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【☆8話】3/3中山11R・弥生賞(バイトリーダーN)

「熟女」という言葉は、ついこの間まで広辞苑には載っていない「造語」だったとのこと。いつの世も言葉、とくに新語は時代を映す鏡となり得るのだが、この言葉の浸透具合も、それこそほどよく時代を反映するものと思料。さて、その言葉とは? ぜひご覧ください!


オラの記憶が確かならば、この「熟女」という言葉が広辞苑に載っていないという事実が、とあるクイズ番組の問題として出題されていたのはおよそ20年くらい前。

もうその頃には、とうに「熟女」という言葉は市井に浸透していて、おそらくTBSのバラエティーで古舘伊知郎と和田アキ子が司会をしていた番組(番組名までは出てこないが…愛する二人・別れる二人だったっけ?)で、この「熟女」という単語が一気に拡がったという印象があるが、そこで登場していた

ミッチー・サッチー。この世代の女性たちを総じて「熟女」と言っていたような気がしている。なので、「熟女」のイメージは圧倒的にこの二人であり、こういう年代の事を指すものと、かなり限定的なイメージがあったのだ。

そんな「絶対にオカズにはならない世代」=「熟女」としてしばらく己の中に蔓延っていたのだが、どうやら最近はそれが違い、ここよりもかなり下の世代でも「熟女」と言い、むしろその世代の方が「熟女」として正解ということが最近解って、ちょっとびっくりしている。


調べてみると、

熟女とは円熟した年頃の女性のことで、1970年代後期に作られた造語「熟年」の派生語である。1983年には中森明菜のヒット曲「少女A」に対し、五月みどりが「熟女B」という曲を発表し、話題となる。熟女は年齢ではなく、風貌や雰囲気から区分されるため、具体的な年齢は定義されていないが、この言葉が使われ始めた1980年代初めには20代後半から40代辺りの女性を指した(これは目安であり、最近では30~50代という意見も多い)。


日本語俗語辞書より引用

納得というよりも、五月みどりが中森明菜に対抗して「熟女B」とレコードを出していたことに衝撃と爆笑が。もうこれ日活ロマンポルノ的発想しかないこのタイトルは、古きよき昭和のよいところ。

そうか、「熟女」とは最初っからミッチーサッチー世代を指してるのではではなかったのだ。オラが普段部屋で一人になってからよくクリックしている「熟女」は、たしかに40代~50代が多く、ミッチーサッチーではムリ。なので「ん~熟女にしては若くないか?」と、間違った印象をもちながら、日々再生と早送りを繰り返していたが、いやいや、若くもなんともない、この世代こそ「熟女」のスタンダードだったのだ。


ということは、オラが普段仕事している喫茶店も、問答無用の「熟女カフェ」ということとなり、これをウリにしていけば、これは新たな需要が発生するかもしれないな。。

いや、そんなことをマトモに女店主に言ったら更なるトイレ掃除の罰となるのでやめておこうか。。。


で、今回、スポットを当てたいのは「熟女」ではなく、この

「老害」

というワード。

この言葉も、いつからあったかは分からないが、ここ5年くらいで急に世に出てきたパワーワードであり、派生の経緯としては「熟女」に相似しているかもしれない。というのも、その概念自体は昔からあったものと推測できるからだ。


数年前にもオラは、コラム上でこの高田純次こそ、尊敬する人物と褒めたたえたことがあったが、その理由として

・昔話をしない
・自慢話をしない 
・説教をしない

そんな彼の老人離れしたポリシーに惹かれたから。

と、論拠していたその頃は、おそらくこの「老害」というワードは世にまだ出ていなく、オラも使っていなかったと推察する。

しかし、この「老害の要素」(昔話・自慢話・説教…)そのものは、老害というワードの完成以前にきちんと具体化できていたゆえ、この時点で老害という概念は既にできつつあったということだろう。

そうしているうちに、ついに昨今、「老害」というワードが顕在化してきて、ちゃんと市民権を得るような位置にまで上り詰めた。



思えば、喫茶店に来るジジイたちは、ほぼ全員「老害」に認定。

500円のコーヒー代を払って、ジジイたちは、自分の耳が遠いために無駄にデカイ声で、自慢話、昔話、説教に加え、昨日は何喰った、これから何喰う、そんな誰も興味がない、どうでもよい自分の話が延々2時間コースの生き地獄。

そんなジジイが二人揃って来ようものなら、無駄に二人でヒートアップして大激論の「朝まで生テレビ」状態となり、オラは競馬予想に集中できない。

こんなクソションベントークを、女店主はいつもニコニコしながら聞き、コーヒー代もらって相槌打つ。それで一通り喋って満足したジジイたちは、射精したようなスッキリした顔で「んじゃ、またね~」と笑顔で店を後にする。

女店主は「これが仕事だから」と割り切っているが、いやぁ割り切るにしても、あんな聞きたくない話、量も質も音量までMaxな実質産廃を、女店主はこうしてよく聞いてられんなぁとただただ感心なのだ。オラも5万もらえるならガマンして聞くけどね。500円ではもはや聖人にも見えて来るよ。

もちろん、ジジイでも老害ジジイばかりだけでなく、一緒に競馬のハナシをしたり「来る馬おしえて」とか、「ドウデュースどうなの?」とか聞いてくる時は、完全に目線を僕らに合わせて来るので、そこに老害はなければ、僕たちの家族や仕事の話を「聞く側」となっている時も同様でほぼ無害。それゆえ、彼ら全員が老害持ちと決めるのも違っていて、それは差別となってしまうので取り扱い注意。

諸説、人が老害化する因子として、

・自己顕示欲
・執着心
・孤独感

の3つがあるということ。

自己顕示欲が強いから若手に対して自分の意見を主張したくなるし、自分のスタイルを変えたくないという執着心から自分の価値観を手放せない。そして、孤独感から構ってほしくて若い人に絡んでしまう。

なるほどなぁ。ある種のプライドですよね。
それだけ長い時間かけて作り上げた自分自身を尊いと感じているからこそ、人に顕示して讃えてもらいたいんだ。わかるけどさ、それ、そんなに欲しいかな? オラはいまのところ、それほどでもないけどね。

で、最近はその「老害」が、オーバー70のジジイだけでなく、僕ら団塊の世代ジュニアにまで浸透し、「老害予備軍」として随所に社会なり会社で頻出しているということ。いわゆる「三大疾病」の病魔と同じで、確実に僕らを蝕みに来ている。

うっ、これが正しいならオラも老害予備軍か。。。

老害も、そして老害予備軍も共通して言えることは、法的表現で「善意」であるということ(害を与えている認識がないこと)。これがいちばんタチが悪い。口臭や体臭と変わらないレベルであり、自らの「気づき」と「自浄努力」が必要。

我々の世代では、社会と言うよりも、特に会社に於いてこの「老害予備軍」が蔓延っているようだが、ただ単に無気力の「働かないおじさん」だけで済んでいれば、若手にそれほどメーワクをかけてはいないのでまだマシなほうだが、変にエネルギッシュに


・俺たちの時代はこうだった。24時間働いた
・失敗したとき「聞いて来ればよかったじゃん」と言う
・褒めた後に却下する
・執拗な1on1を行い、過度な期待をかける
・自分の調子が悪い時は押し黙って仕事する

など、老害一歩手前の行動は会社にゴロゴロ。挙げればきりがない。オラも気を付けないとなぁ。。。


我々も、生なり地位に対しての執着を棄ててしまえされできれば、そんな老害にも冒されることはおろか、老害予備軍にもならないのだろうが、

では、いまなんのために我々は年金を積み立て、セコセコと払っているのかを考えると虚しくなる。死んだら終わりだしね。

ある程度気持ちが満たされていると、ゆとりが生まれ、老害めいたことはいちいち口にしない。しかし、焦りや満たされなさがあるから、そこに老害が生まれるのだ。今日はここまで結論付けておこう。いつまでも満たされている人でありたいものですね。

まあ、この「老害予備軍」は、一話完結ではなく、これからず~っとお付き合いしていかなければならないテーマにつき、その都度警鐘を鳴らして予防していきましょうということで、今後小刻みに取り上げていきましょうか。

と、ここまで3300文字。小生、全身麻酔の病院疲れもあるので、きょうはこの辺で。 いざいくぞ! 弥生賞!


◎⑥トロヴァトーレ
○①アドミラルシップ


なんか、◎○逆でないの?という印象を持つかもしれないが、馬券戦略的にこのような印とした。

◎⑥トロヴァトーレは中山2000mで2戦2勝。前走の葉牡丹賞ではスローペースを中団から差し切って、そこから2馬身突き抜けるというなかなかあるようで実はあまり見ない内容で2勝目。メイクデビューでは鞍上・ルメールも騎乗経験があり「2000mはぴったり。(父の)レイデオロよりもスムーズ」と、自らが初めてのダービーを制覇した2017年のレイデオロと比べた、とても含蓄と深みのあるコメント。

もう、レイデオロの子供がクラシックホースになるのかぁ。時代は速いなぁと感慨深い。

そのレイデオロが勝った2017年のダービーは特に思い出深く、競馬で完全ビギナーだった、喫茶店の向かいにある某飲食チェーン店の副店長を連れて現地府中まで出向き、初めての馬券として、1番人気だった⑱アドミラブルから3連単1頭軸全流し272点を買った「漢」であり、競馬はこういうファンによって支えられていると痛感したものだった。

これがスペシャルウィークの1998年のダービーだったら。。。その3連単はどんだけ跳ねてたんでしょ?と思いながら、結局⑱アドミラブルは3着に沈み、彼の馬券は尻も拭けない紙屑に。この時勝ったのが2番人気レイデオロだった。

彼はこれで競馬の絶望感を知り、二度と馬券の世界に還って来る事はなかった。いや、その辺の潔さも彼らしさであり、ここで変に当たってしまってズブスブになるよりかは、ここで負けて1戦1敗で引退した方が彼の人生的にはこれで良かったのかもしれない。

そんな彼も、そのバイタリティをもって店長にまで出世するも、もともと現場の鍋だの焼き物の現場大好きの職人であり、頭とマネジメントで勝負の店長職が最も苦手とする人種で合うワケがなく、本部から毎日怒られて半分ノイローゼになって退職。現在は塗装屋職人として大好きなシンナーの匂いに囲まれているという。

と、レイデオロの昔話となったが、そのレイデオロ初年度産駒でいきなりのクラシック主役に躍り出るべく、ルメールの一度乗ったことのある経験と、地味に圧巻のパフォーマンスを見せた舞台と全く同じ中山2000m。シンエンペラーと違い、賞金の上積みと権利獲得が必要でありここが100%の仕上げと、勝つ条件、勝たなければいけない必要性とも揃っている。

週中はシンエンペラーの次の2番人気に推定されていたが、どうやら1番人気になりそうなムードも。それも納得がいくところだが、日曜になるとスポーツ新聞だけで競馬するシロートさんがたくさん馬券を買うため、重賞ウイナーでG1・2着の⑤シンエンペラーにも票は集まることから、この単勝オッズは2倍は少し上回るものと見ている。2.4~2.7の範疇か。であれば、単勝を幾分買って、大損こかずにこの弥生賞を、皐月賞につながるレースとして無害・軽害で鑑賞できるという腹積もり。

そして、大爆穴として狙うのは○①アドミラルシップ。
1勝馬クラスで7着大惨敗して弥生賞なんて虫が良すぎるといまこの人気だが、ホープフルSでは直線スムーズさを欠きながら、上がり2位の35.4の脚を使って2着シンエンペラーと0.4秒差に迫る4着とテン乗りドイルさん頑張った。

前走のゆりかもめ賞では、再びデビュー時の戸崎ケータに戻り1人気となったが、この日の東京に求められたのは極限の切れ味であり舞台はキレキレ勝負。逃げたウインマクシマムが1.02.9という絶妙のペースで逃げたのは想定内も、そこから求められるのは33秒台、最低でも34秒台前半の切れ味であり、この能力が極端にない、34.7しか使えなかったのがゴールドシップ産駒の○①アドミラルシップであり、小生はこれは弱いのではなく、「こういう競馬は向いていない。こういう競馬になると失敗する」という、大変良い「勉強例」となったレースと思料している。

戸崎ケータとしても、今回はたとえ前走と同じ1.02秒台で流れ、実績のある中山小回り2000m。そのイン3に位置したとしても、絶対に同じ轍は踏まないと決めてかかるだろう。それが、のこり800mからのスパートによるスタミナ勝負に持ちこむこと。

中山の小回りコースでは、33秒台の切れ味は不用。いかにコーナリングを加速の味方につけ、遠心力を活かして最後の急坂を登りきるかであり、求められるのは器用さとスタミナ。これに富むゴールドシップ産駒だからこそ、ホープフルでは35秒台だが上がり2位という脚で急坂を登れたものであり、今回はきちんとテーマを持って挑むものとして、ワンチャン3着の大爆穴に推奨する。

というか、シンエンペラーと0.4秒差で、かたや人気で、かたや単勝50倍というのも実にいびつなオッズ。これこそ、1度ドカ負けすると異常レベルで人気が落ちる「3歳重賞の怪」の最もあるあるケースであり、ケツ3人気の単勝50倍にまで一気に日本中に見放された○①アドミラルシップだが、負け方の本質をよく精査すれば50倍は乱暴。こんなつくなら買っていいでしょ?という理屈になる。これが年間トータルで回収率100%超え・勝ち組の持つアンテナ。まあ、単勝は買わないが、いい複勝になることでしょう。

川田ユウガが自ら「次につながる競馬をしたい」と、皐月賞を見据えて競馬に臨むと宣言している⑤シンエンペラーは、それこそ今回馬券を買う意義が認められず静観妥当。この内容によって、皐月賞をどうするかじっくり見定めたい。

単勝 ⑥
複勝 ①
馬連・ワイド ①-⑥





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