フラッシュボードでのプレイライン(SB/BTN)

知り合いが「Aフラッシュのプレイラインはどれぐらいだろう?」と言っていたので、確認しようと思った案件。

そのままではなく、ボードを多少変更して追っていきます。

画像1

知り合いはOOPのKJoの方。

一応、近いアクションで辿ってみると…

画像2

画像3

画像4

画像5

プレイラインから大きく外れてしまっているみたい。

A6sのナッツフラッシュが出てきて全部持っていかれました。

ちなみに俺が持っているプリフロ表にBTNでA6sコールはありませんでしたけど。

では、実際にフロップへ戻り見ていきたいと思います。

フロップ

画像6

レイザーであってもほとんどベットできない。

完成形でも打たない。

個人的にはオーバーポケットで70%打つと思ったけどそうでもないのかな。

一応は、ベット比率がポケットとストレートが広い。

画像9

エクイティはOOPが上回っているけれども

画像10

EVはIPの方が上。

まあプレイしずらいボードだからね~。


33%ベットをちょびっと見てみると

画像7

だいたい降りないしレイズも返ってくる。

バックドアがあればQ9sでさえコールするよ~。


セットもレイズしないのね。

俺はドローが大嫌いだからきっとレイズする。

アンノウンだったらミニマムレイズとかしちゃう。

もしくは1BBベットされてポットの半分ぐらいでレイズする。


まあ、IPだからかな。OOPならレイズよりでしょう。

参考にならないので、チェックしたと仮定しましょう。

画像8

とりあえずボードがボードなので33%ベット。

フラドロ多めのベットかな。

特に変わったことがない模様。

OOPなのでセットはレイズ多め。

画像12

このチェックレイズは実戦で良くありそう。

完成形、セット、オーバーポケットなどなど。

フラドロのレイズはA以外が多め。

Aハイフラドロはエクイティを実現させたいから?

ハートのバックドアフラッシュドローは、Kまではギリコール。

Q以下フォールド。

ダイヤやハート持ちのAoはレイズしているね。

画像12

勢いでオールインしてしまうことも多そうだから、今回は少し深堀りしてみていく。

IPベットからのレイズに対しては

オールイン:ストレート(d以外)、As(ガットのみ)、Ksの一部、55一部

フォールド:ダイヤをブロックしていないAハイ、フラドロナシの2オーバー


完成形56sでもレイズはしません。

コール止まり。

コール止まりは多め。


ここで1つ気になったハンドがこいつ

画像13

どの色にも関わらず、コール。

上ガットがあるからコール?と思いきや、67s、68sが全てコールするわけでもない。

エクイティ的にも、フラドロなしは67sや68sとほとんど変わらなかったりする。


ATs、A5s等と同様に、特別な動きをするハンドなのかもしれない。

このボードでのレイズ以後のアクションは、かなりややこしい。

OPPのレイズに対してコールをすると

画像14

当然、OPPは引き続き攻めてくる。

画像15

ストレートが完成・伸びてしまうカードやダイヤのフラッシュが完成しない限りOPPは強気に打てる。

打たないハンドの選別がめっちゃムズイ。

チェックがAハイ、Kハイの一部。

エクイティ、EVを見ていても傾向が全く分からない。


←ここ、あとで見直して考える


10分睨んで分からなかったので飛ばします。

レイズからターン70%ベットの場合

画像16

IPはセットの一部、ヒットフラドロがオールイン。

ハイポケやヒットオープンエンドもちょこちょこ。

さすがに単なるハイカードはフォールド。

フラドロであってもQハイがコールギリギリらしい。


というかこのボードややこしすぎ!

分岐多すぎ!!

3ベットポットなのにまだリバーがある。

頭で処理しきれないので、リバーは見ません。


レイズからターン50%ベットの場合

画像17

70%ベットのパターンとあまり変わったところは見えず。

98sのヒットフラドロがオールインからチェックになり、フラドロ系の一部のレイズ率が下がる。

唯一違うのが、現在ナッツである56sのレイズ率が上がったところ。


チェックベットコールのターン

珍しくレイザーが後手。チェック後に

画像18

割と広めにベット。

俺はいつでもIPでありたい。

ポケット系はだいたいベットだけれども、99がチェック寄り。

99~JJあたりが一番アクションに困りそう。

オーバーポケット、8セット、フラドロなんかで飛んでくる可能性がある。


IPなので上ストレートはしっかり打っていきますよ~。



50%ベットと70%ベットの割合もハンドごとにそこまで差はないし、ターンは70%ベット統一でも良さそう。

一回レイズが挟まれるとリバーに全部入ってしまうけれど、フロップで何もなければこのスタック量全部が入ってしまうことはない。

ドローが多いボードなので70%かな。


逆にチェックハンドはというと…

3ヒット、4ヒットや8ヒットなどSDVがあるもが微妙なものから、AJ、AQなどヒットをすれば勝っている可能性があるもの。

やっぱりダイヤ持ちのベットが多め。

こういうのって、リバーブラフすることを盛り込んで打っているのかな。

ただの滑りよりも、AJo、AQoとかでリバーオールインはよく見る気がする。



また頑張っているK6s全色。K6sは頑張らなきゃいけないのか??


70%ベットの場合

画像19

自分が良くやられるやつ。

レイズしたものの、AKでダダ滑り。

8のトップヒット、ストレート、セットや強いポケットがレイズ。

OOPのフラドロはレイズしてしまいたいところだけど、Kより下でないとレイズはしないらしい。

とりあえずターンのフラドロガットはレイズしろって頭には入れている。


KKはかなりチェックより。

相手のベットにAハイが多いからレイズしたいと思うのだけれども、レイズしない理由は何だろう。

確かに、相手のKレンジは全てブラフなので、そこをブロックしてしまっている点はある。

しかしAAもチェックが多いことから、下のポケットに続けて打ってもらいたいのかもしれない。


ただのハイカードは全て降りましょう。

ワンペア系は全て残るのかな?


ちなみに自分がやってしまいそうなので、書いておくことが1つ。

レイズに対してオールインが下記のハンドで飛んでくるが

画像20

フラドロはA以外、全て降りよう。

画像21

自分がポットに半分入れているのにも拘らず…だ。


今回はAにはガットもついているが、普段であればついていないからAハイフラドロもフォールドがあり得る。


50%ベットの場合

画像22

ベットが安くなると、強いハンドのレイズの割合が上がると思いきや

以外にもA5sのレイズ率が下がっている。


戻って確認したところ、70%ベットに比べて50%ベットはドローというよりも、ただの2オーバーであったりセット、ポケット、ヒット系が多い。

まくられる形が少ないため、レイズが少ないと考えられる。

その分、1ペア系のオーバーポケットや、できれば降ろしてやりたいフラドロがレイズ多め。


あと、8セットもレイズが多い。

セットの中では、「セットであった」よりも「今セットになった」ものが多くレイズしているような気がする。


50%ベットでは、ただのAハイでもコールは多め。

ガットがなかったら、だいたいフォールドしそうだな。

画像23

対してIP。


T9sだけがフォールドなのが気になる。

OOPのレイズのうち、ほとんどがフラドロでなおかつT、9含みが多いから

そこをブロックしているT9sがフォールドなのだと思う。

ただのフラドロはコール止まり。

フラドロに+α(Aでのガットを除く)が付いているものがレイズオールイン。

ストレートもオールイン。


バリュー、セミブラフのオールインが多く、Aダイヤ持ちの純ブラフオールインはない。

現時点でも13%近くレイズオールインができるから、割合的にないだけかもしれない。

画像24

先ほどと同様、こちらのレイズオールインはバリュー、セミバリューが多いので、ただのフラドロはフォールドしている。

ベットコールベットコールダブルバレルのリバー

ターン70%ベットの場合

画像25

ほぼチェックになると思いきや、謎事態発生。

KQsとK9s、77の一部がドンクオールイン。

KQs・K9sのフラッシュはもちろんバリューだし、それに対しての77がブラフなのはわかる。

ただ、相手のK・Q・7のブロックを見ても明確な理由はわからず。

KQは相手のブラフレンジ、フラッシュをブロックしているからブラフキャッチャーには勝っていて、77は相手の67ストレートをブロックしているのが見えるくらい。

ここだけ見ても、完全な理解はできないからスルー推奨かな~。

ドンク系はそもそも普通のアクションがしっかり身に付くまでは踏み入れない方が良さそう。

画像26

リバーでのトリプルバレル。

フラッシュ完成ボードのため、Aストレートがあってもチェック。

フラッシュは打たないハンドがないっすね。

ポケットはTTダイヤ持ちがベット。

エクイティは99より高いからブロッカーの関係かな?

ということで見てみた。


画像27

うん、とりあえずT持ちのフラドロはそれなりにブロックしているね。

ただバリューターゲットが謎。


下ストレート以外のストレートは70%ベット。

下ストレートがターゲットかな?

ストレートで打てるハンドが多いため、ダイヤ持ちのハイカードもかなりベットへ回っている。

フラドロで打てるハンドが多いので、その分ダイヤブロッカー持ちのベットが多い。


特に興味深いのが、滑った2オーバーのベット率の高さ。

色を全くブロックしていないので、同数ポケットをブロックしておりなおかつ他のポケットを降ろしに行っている感じではある。

というかそれ以外の理由が見つからず。

70%ベット

画像28

オールイン

画像29

ダイヤ持ちのハイポケであってもしっかり降ろせる。


でもそれだったら、数ブロックしていなくてもハイポケ降ろせるからベットできる理由は違うよね。

画像30

今回に関しては、単純にエクイティが低いハンドからベットに回って居たっぽい。

ただ、TT・99に関しては、ダイヤ持ちはフラドロのコンボ数をかなり減らしているためベットに回れたように見えた。

ちなみに、このボードのトリプルバレルにとって良いカードは

画像31

であり

画像32

これだけのハンドがベットできる。


う~ん、わかるよ。

しんどいしんどい。

フラドロで打って入るっぽいし、AKで打たれててもA当たっちゃったし

KK何に勝っているの?問題が発生するやつ。


ターン50%ベットの場合

画像33

70%ベットとそこまで変わらず。

もうカードが見れないので、オッズだけの考えとなってくる。


ハイカードダイヤ持ちは、最終的にオールイン。

下手にポットベットとかはしない。

あれだね、ドロー滑りドローブロッカーは怖気ず気持ちで打たないとダメなんだね。

ベットをするハンドは、ターン70%ベットと変わらず。

ただ、今回は相手のオールインについての対応を見ておきましょう。

画像34

チェックに回っていたフラッシュ、Aダイヤ持ちのハイやTT、99のダイヤ持ちがオールイン。

画像35

ブラフキャッチャーはストレート。

一部のストレートが降りてしまいます。

最後に

ちなみに今回


2348のフロップ2トーン

この前の

2358のフロップレインボー


にちょっと近いボードで、全然違うアクションになっている。


今回の2トーンは殴り合い的な展開が多く、前回のレインボーはペア同士の駆け引きのような展開。


ここまでアクションが変わってくるのはかなり興味深い。

あとでもっかい見直さなければ。


今回の収穫

・コネクターのローボードであってもドローが混在するボードは、打ち切っていいが打たれたらハイカードは素直に降りる


・フラドロで入れるはOKだが、レイズに対してフラドロのオールインはフォールドしよう


・ドロー滑りでブロッカーがあれば気持ちで打ち切る

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?