明日、今日よりちょっと面白くなる方法【エピソードトーク編】

好きな子が「面白い人が好き!」と言っていたから必死にお笑いの勉強をしたら
ただのよく喋る弱者男性になってしまいました、3号艇転覆と申します

皆さん、面白いエピソード持ってますか?
普通に生活していれば大体は学生の時に1つや2つぐらい拾えるものですね
え?無い?
無い人はそろそろ街をぶらつきましょう。
コロナ禍も明けましたよ


さて、このnoteは面白さを努力と勉強で後学的に獲得した男の思考開示noteになります
先天的に面白い人もいるのですが、人間そう上手くはいかないのでロジカルに笑いを取りに行きましょう
魂天noteよろしく、何か実績を残してから書くべきですが、M1組んでくれる相方がいないので書きます

一つお断りを入れておくと、これは実際のコミュニケーションでの場を想定しています
飲み会とか雑談とかですね
その点だけご了承ください


そもそもトークでウケるとはどういうことなのでしょうか

言語化すると
面白エピソードでウケるというのは
「自分が体験した面白い体験」という感覚情報を
自分の言葉を通じて相手にも共有し
自分と同じポイントを面白いと感じてもらう
です
文字にするとそりゃそうだって感じですが自分が見たものや脳内のイメージを言語を用いて相手に共有するのはかなり大変です
例えば自分の住んでいる家の間取り
よく通っている雀荘
最寄駅の構造や周辺地図など
言葉だけで相手に完璧に伝える事が出来ますか?
結構難しいと思います
ちなみに僕は出来ません

なんかおもしろエピソードを話して滑った時、多くの人はエピソードが悪いと考えがちですが実際は「伝え方が悪くイメージが共有しきれていない」か「相手の笑いのツボが自分と合わない」ことが大半だと思います、だから自信持ってください


さてここから実践的な話に入っていきます

個人的に思う重要な要素が
⑴話す雰囲気
⑵トークのテクニック
⑶オチの付け方

です、それぞれ解説していきます

⑴話す雰囲気


大きく二つ重要な事があります、それぞれ解説していきます


①話を聞いてくれるムードを作る

解説します
こんな経験ありませんか?
自分が話している時に会話のトピックが移り変わる
周りがガヤガヤしていて「え?」と聞き返される
他の事に夢中で話を聞いていない人がいる
話終わった後「ん?」みたいな顔をしている

飲み会とかだとある程度は仕方ないですが、こういった状況ではウケるもんもウケません
「お!なんかこいつ話し出すぞ!」っていう準備を相手にさせるのが大事です

具体的に僕が意識しているのは
「あの〜」「こないだあった話なんですけど」「それで言うと〜」など今から自分が話すアピールをする
身振り手振りを交える
ちょっと声量を大きくする

辺りです
たまにいる全然話の内容は面白くないのになんか人気あるな〜って人はココが上手いです

②話してる時に笑わない

二つ目ですが、これ結構やる人多いです
「いやwwこないだwwなんかwwアヒャw」みたいに話されると気が散りますし無駄にハードルが上がって滑る可能性が高くなります
オチのところでちょっと笑うのは「ここが笑いどころです!」というアピールになっていいんですが開幕から笑っちゃうと伝えたい事1/3も伝わりません

⑵トークのテクニック



これ一番難しいと思うかもしれませんが、簡単です
しかも一つだけ
会話文を多くする
これです、マジでこれだけです
ただ、一つ注意なのが会話文といっても人と人との会話だけではないです。独り言や自分が考えている事、感じた事も全て会話文で伝えます

例を挙げます

さっきセブン行ったらおじさんが怒ってて店員さんが謝ってて、聞いたらファミチキ頼んでたみたいで。セブンだからないんだけどさ

5秒で考えた嘘エピソードですが、(中身はおいといて)まあ面白くないですね
あぁ、そうですかってなっちゃいます
この話の面白いところは
「セブン」と「ファミチキ」
「必死なおじさん」と「間違いに気づいている冷静な自分」
という2つの対比ですね、ここを強調する感じで話していくと面白くなります

では最初の話すムード作りと会話文を多くするテクニックを使って話してみます

ねぇ、聞いてよ
さっき腹減ったしコンビニ行くか〜って行ったのよ
そしたら店員さんがすみませんすみません!って謝ってて
客のおじさんもなんなんだ!!みたいに怒ってたのよ
えっ、なんかあったのかな〜気になるな〜
って思って聞いてみたら
だからファミチキ1つだって!!って言ったんよね
いや、ここファミマじゃなくてセブンだから!

※黒字が会話文です

どうでしょう?まあまあ聞ける話になったんじゃないでしょうか?
会話文を多く挟む効果としてリアルタイム性が増す、というのがあります
話者からすると話の起承転結は既知情報であるので、早く面白い「結」を伝えたい気持ちが先行します
しかしながら聞き手は起承転結の「起」から未知の話なのです
そこで会話文、特に自分の思考を話し言葉で混ぜていくことで、擬似的に話者と同じ時間を共有するわけですね

余談ですがこのテクニック、怪談の稲川淳二さんも使ってますね。怖いな〜怖いな〜って…みたいな


⑶オチの付け方


最後はオチの付け方です
起承転結の結ですね
ここはかなり難しいです、エピソード自体にオチがあるならいいのですが世の中そうも上手く行きません
僕もあんまり正解が分かってないのですが僕がよく使ってるオチの付け方を3つ紹介します
①会話に戻る
〜だったんですよ!ヤバくないですか!?
みたいな感じで「もう私のボールじゃないですよ」って感じで会話の主導権を場に委ねます
そこから関連した話が始まったりするので個人的にオススメです、素人がゴリゴリのトーク披露してもアレですしね
②セルフツッコミで終わる
これもまあまあオススメです、「あっ終わったんだな」と周りも思うことができますし
千原ジュニアさんとか小籔さんはこのスタイルでトークを終わらせますね
勢いもあって追い笑いにも繋がるのでオススメです
③すっとぼける、大嘘をつく
自分はこれが好きなのですがハイリスクハイリターンです
面白いことを言うキャラだったり場の主導権を握ってないとかなり厳しいです
試しにさっきの例の「ファミマじゃなくてセブン」のところを変えます
・すっとぼけ
そんなおじさんがいたらマジで怖くない?
・大嘘
いやここセブンだから!と思って看板見たら成城石井だったわ
面白いかは置いといて自分はこんな感じで話します
ただ、漫画の夢オチみたいにちょっとシラ〜ッ感が出るので用法要領は正しく守ってくださいね

ちょっと違いますが相席スタートの山添さんの風水のボケはこれに近いですね
これぐらい場の主導権を握ってるとすっとぼけた際にめちゃくちゃウケます
面白いのでぜひ見てください

https://m.youtube.com/watch?v=JlBEBlXmkYs

このnoteが誰かの役に立てば幸いです
ウケた話があったらぜひ教えてくださいね

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