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これだけは知っておきたい「税金」のしくみとルール

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*私が読んだ本は、改訂新版4版であり、2年前の税法をもとに作成された本を読んだため、写真は2年前の状態だが、当リンク・下部リンクは最新版を反映(2020年12月現在)

個人的評価

読むべき度 ★★★★★
難易度   ★★★★☆

個人的おすすめ度 ★★★★☆

 税金の基本的なことが網羅されているもの。教科書というには少し要約されすぎかとも思うが、日本の大枠の税金の知識の基礎はこの本を読めば掴めると思った。私は、公認会計士の資格取得の勉強をしていたため、法人税法や所得税法、消費税法については勉強していた。税金は、知識があればあるほど節税などができると考えているため、より詳しく知りたくなる。ただ、全く税金(税法)について知らない状態で読むには少し難しいと思う。

ちょうざっくり概要

 我々はなぜ税金を納めているのか? そんな問いをされたら、答えに困るかもしれない。まず、税金の仕組みについて説明されており、その後日常生活において我々がよく耳にする税金を網羅的に説明されている。

著者:梅田泰宏
発行所:フォレスト出版株式会社
2018年5月3日
*現在は改訂新版6版が発売中

感想

 税金のルールは毎年毎年改正されている。前述の通り、私が読んだのは2年前に購入した本であるため、2年前当時の税法をもとに本が作成されていた。2年前と現在(2020年12月)で大きく異なった法は、全てを把握していないが、個人的に一番大きいのは消費税が8%から10%(+軽減税率の適用)となったことかと思う。
 しかし、基本的な枠組み(例:消費税は間接税、所得税法の所得の各種所得)はあまり変化せず、具体的な税率(例:法人税率や消費税率)の変化といった細かな変更が毎年行われているため、基本的な税法の枠組みを理解するには、この本で十分だと思った。

 前述の通り、私は公認会計士の資格を取得するために勉強をしていたため、租税法という科目がある公認会計士試験において租税法の範囲である法人税法・所得税法・消費税法については基礎知識は有している(つもり)。その上で、この本を読んだがまあまあ難しい買った。<入門編>と書かれているが、私には入門にしては難しいと思った。ただそれと同時に、この程度の知識は必要だとも思った。

 この中で、私は勉強していなかった相続税・贈与税が気になった。相続税や贈与税はとても税率が高いイメージだった。まあ、その通りだったのだが、自分がイメージしていた税率よりは低いとも感じた。贈与税は基礎控除が毎年110万円あると書かれていたため、(*現在の法律でも110万円(2020.12月現在))極端な話毎年110万円贈与していけば、贈与税はかからなのだと思って、将来節税対策を一つできるのではないかと思った。

 税金は、たくさんの法律があったりするが、その法制度をすこしでも知っていると節税することができる可能性が高まる。所得税で言えば、住宅ローン控除や医療費控除、最近の話題でいえばふるさと納税による寄付金控除。これらは知っているか知らないかで納付する税額が異なってくる場合がある。そのため、基礎知識だけでも自分たちに直接関わる税金のルールは知りるべきだと思うし、これを読んでいる方々も是非とも知った方がいいと思うため私はこの本をおすすめしたい。

最後に

 過去2冊は prime reading から読んだが、この本は大学1年生の時に買って、読んだ本を改めて読み直した。高所得者は必ず確定申告をしなければならないし、税金は社会人になって我々を悩ませる問題の一つだと思っている。そのため、違法ではなく合法的に納める税金の額を抑えられるように、税金の勉強もこれからしていきたい。



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