限る)

④最後までフルーム埋めたら出力して再生

※編集作業に入る前に下準備としてやっておくといい事が、カラーパレットの整備です。
いろんな場面で言っていることになりますが、AviUtlを使う場合、カラーパレットは最初に色を好みのものに変えましょう。

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色がバラバラですが気にしないでください。ここから色をとって少しづつ変えてを繰り返して動画の色数を出来る限り減らします。

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他はこのような感じでパレットを作っています。
色見本長などをお持ちの方はそこから気に入った色を作るのが一番早いです。お持ちでない方は検索すればいい感じに色見本があるサイトもありますので調べてみてください。
(私は色見本帳を見るのが好きなので本から参考にしています)
また、真っ黒、真っ白はパレット内から省いています。上記パレットも完全な黒白ではありません。
この部分については編集の記事を書くときに触れたいと思います。

○投稿前にやること、その他

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私は投稿後にミスを見つけることが非常に多いです。気を付けているつもりでも減らないので「発生してしまうリスクをいかに低減できるか」を念頭にチェック項目を日々増やしています。減らしたい。

ちなみに最近主に気を付けて確認しているのは以下の項目

・クレジット記載漏れ
【発生原因】:編集前にメモするが、途中から増やしたり減らしたりしたためメモが古い→クレジットは最初と最後に2回調べる。出力後、お借りした方のお名前を確認しながら何を借りたか一致させる。

・動画内文字の表記間違い
 【発生原因】:思い込み。完成直後はハイになってて気づかない。→文字だけ確認する工程を動画完成後の翌日に行う。

・ロゴの入れ忘れ
【発生原因】:無くても問題ないため忘れる(入れようと思ったのに~と後悔はする)→編集に本腰を入れる前に置く。

・音ズレ
【発生原因】:完全に思い込み、MMD上で合わせたものの、編集段階で音ファイルがなにかしらでずれたりしてしまったもの。→出力後にモーション配布元様の音源と合っているか確認だけでなく、投稿前にも音ズレ確認を翌日に行う(ハイになっているので)音声レイヤーは固定。

実際に発生してしまったミスです。どうしてこんなに多いのか……。不思議です。悲しい。恥ずかしい。

という風に上記に書いたような流れで動画は出来ています。
他の方の作業工程がめちゃくちゃ気になりますね。

大まかに書きましたが非常に分かりにくくて申し訳ないです。

今回頂いた質問としまして、便利なツールについて、作業の様子やメイキング動画が見たい、歌詞入れの際にどうやってテキストファイルを分割しているのか、シーンをどのように使っているのか、カメラの視野角、補間曲線についてなど頂きました。ありがとうございます!
こちらについても記事を分けてまとめる予定です。

また推奨環境についてですが、一概には言えませんが
『【MMD刀剣乱舞】膝丸 KILLER B【MMDカメラ配布あり】1080p対応』
については以前のPCで作成していたものです。
お金を出せる限り出したほうが絶対に快適ですが、買い替え前のPCはスペックなんぞ気にせず買っています。

上記の動画はグラボはインテルの最低ラインのもの、RAMは8(それでもデスクトップではありましたが)CPUはi7でしたが下の方に位置づけされるもの(覚えていないです)でした。

周囲では家電量販店のノートPCで作成されている方も多かったですし、私が憧れていた方もノートでした。
低いスペックだからいいものは作れないということはありませんので、今お持ちのPCでどこまで出来るのか、これが出来ないのであればどう代用するか、別の方向性は無いのか探してみるのも視野が広がっていいと思います。

私の動画もエフェクトが盛れない→編集でなんとかできないかな
という流れで今のスタイルになっています。

最近の動画ではガンガンエフェクトを盛っている動画が沢山ですし、私もあんな風に動画作りたい~~!と思うことが多々。
同じようなものを作成したいのであればお値段のいいPCを選ぶのをお勧めします。
エフェクトを盛りたいのであればグラフィックボードはネットゲームができるくらい良いものだと嬉しいです。
また出力の際にCPUを良いものにしたらエンコード速度が格段に速くなりました。それだけでストレスが軽減されます。

回答になっているか怪しいのでもし詳しく聞きたいことがあればこの辺に投げ入れてもらえるとツイッターにて回答致しますのでお気軽にどうぞ。
匿名ツール

カメラ作成の記事は現在進行形で作成中です。
また次回よければお付き合い下さい

お読みいただきありがとうございました。