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オバケがキミを狙っている!

【注意】この記事は非常に「タイパ」が悪く、「タイパ」を追い求める人生には、不要な記事である!

こわーいオバケが、キミを狙っている。
オバケは、キミの大切なモノを奪っていくらしい。

私はオバケなんてものを見たことがない。一度くらい見てみたいという好奇心もあるが、独りで見に行ってオバケに捕らえられちゃたまったもんじゃないので、実行に移せないでいる。
これまでの人生で怖かったシーンはいくつかあるが、命の危機を感じたことはない。命の危機を感じる前に、寒いとか、疲れたとかで引き返している。

最近では、昨年末頃、徳島県・西祖谷の山中で星空を見るべく野宿を試みた時に、空を埋め尽くす低い雲を見て、これは近くの山の上まで登れば美しい雲が見られるのではないかと意気込んで山を登り、約1時間登って雲の中、諦めて引き返した。まださらに1時間ほど登って、帰りには降りてこないといけない中、地図兼懐中電灯兼緊急時の命綱であるスマートフォンの電池が残り2割を切ったからである(当然、モバイルバッテリーも空だった)。酸っぱいブドウじゃないが、雨が降るか降らないかみたいな雲だったので、近くの山の展望台に登ったくらいでは雲を抜けられなかったんじゃないかとも思う。それに、その晩には深夜ドライブの予定が入っていたので、身体にかけられる負荷も限度があった。電池と体力をもう少し用意してリベンジしたいものだが、どうせその後に平日(今度は、体力を備えて臨まないと本当にマズいことになる!)が控えているのでもう今後は無理な気がする。

旅行記を書こうと思ったこともあるが、わたしの主義主張として、旅行記を書いた結果、読者が「行った気になった」では駄目で、「行ってみたくなった」でなくてはならないというのがあり、頓挫している。
これが土産話として話をするのであれば、光景はそれが如何に素晴らしかったかを言葉で語ることしかできないので、何らの問題はない(だからといって画像を添えないで文だけをつらつら繋げるのには限界があって、それで評価されるのは星野道夫氏みたいな超が付く有名旅行家に限った話である)。

学生の終わりを嘆くより、せめて今後に始まる生活に対して明るい気持ちを持っていたいと思う。実際には割と明るい気持ちを持ってはいるのだが、事あるごとにもうできない体験を数えて嘆いてしまうのもまた事実である。
私は完全に「もうできない体験」を何とかして「またやる」方法を考える方向に移行している。それも、ある程度真面目に。ずっとサラリーマンやるなんて面白くないので、今後の私の社会勉強と情勢の変化を経てプランの中身は変わるかもしれないが、何かしらの形で実現しようという気概でいる。

自由な生活、またね…


さて、ここまでスクロールを頑張った人なら察していると思うが、この記事は読むに値しないポエムである。このポエムというオバケは、皆さんの大切な「時間」を奪っていったのであった。

ああ、もう取り返しが付かないよ。

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