恥ずかしいことだと思っていた過去
高校生になってから、学費以外の必要な経費は
アルバイトで賄いなさいと言われてきた。
未熟な私は、本当に親を恨んだ。
親が稼がないからだとか、心の中で散々罵って
うちは貧乏だと勝手に決めつけ恥ずかしいことと思っていた。
ほしいものを何でも与えてくれる友人の親御さんを羨ましく思った。
社会人になり、家にお金を入れること、姉妹の学費を半分肩代わりすることにものすごい抵抗して
でも嫌だとは拒否できず渋々払った。
自分は散々親のスネをかじって無駄にしてきたというのに。
私の稼ぎを奪われるって思ってた。
自分の稼ぎは全部自分のものだって。
ほんとジャイアンみたい。
子どもが生まれ、自分の子ども心を見つめるために心理学を学び
その恨みが自分の幼さから来るものだとわかって
逆に親を散々見下した自分を恥ずかしいと思った。
私に生活費を入れなさい。姉妹の学費を半分出しなさい。というのは
親の稼ぎが悪いからでも何でもなく
正しい躾だったから。
未来の私からの言葉であったんだと思う。
だからこそ喜んで全て払うべきでした。
親が私にかけてくれた時間や労力やお金は
人生のどこかで必ず精算しなければいけない時が来る。
その時に、借金(人の時間や労力やお金を奪う)
ではなく貯金(実力能力できること)を増やして
おくことが大事なんだと
親は知っていたのです。
ここに気づいてから、子育てに対する気持ちもかなり変化しました。
世話を焼き過ぎることは決して子どものためにはならないのだと。
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