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【無料★★★】3/20・大井11R(バイトリーダーNの無料地方重賞・京浜盃)

バイトリーターNは、ムムッと来れば地方重賞にもトライ。そのメイクデビューを記念して、無料開放です。土日の中央競馬・G1ウィークに向け、テンションキープ、そして弾も増量!となることを祈念して、ここは一興・一点勝負で楽しみたいと思います。ぜひご覧ください!

◎⑨アンモシエラ
○⑤マッシャーブルム

まず中央勢3頭のうち2頭に対して、騎乗したルメールから距離適性についての指摘があった。決してこんな顔で言ってたワケではないが…。

まず、②シークレットキーについては、芝のレースではあったが昨年9/16の1400m・ききょうSを快勝した時に「1400mがベスト」と公言。その後、小倉の1700mであまり強くない相手に1勝馬クラスは勝ってココに挑戦。

そして④ハビレについては、先々週の3/2で阪神ダート1800mの
1勝馬クラスを好タイムで勝ったことは勝ったが、少頭数にしては狂ったようなハイペースで流れたことで、全体の勝ち時計も速くなってしまったもので、本質で語るルメールは「1800mは長い。ベストは14~16」と断言。

しかし、これまで使ってこれなかった分の鬱憤晴らしか、2/18の復帰戦後、中1週→中17日の詰まったローテで、「まあ1700mはギリこなせんぢゃね?」という武井センセイの目論見の元、この1700mに出走。統一グレードレース3冠挑戦に向け、賞金を加算したい気持ちは解るが、じつに精度の高い「ルメールの距離適性」を無視して、ワンチャン狙いが通るほど甘くはないものと思料する。

中央勢の中で最も否定する点が少ないのが、◎⑨アンモシエラであり、前走476キロと並みいるパワー馬たちが軒を連ねるこのDG競走では軽めの馬体重であり、このモマれない大外枠は最高の枠順であり、乗り替わりもナシの坂井リュウセイの継続騎乗。交流重賞2連勝も期待できる。

今回の「キモ」は地方馬の○⑤マッシャーブルム。
とはいえついこの間まで中央馬であり、昨年秋の京都のダート1800mメイクデビューでは、1番人気のプレッシャーもありながら、3コーナー先頭からそのまま先頭を譲らず上がり最速でゴール。ラスト50mはそれほど鞍上の手が動いていなく、もっとタイムは詰まったであろう地味に強い楽勝ぶり。

このまま中央に在籍していても良かったのだが、オーナー・陣営は今後のDG競走では、中央馬の出走枠が少ないというデメリットから出したいレースにスムーズに出られないことを危惧し、「だったら枠の広い地方馬になりゃいいじゃないか?」という逆転の発想で、大井・坂井ヒデミツ厩舎に移籍。もう中央馬としての栄華は捨て、地方馬として改めて狙うのは交流ダート三冠!という意気込みがほどよく伝わって来る転厩劇。
決して「中央ではもう通用しなくなったから、地方でボロ雑巾になるまで小銭稼ぐか」という斜陽感は、これっぽっちもない伸び盛りでの地方転厩。

これ、高校野球の「外人部隊」と同じ発想であり、このまま激戦区の大阪で強豪校に進学しても、層の熱い面々でレギュラーを取れるとは限らず、そして甲子園出場の可能性も並大抵ではない。だったら青森に行って、光星学院に入って、サクッと決勝で青森山田に勝って甲子園に行ったほうが、より効率的。甲子園に行ける確率はグッと上がるのではないか?

光星学院時代の坂本勇人

そうやって、後にプロ入りする坂本勇人や現ロッテの田村龍弘は、故郷を捨てて、いきたくない八戸くんだりまで野球留学をしに来たのだ。

これは高校野球ファンの間でも物議を醸し、地元民ですら、ベンチ入り18人中16人が関西人という事態に「大阪第二代表」と白けムードだったことも。あれから20年近く経っても、未だ正解は出ないまま、この「野球留学」はごくごく当たり前に蔓延っているが、ついに競馬の世界でも出ました野球留学ならぬ「競馬留学」。

3歳ダート統一グレード三冠元年の今年、ダートの甲子園目指して、わざわざ中央から地方へと鞍替えして、より甲子園に出やすくしようとブランド捨てて環境を整えた馬こそ○⑤マッシャーブルム。メイクデビュー京都の勝ちっぷりから1800mは決して長くないし、たとえルメールが乗っても②④の中央2頭のようにその中距離適正にケチをつけることはなかっただろう。

であれば、「地方馬」「青森県代表」というだけで弱いと決めつけられ、実はその中身は関西の中学リトルではトップクラスのバリバリで、②④に比べて距離適性も問題なし。それでいて格だの箔だけで人気がガタ落ちという「いつもの地方競馬」が作るオッズであれば食指は伸びる。

大阪桐蔭の⑨。光星学院の⑤。(あ、いまは八戸学院光星か…)
このどちらも実はゴリゴリの関西人2校が、決勝のワンツーであっても何ら不思議ではない。

面白いのが、坂井ヒデミツ先生と、坂井リュウセイの親子対決。中央の騎手と地方の調教師。無論どちらも「仕事人」。このねじれの位置にいる親子の仕事人のどちらに凱歌が上がるか。興味深く見てみたいところだ。

単勝 ⑨
複勝 ⑤
馬連・ワイド ⑤-⑨


新体制、早く軌道に乗せたいと思っているので、よろしければサポートお願いします!(*^_^*) がんばって書いていきたいと思います。