見出し画像

文型④(第5文型)

1.はじめに

今回、解説する第5文型は日本語には存在しない語順ですので慣れるまで時間がかかると思います。しかし、しっかりと基礎を覚えて使いこなせるようにしましょう。基礎を覚えたら、自分で文章を作ってみましょう。

2.語順

語順は主語+動詞+目的語+補語になります。

例文)

みんなは彼のことをサムと呼んでいた。 
Everybody called him Sam.

・主語:I ・動詞:called ・目的語:him ・補語:Sam

第5文型では、目的語=補語の関係になります。

つまり、He is Sam.という第2文型の文章を作ることが可能になる関係性を持っています。

*また、たまに第4文型と第5文型の見分けがつかない方がいますが上記の関係性があるか確認してもらえると見分けがつきます。

3.第5文型で補語になるもの

第5文型の補語にとれるものは・動詞・名詞・形容詞・句・過去分詞になります。

例文)
私は彼にケーキを作った。 
I made him make a cake.(動詞) 

私は子猫に士郎と名付けた。 
I named the kitten Shirou.(名詞) 

コーヒーはブラックでお願いします。 
I'd like my coffee black.(形容詞) 

気づくとベッドの上にいた。 
I found myself on a bed.(句) 

私の英語が通じた。 
I was able to make myself understood in English.(過去分詞) 

補語に動詞の原形か過去分詞のどちらを置くべきかわからない人がいますが、その場合は目的語と補語の関係を主語動詞の関係にして受動態で意味が通じるか(言いたいニュアンス通りか)でどちらにするか決めます。

上記の文章”I was able to make myself understood in English.”を見ると”I was understood in English.”になります。問題なく通じるので過去分詞だと分かります。また、和訳すると「私は英語で理解された。=通じた。」ということなので、和訳上でも問題ないことが分かります。

4.使役動詞

使役動詞は「~に...をさせる。」という意味で動詞はmake,have,letを使います。

・makeは「(強制的に)~させる。」 
・haveは「~してもらう。(makeより強制力はない)」 
・letは「(自由に)~させておく。」という違いがあります。
社長は私を夜遅くまで働かせた。 
The president made me work till late at night. 

社長は私を夜遅くまで働いてもらった。 
The president had me work till late at night. 

社長は私を夜遅くまで働かせておいた。 
The president let me work till late at night.

もちろん、補語には過去分詞や動詞、句、形容詞を持ってくることも可能です。

5.知覚動詞

知覚動詞は「〜が...するのを聞こえる(見える)。」という意味でsee,listen,watch,hear,smell,feelがあります。

例文)
私は誰かがバイオリンを弾いているのを聞いた。
①I listened to somebody play the violin.

②I heard somebody playing the violin.

①と②ともに「私は誰かがバイオリンを弾いているのを聞いた。」という文章ですがニュアンスが違います。

どういう事かというと、補語の部分が原型だと「バイオリンを弾き始めから最後まで聞いたニュアンス」になり
現在分詞(ing)だと「バイオリンを 途中まで(から)聞いたニュアンス」になります。

これは全ての知覚動詞に適応されます。

また、知覚動詞では動詞毎にもニュアンスがあります。
例えば、https://twitter.com/3crown_english/status/1350397461840482304?s=19
このツイートでは、hearとlistenの違いを紹介しています。

はじめからこのニュアンスの違いを意識するのではなく、語順→補語のニュアンス→動詞のニュアンスの順に使える様にしましょう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?