子どもを叱るときは、性質ではなく行為を指摘するよう細心の注意を払う。
褒める子育で全盛の昨今ですが、状況によっては子ども叱る必要も出てきます。
このとき、叱るきっかけとなった行為・事柄から逸脱して、子どもの性質を指摘することの無いよう注意しています。
例えば、以下のような事柄があったとします。
ウソをついた。
これに対し、性質に言及するのは以下です。
ウソつき
つまり、「ウソついたでしょ!」と言うべきところを「ウソつき!」と言わないようにしています。
なぜなら、「一事が万事」のような叱り方はそもそも不当ですし、また、それが自己実現的な予言となる懸念があるからです。(「自分はウソつきなのだから、いくらウソをついても構わない」と考えるかもしれない)
「根本的な帰属の誤り」というバイアスは有名ですが、人は他人の失敗はその性質に帰属させがちです。ましてや自分の子どもともなると、その性質をよくわかっていると過信しても不思議ではありません。
だからこそ細心の注意を払っています。
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