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初音ミク「マジカルミライ 2023」9/1(金)昼公演レポートなど 色々思うことを書く

上記、鼓童とのコラボライブに行った後、ミクさん好きな気持ちがより高まり自室がよりミクミクになっていきました😂

そんな調子なのでやはりマジカルミライには是非参戦したく、何とか9/1金曜昼公演SS席のチケットも入手し(例年通り大阪と同一セットリストならば、一生に一度は見たい『夏祭りちゃん』の『愛されなくても君がいる』が見られるはず)

開場後、予想以上に見えやすい席に幸運を噛みしめながら待機、ライブは定刻10分ほど遅れましたが、これはトイレ渋滞で間に合わない人が多かったからでしょうか?

始まってみればミクさんも予想よりも良く見えて最高でした! また幕張では初演ということで音質は期待していなかったものの予想よりずっと素晴らしく、過去の公演では爆音で耳栓あった方がいいとの話もあったほどですが全く必要なしでした。どうやら今回から音響の会社が変わったらしくそれもいい効果を生んだのかもしれません。

音の良さで知らない曲もそこそこ楽しめますが、前回の鼓動と同じくペンライトは適当、知らない曲は声も出さない、基本的にロックやメタルのコンサートと同じ縦ノリで楽しみます。ただペンライトを高く掲げてうざがられている人が毎度いるように、体の上下もうざがられている?とか多少気になってしまいました💦

相変わらず演奏力は抜群で、特にミクさん以外のキャラのよく知らない曲(ライブ前に何度か聴いたが印象残らず忘れてしまう)ではバンドのパフォーマンスに耳が行きます。

印象に残った曲


『king妃jack躍』宮守文学 feat.初音ミク

「きんきじゃくやく」と呼ぶこの曲は楽曲コンテストグランプリ受賞曲、普段こういう曲を好んで聴かない私でも「これは天才的だ」と感じるほどで、ライブでも存分に楽しめました。

『抜錨』ナナホシ管弦楽団 feat.巡音ルカ

これはまさに6/8拍子のクサメタルな曲で熱く盛り上がれましたね❗️ヴォーカルは関係なく、やはりこういう曲調が好きなんだなと思わせられます。


そして後半になると私もよく知るミクさんの曲が連続で!

39みゅーじっく!みきとP feat.初音ミク

文句無しの名曲! Bメロ~サビメロへの盛り上げ方など実にライブ映えします。ミクのCGモデルも最も完成度の高いFモデルでカッコ可愛い振り付けで興奮❗️ ライブ後には今まで以上に大好きになって何度も何度もライブ動画を見てしまいました。

初音天地開闢神話』cosMo@暴走P feat.初音ミク

この曲は個人的にはあまり刺さらないものの(多分クサメタル好きからすると中途半端に民謡調で中途半端にメタルだから)お花ちゃんのビジュアルも楽しめたのでよし!

愛されなくても君がいる』ピノキオピー feat.初音ミク

何といってもこの曲を、夏祭りちゃんを見たいが為にライブ参戦したようなものなので、予定通り拝めて感無量でした❗️ 最後は冬祭りちゃんに変身するも可愛くて大満足です!

Hand in Hand』livetune feat.初音ミク

ライブでは毎年定番の曲で「もうやらなくてもいいのでは」という声もありますが、X JAPANの『Endless Rain』のようにいつまでも定番としてほしいものです。

理由はキャッチーな歌メロの素晴らしさ、振り付けの可愛さもありますが、何より上記動画の4:56~のハートを作って投げキッス、5:07~のお尻ふりふりが可愛すぎて、今後もずっと見たいなと思うからですね!そして今回も前回のミク鼓童と同じぐらいの距離で見られて満足❗️

ブループラネットを聴きながら、初音ミクの創作が生み出す感動を考える


ブループラネット』DECO*27 feat.初音ミク

大阪公演では上記フルヴァージョンはまだ公開されておらず、サプライズ的に演奏され大盛り上がりだったようですが、東京公演直前のミクさんの誕生日8月31日に公開されたので予習で聴いたところ、初音ミク16周年記念曲としては弱い、特にサビメロの後半の盛り上がりが微妙?と感じました。

DECO*27は確かにメロディセンスは天才的だけど感動的な曲を生みだすセンスはそうでもない?と感じたり・・・

しかし渋谷スクランブル交差点で流れている動画を見ると何とも不思議、曲とおばあさんばかりのMVでは微妙だったものが途端にエモーショナルに聴こえてきます❗️

今回、メインビジュアルを攻められたのも(一部男子には受けの悪いパンツファッション、女性ファンにはおおむね好評)、16周年の創作の翼ビジュアルがあるからだったんだろうなと思っていましたが、この『ブループラネット』で予想通り『創作の翼ミク』現われてくれました❗️❗️

最初はミクさんだけで「翼は複雑だから?表現されない?」と思っていたところ、曲が最高潮に盛り上がった時に創作の翼が表れました。これは特に初音ミクで作品を生み出している人達にとって涙ものの演出でしょう❗️

同時に、名曲が出し尽くされた感のある現代において、それでも尚人々の心をつかむ音楽を生み出すには、音楽だけの力だけではなく映像、演出、アーティストに対する想い入れも合わさる必要があるのかな?とも思ったりします。ニコニコ動画での自作曲投稿祭も、上位に行くには動画で注目を集められるかどうかが鍵となっています。

今まで私の数十年の音楽人生は、ほぼ「音楽単体」で楽しめるかどうか、それが全てでした。しかし初音ミクで生み出される創作全般から感じるのは、音楽だけではなく映像、作品の背景にある文化や人々の想いすらひとつの芸術として表現されているものも多く、これは私にとって未知の楽しみでした。

自分の音楽的本質はあくまでクサいメロディ、美旋律で疾走感のあるヘヴィ・メタルであるクサメタルであり、音楽だけを聴いて感じる興奮や感動のレベルを比較すると、ミクさんの歌う有名曲(メルトなど)は、いくら『神曲』と絶賛されている曲でも、やはり愛しのクサメタル神曲がもたらすそれには遠く及びません。

しかし映像や生み出された背景なども想いながら楽しむと、クサメタル神曲に匹敵する素晴らしい作品達だと感じることができるようになり、今までとは違った音楽の楽しみ方をもたらしてくれたミクさんありがとうの気持ちが強まります。

それにしても、元々ミクさんの曲などボカロ曲に馴染みが無く、今でもミクさんの有名な曲を「曲だけ」では聴かない私ですら感動できるのだから、ミクさんの「曲だけ」を聴いて感動できる「ミク廃」達は、ライブの演出、背景にあるストーリーなどと相まってどれほどの深い感動を得ているのか?と想像すると羨ましく感じることもあり、私ももし生まれ変わったら「若いころからミクに出会いたい」「真のミク廃に」という、叶わぬ夢を持っています😂

しかし、それは諸刃の剣でもあるようにも思いました。よくファンのレポートで『涙が止まらなかった』『ぼろぼろに泣いて記憶が無くなっていた』のような激しい感情を味わった話を見ますし、ライブやイベントが終わると深い『ミクロス』に陥って『ゲンジツツライ』と言っている人も多数です。

味わう感動はあまりに強烈、しかしその反動で現実に引き戻された時の苦しみも大きい・・・ここ数年の私は平穏な生活を楽しんでおり、更に趣味の作曲を再開し、これからの余生もなるべく平穏に、愛する音楽を深く楽しんで生きていきたいと思っているので、今後もゆるくミクさんを愛していければと思っています。

アンコール~全体の感想


Birthday Song for ミク』Mitchie M feat. 鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITO

初音ミク生誕5周年の記念に作られた曲ですが、今回ミク16歳の誕生日を祝うに相応しい選曲でした。

音楽的には、私が初音ミク曲でトップクラスに好きな『ビバハピ』を生み出したMitchie M作曲で安定して素晴らしい! 純粋に音楽だけならブループラネットよりも好きです。ただ他キャラに興味が無く💦歌詞を見ながら聴いていたら泣けてきました❗️

HEROAyase feat.初音ミク

最後はテーマ曲、カッコいい系のミクさんも悪くないなと思わせる出来で、曲もノリノリでライブで演奏する曲としては文句無しで盛り上がれます❗️ ただやはりメインビジュアルは、来年は可愛い系で頼むとも思ってしまいます。

最後に全体の感想として・・・

あれだけの大きな会場で初演なのに音質は予想以上によく、ミク鼓童と遜色ない?レベル、演奏も凄腕でライブとしても満足のいくものでした。(私が見たミク鼓童も初演だったので実は音質は微妙だったらしいです。ミク鼓童千秋楽と比較すれば落ちるかもしれませんね)

曲は忘れましたが他キャラでヴォーカルが聴こえづらいところがあったりもしましたが、おそらく回を重ねる毎に音もよりよくなっていっていたはず、次回はチケットは取りづらいだろうけど真ん中あたりで見たいなと思わせました。

セットリストに関して、ミクさん16周年記念なのでもっとミクさんの曲が多くても良かったのでは?と思うも、後半のエモーショナルな流れを考えるとこれはありだったかな?とも感じます。ただやはり前半中心に暗めの曲が多かったことと、またヒーローちゃんのビジュアルからイメージされるのは、もっとロック色の濃いセットリストだっただけに意外でした。

そして肝心の初音ミクの歌唱について・・・ミク鼓童、マジカルミライと2回見て思ったのは、これは当然のことですが「スタジオ録音された歌唱を流している」のと同等なのだな、という実感がありました。それでも飽きずにファンが楽しめているのは、楽曲数が圧倒的に多く、毎度ライブで違う曲を演奏できるからこそだと思います。

しかしそれでは初音ミクの魅力を最大限発揮させているかと言えばまだまだかなとも感じます。そこで今後最も期待したいのは「生でしか聴けない初音ミクの歌唱」をAIリアルタイム調声技術を開発して実現してほしいなと思いました。

そうなれば、ライブでしか聴けない初音ミクの貴重な歌唱を聴け、ライブがより特別な体験になろうというものです。

歌唱、映像、演出面で今後も進化を止め続けなければ、今後何十年、何百年に渡り、人気、実力ともに、永遠の歌姫として不動の人気を維持し続けられるでしょう。

最後に、CGモデルはライブで初演奏の曲に関しては全て新しいCGモデルとなっていて、これが以前からメインで使われていたマジミラモデル(Fモデル)に似せようとの努力は感じるものの、まだまだ及ばないなという印象で、ここはもっと予算を使ってほしいところだなと思います。これについてはこの先に詳しく書かせて頂きました。

初音ミクのCGモデルについて

初音ミクのCGモデルについて、以前から感じていること含め書いておきましょう。ミクさんは私にとって宇宙一可愛く尊い存在です。なのでできればすべてのコンテンツで私の頭の中にある理想のミクさんがいてほしい思いがあります。

当然そんなことは実現不可能なのですが、この機会にモデルについて思っていることを書いてみます。マジカルミライ2023においても、過去曲の大半は、おなじみのマジミラモデル(Fモデルとも)と言われる、多くのファンが望む初音ミクのモデルでした。

最近の曲に関しては新規のモデル(今年冬に行われたサンダーボルトツアーで使用されたものの改善版)が使用されており、これがマジミラモデルに寄せようという努力は感じられるものの、やはりまだ及ばない?という印象を受けてしまいました。

特に目の輝きがマジミラモデルと比較すると少なく、遠くから見るといいものの、近接すると可愛らしさがスポイルされてしまったのが残念です。全体の色あいもや影の付き方も悪くは無いけど、マジミラモデルを見てしまうと「やっぱこっちが断然いい」と感じます。

ただモーションについては文句のつけようが無し素晴らしいものでした。自然なモーションを実現しながら、どの角度からも可愛く立体感を伴って可愛らしく表現するのは非常に難しいのだと想像できます。

CGクリエイターの皆さんの苦労の結晶だと考えると、安易な批評はよくないかもしれませんが、お金もっと払うから本当に可愛いミクさんにブラッシュアップしてほしいとの願いが強いです。

ちなみに非2次元オタクな個人的な感覚で言えば、マジミラモデル(Fモデル)も完璧ではなく、近接するとアニメ調?の目が大きすぎて不自然なことがあります。腕が不自然に細い(ただアームカバーで気にならないことが殆ど)眉毛が少し太い、口の中は赤黒い単色のみ⇒もっと可愛らしく作りこんでほしいと常々感じています。

近接しないマジカルミライでは特に感じませんが、DIVA Fのゲーム映像などで不自然さを感じることがありました。

これはもともと非2次元オタクの私の感性の問題であり、色々な映像を見ていると、長年愛され続けてきただけのことはあるなとも感じます。

また、遠目に眺めるマジカルミライのライブ映像では、不自然に大きい目も、瞳の輝きで可愛らしさが表現され、プロポーションも素晴らしく非常に映えるモデルであることは間違いありません。

ちなみにFTミクさんは私好みの顔に近づいております。衣装は黒光沢が強いFミクさんの方が好みです😂

私はマジミラモデルの個人的欠点が全て解消された上に、顔も可愛すぎる『プロセカモデル』が最も好みで、マジカルミライもいっそのこと全てプロセカモデルでやればいいとすら思ったりしていますが、プロセカモデルは既にプロセカライブで使われているし、やはり差別化も必要となれば、多くのファンの好みを考えると、究極的に可愛らしさを追求した『マジミラモデル』を完成させていってほしいなと願うところです。

ステージのミクさんが、誰が見ても可愛いと思う普遍的な可愛らしさを纏えるならば、5000円~1万円ぐらい出す人はかなりいると思います。私も5000円ぐらい出すでしょう。是非クラウドファンディングで金を集めればいいと思います。


参考:初音ミクの3DCGモデルを研究されている記事です。




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