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亡き父を訪ねて上高地へ

2021.07.28


先週の4連休に、母と祖父と3人で、長野県の上高地へ行ってきました☀️

上高地は、私の父が生前最後に訪れた場所でもあります





幼い頃からよく、家族で、日本アルプスの山々に行きました🏔
登山、スキー、キャンプ、ハイキング、、、

春夏秋冬のさまざまな山に家族で訪れた記憶があります😊

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↑2013年, 剱岳に登った時の写真 (左から父私兄、撮影母)


特に、父は山が本当に好きで、休みさえあれば季節問わず、1人でもよく山に行っていました



6年前、父は、北アルプス(北穂高岳〜槍ヶ岳)を縦走している途中に滑落し、他界しました。

高校1年の10月から、私にとって「山」は遠のき、"よく行く場所"から、"また行きたい場所"になりました



今年で、父の七回忌です

もう6年たったのかぁ、、そんな感じです


当たり前だった日常が当たり前じゃなくなっても、それが繰り返されると、どうやら、それが当たり前になるようです

たまに、その事実にふと気づくと、行き場のないごちゃっとした感情を認識します


受け入れる、乗り越える、というのは、正直よくわかりません

そういうことばや概念では、たぶん表せないんじゃないかな、と思います







6年経ってやっと、父がいる北アルプスの麓、上高地に来ました

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上高地から望む北アルプスは、美しく、凛々しく、とてもかっこよかった!!


そして、その壮大な美しさに、大自然に対する人間の存在がいかにちっぽけであるかを、再認識させられたかのようでした




お父さんに、
やっと来たか、と、話しかけられた感じがしました

なんでうちらが来なあかんねん、と心の中で返しました笑






上高地のバスターミナルの横の林に、"山に祈る塔"という慰霊碑があります

その正面のプレートに、尾崎喜八さんという詩人の方の、このような詩がありました

流轉の世界
必滅の人生に
成敗はともあれ
人が傾けて
悔いることなき
その純粋な
愛と意欲の美しさ


父の ”純粋な愛と意欲”は、美しくて尊いものだったんだなあと思うと、微笑みと涙がこぼれました

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いつか(20代のうちには!)、またここに来て、北アルプスの山々に登りたい🏔



そんなことを考えた4連休でした




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↑梓川と河童橋と私
奥に、奥穂高と前穂高、明神岳が見えました

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます😊

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