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親の器

子どもを産む前、児童福祉施設で保育士として働いていた時期がある。

色々な事情で親と一緒に暮らせない子どもたちと

日々の生活を共にした。

まだ子どもを産む前で、親の気持ちも知らない

無知な私だったから、施設に子どもを預ける親を酷い人だと思っていた。

あれから10数年経った今、かなり違う思いでいる。

無知だった私も、子どもを産み

親になることの大変さと喜びも人並みに体験した。

あの時出会ったお母さんたちは

どんな思いで我が子を預けただろうか。

とても勇気がいることだったと思う。

弱くても、できないことがあっても

それは親の愛には全く影響のないこと。

私はまだまだ弱いところ、できないところを認めることが不得意だけど、ちょっとずつでも認めていきたい。

認めたくない自分の要素を認めることも

親の器を広げることに繋がると思うから。




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