60年代的命題の光芒?

「白か黒か?」みたいな命題はいかにもかっこいいですが(1960年代的?)、それはいろんな状況を単純化し過ぎます。
そういうところからばかりものを見ていると、現実がバランスを失い、どんどん一方に偏っていきます。

たとえば「だから作家は机を離れて、アフリカに行って難民救助にあたるべきだ」みたいなことになりかねません。それはひとつの考え方ではあるけど、すべてではありませんよね。

一歩引いて静かにものを考える訓練が、知性にとっては必要になります。