なぜ現場オタクになったのか?~アニソンシンガーに感じた可能性の正体を探して~
すりーけーと申します。初投稿です。恐らく最初で最後の投稿です。
今から、アニソンシンガー鈴木このみさん(以下、このみん)に対する主観をつらつらと書いていきます。
ちょうどデビュー10周年が終わるのでキリがいいかなと思ったので。
実は、こうやって定期的に今の自分の気持ちを忘れないための備忘録として文章化していますが、ありがたいことに(?)その内容を見てみたいとお声かけされるケースが多くあります。
なので、ブログで書いてみようと思い、実行に移しました。
初の試みゆえ、多々読みづらい箇所があると思いますが、ご容赦ください。ちなみに7,000字以上あるそうです笑
初めて私を知る方もいると思いますが、上記のとおり自分向けの備忘録が主目的なので、私の説明は簡単にこのみんとの出会いと現場オタクとしての実績だけ。
◆このみんとの出会い
彼女の名前自体は、第5回全日本アニソングランプリの頃から知ってはいましたが、このみんを歌を初めて聞いたのはAnimelo Summer Live 2012 -INFINITY-です。
500lvの後ろで聞いていましたが、文字通り脳天に稲妻が走りました。と同時に、訳の分からない『可能性』を感じました。
その『可能性』を確かめたくて、現場オタクになっていたこの10年間。
なお、当時は水樹奈々さんと麻生夏子さんのオタクでした(推し変とかではなく自然と主現場が変わっていました)
◆現場オタクの実績
イベンターノートでは、2023年4月23日時点でイベント参加数295回だそうです。年平均約30回/月平均約2.5回はさすがに自分が一番驚いています…
鈴木このみとは?
簡潔にまとめると、こんな感じでしょうか?(間違えてたらごめんなさい)
生年月日:1996年11月5日(26歳)
デビュー:2012年4月25日
レーベル:KADOKAWA/メディアファクトリー|MAGES./5pb.Records
現事務所:株式会社115
↑代表取締役社長兼任楽曲数:約110曲
→おおまかな記載で申し訳ございません…Ver.違い抜き、未音源曲含む…アニメタイアップ曲数:32曲(ユニット、コラボ含む)※2023年4月時点
→1年平均で3曲以上リリース計算。アニメは年間4回(季節ごと)クールのため、毎クール何かしらアニメタイアップに携わって事がわかります参加ユニット:
・AG7【2014~】
・She is Legend【2022~】
→ヘブンバーンズレッドのゲーム内ユニット:朝倉可憐役声優:
・TVアニメ:LOST SONG(リン役)
→キャラクターソング有公式HP:
Wikipedia:
アニソンシンガーとは?
ここからお話したいと思います。
前提として、ここで指すアニソンシンガーはアニソンを歌うアーティストの中で【メインに声優活動をせずアニメ歌唱を基本としている】アーティストとします。
でないと幅が広すぎて話しにくいので。ここでは、単純に3パターンに区分して考えています。
※女性アーティストに限定して記載します
※アニメタイアップの割合で判断しています
※細かいツッコミはなしでお願いします
①自分で作詞・作曲するアーティスト
例)奥井雅美、栗林みな実、ZAQ、ChouCho、nano.RIPE、GARNiDELiAなど
②自分で作詞するアーティスト
例)LiSA、TRUE、藍井エイル、黒崎真音、佐咲紗花、亜咲花、ASCA、ナノなど
③自分で作詞・作曲しないアーティスト
例)鈴木このみ、May’n、ClariS、安月名莉子、YURiKA、ReoNa、halcaなど
そうです。このみんのアニメタイアップは基本的に、自分で作詞・作曲した楽曲ではありません。
例外として、14枚目シングル「歌えばそこに君がいるから」のみ、作詞を畑亜貴さんと共同で行っています。
では、主観をつらつらと書いていきます。
鈴木このみの魅力
なぜ私がこのみんを興味をもったのか。
このみんの魅力については以下のとおりです。
純粋な歌唱力
よく「力強い」「声量がすごい」「勢いがある」と表現されている、それです。
私は音楽に精通しているわけではありませんので、理由については上手に説明できません。
しかし、聞いた誰もが抱く感想ということは間違いないので、生まれ持ったものと、幼少期から続けているボイストレーニングが結んだ結果なのではないでしょうか?
ただし、この点は他のアニソンシンガーもすごいと思います。TRUEさんとかLiSAさんとか…
余談ですが、2016年から2020年まで喉が本調子ではなく、2020年12月に声帯結節の手術をしています。
ファンだけでなくバンドメンバーにも、4年間バレないように歌ってきたのは間違いなく歌唱力の高さがあったからでしょう。
もちろん、私も気づきませんでした。マジですごいと思ってます…
ただ「鈴木このみはこんなものじゃないよ」が私の口癖になっていたのがちょうどこの時期やったので、違和感には無意識に勘づいてたらしいです。
結果論ですが...以下記事は手術前後のものです。
幅広い表現力
このみんの歌手デビューは15歳(高校一年生)です。
他のアーティストと遜色ないことが単純にすごいんですけど、アニソンを歌う数を重ねるたびに、自分で作詞・作曲しない特徴が大きく影響しているのかな?と感じています。
32曲アニメタイアップに携わった中で、約7割が初めましてのクリエーターより提供された楽曲となります。
作り手が異なる分、楽曲の色が同じ人よりバラバラになりやすいと思っています。
アニソンシンガー飽和時代と呼ばれた2010年代で【アニメタイアップ】に限定した話ですが、【最も異なるクリエーターに楽曲提供されてアニソンシンガー】だと思います、実際は知らんけど。この環境こそ、この表現力を育てた最大の要因だと私は推察しています。
余談ですが、このみんの楽曲提供に最も最も関わりがあるのは、作詞は“東京の母”こと畑亜貴さん、そして、作曲は白戸佑輔さんです。
また、数多くアニメタイアップを歌ってきましたが、ほとんどが異能力バトルもの(文庫系・オリジナルアニメ・ソシャゲ系)です。
他には、デビューしたての頃に、青春系の【さくら荘のペットな彼女】とギャグ系の【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い】を歌った経験は大きいのではと今では感じています。
直近では、(満を持して?)恋愛系の【恋愛フロップス】も歌ってます。
アニメ50%本人50%で歌う姿勢
自分で作詞や作曲した楽曲の方が、より自分も気持ちを込めやすく、メロディー的にも歌いやすいと考えています。
でも、このみんは自分で楽曲を作ったのでは?と思えるほどのこのみんとの親和性を毎回持っていたことがポイントです。
これは、2ndシングル「DAYS of DASH」から感じてました。(1stシングル「CHOIR JAIL」はデビューという意味も含めた挑戦の曲と捉えてますので別物としてカウント)
それはなぜか?このみんレポの記事(うち1つはクリエーター視点)を載せていますが、このブログを読み切ってもなおこのみんに興味がある方は、ぜひご一読してみてください。
どの記事にも本人50%アニメ50%と書かれています。
振り返ると、この歌い方からくる感性的な意味合いのものが非常に良くて、好きで、私の中でただ歌唱力・表現力が高い人ではない!自分と相性がむちゃくちゃ良いアーティストなんや!と気づきました。2016年の時です。
このみんと出会った時から思っていた『アニサマ2012で感じた可能性』の答えがこれでした。ここでいう『可能性』とは、飽き性の私がこのみんが歌う楽曲を好きになる可能性、という意味です。
もう一方で、このみんがどんどん成長・進化する可能性については、二つ名が【進化するアニソンシンガー】であることより説明は省略します。
イベント参加数見ていただければご理解いただけるかもですが、一時は毎週のようにライブパフォーマンスを見て聞いていたので、そういう意味では、進化度合いは他の方より気づきが鈍いと思ってます。
周りのライブ友達から「このみんすごいよな!」と言われても「え?まだまだやと思うけどな〜」と、温度差をいつも感じてましたことも多々ありました。
重ねる歌い方から重なる歌い方へ
今まではアニメの主人公の心情に自分の気持ちを重ねて歌ってきた初期のこのみん。そんなこのみんが、重ねるではなく重なるという表現を初めて使ったのが、2021年でした。
大人になり、いろんなことを経験し、自然とキャラクターの心情に寄り添えるようになったことが私は嬉しかったことを昨日のことのように覚えています。
ちなみに、私がそう感じ始めたのは「Blow out」の頃だったと記憶しています。なんだか気持ちの込め方が変わったな?と思いました。
丁度、このみんの20歳の頃なので、改めて書きますが、本当に嬉しかったです。
突然ですが、好きなアニソンシンガーはいますか?
いるとお答えされた方は、【歌手】として好きですか?それとも【アニソンシンガー】として好きですか?
よく飲み会でこの話をするのですが、多くの人が【歌手】として好きとお話してくれます。
好きの形なんて人それぞれで、どちらがいいとかそういう話ではないのですが、このポイントが僕が他の人と違うな〜と感じる大事なポイントです。
【アニソンシンガー】として好きな私は、物語(アニメ・ゲーム)ありきで楽曲を聞きます。
なので、アニメタイアップの感想は、いつも最終回が終わってから考察するようにしてます。
もちろん、純粋な楽曲(アニメ要素抜き)でも考察しますし、物語の途中で「え、この歌詞ってこのことを歌ってるんか!?」のような考察も好きです。
そのためには、どれだけ面白なくても、アニメを最初から最後まで見なければなりません。たまに苦行です。でも、この感覚が好きでたまりません。
余談ですが、今も定期的にこのみんが主題歌を歌ったアニメを見返すようにしています(笑)
でも!楽曲の解釈に新発見があったりして楽しいです。時間はとてつもなく使いますが...ちなみに、アニメ50%本人50%と本人の口から言わなくなったのは2018年くらいからでしょうか...
また、ノンタイアップ曲は、本人100%となります。物語性を感じられる楽曲も、やはり存在します。
このみんがお母さんを思って作詞した「Weak and Brave」や、18歳で地元の大阪から上京し東京で暮らすことを決意した気持ちを歌った「I to I」など。
ぜひ背景を知った上で聞いてもらいたいです。
また、森高千里さんの「私がオバさんになっても」や、TVアニメ這いよれ!ニャル子さん主題歌の「太陽曰く燃えよカオス」など多くのカバー曲もあります。
アニメ100%本人100%の楽曲
アニメ50%本人50%じゃなくて、アニメ100%本人100%と感じた楽曲が1つだけあります!【歌えばそこに君がいるから】という楽曲です。
テレビアニメLOST SONGで、初声優にて初主演、相方はあの田村ゆかりさん!アニメは2018年放送で、現在もNETFLIXで配信しています。(ぜひ見てみてください…!)
声優ではないこのみんが1年レッスンを受け、リンという少女の役を演じています。
そして、冒頭でも記載したとおり、この楽曲は鈴木このみさんが畑亜貴さんと共同という形ではありますが、作詞にも携わっています。
タイトルの「歌えばそこに君がいるから」のとおり、このみん視点では応援してくれる方や支えてくれる方に向けた想いを、リン視点ではどうしても想いを伝えたい人のために(若干のネタバレご容赦ください)、ともに100%以上の想いをもった楽曲だと感じており、「アニソンといえば?」と質問があったら必ず回答します。
そんな私にとっても大切な楽曲です。こちらの楽曲に関する記事も載せていますので、ぜひご一読いただければ。
鈴木このみと私
私と楽曲の親和性
私が興味を持ち続けた理由の一つに、自分自身とも楽曲との親和性がありました。
ファンとして誰よりも応援したい!というタイミングでリリースされた「This game」。
熱が冷めてしまったタイミングでリリースされた「Redo」。
その状況から大好きは道しるべと教えてくれた「Love is MY RAIL」。
そもそも自分はファンなのか?って自問自答してたタイミングでリリースされた、このみん初作詞作曲の「夢へ繋ぐ今」。
本当にタイミングに恵まれ続けていました。神様がいるとしたら、本当にこの縁を結び続けてくれたことに感謝してもしたりないです。
私の感じた可能性の正体
結論ですが、初めてパフォーマンスを見たときに感じた『可能性』の正体は2つありました。
①彼女自身への期待という『可能性』
②飽き性の私が好きになる『可能性』が高かったこと
まさかダブルミーニングだと、こうやって文章にしないと分かりませんでした。
自分で作詞作曲していない楽曲を、本人50%アニメ50%の向き合い方を続けることによって、歌唱表現力をより磨いていること。それが彼女の代名詞でもたる進化なんだと。
さらに、アニソンを定期的にリリース・ライブし続けてくれた環境があったことで成長速度が著しく早かったとも思っています。
あくまで私はそう思ったので、他のこのまにあ(鈴木このみファン総称)の方にも、興味を持った/持ち続けている理由を聞いてみたいですね。
私のこのみんに抱いている夢
2つあります。
①武道館でワンマンライブを開催してもらうこと
こちらは本人からもそのように発言をたびたびしており、このまにあ一同心から願っている夢(目標)だと思っています。
10周年イヤーはもうすぐ終わるけど、絶対に行こうね!武道館!(夢は大きな声で言わないといけないって教わりました)
②アリーナライブで会場をオレンジ一色の景色にそめること
アニソンライブの楽しみ方で、アーティストや楽曲にあった色をペンライト等で光らせるという手法があります。
その中でごくたまに、楽曲の途中から光の色を変えて、歌詞やMVの雰囲気に合わせるといったものが存在します。例えば、μ'sの「snow halation」が代表的でしょうか。
このみんも1曲、最初は青色(本人も推奨)で、Dメロ(落ちサビ)からオレンジに色を変える楽曲があります。
それが「Love is MY RAIL」です。なぜこのように色を変えるようになったかというと、MVとアニメで夕焼けのシーンがあったからです。
この楽曲をアリーナ規模で歌ったのは、Animelo Summer Live2016-刻-の1回となります。
この時、発売日から1ヶ月もなかったのですが、この色企画を知り、オレンジの景色!とまでは言わないものの、少なくとも1割(それでも約3,000人)がDメロでオレンジ色に染まっていました。
私は500lvから見てたのですが、その時に感じた悔しい思いを一日たりとも忘れたことはありません。このみんからもこのオレンジ色については、ブログでコメントしてくれていました(ありがたい限りです)
このライブの日から、私にとってオレンジの世界を作ることは、絶対に叶えたい私の夢の一つです。
その際は皆様にご尽力をお願いすると思いますので、ご協力頂けますと本当にうれしいです。
最後に
約7,000字の長文に目を通していただきありがとうございました。まさかこんな長文になるなんて書き始めた頃は思ってなかったです。自分のために書いた文章ですが、何かのきっかけになったら幸いです。本当に。
このみんに興味を持ってくれた人がいれば、ぜひ楽曲を聞いてみて、それでもいいと思えばライブに行ってみてください。
おわり
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