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琉球弧は、宝石。アラカキヒロコさん。

アラカキヒロコさんがクーリエ・ジャポンで取り上げられていた。

なぜ、私が彼女をすごくいい!と言っているか。
人が集まる予定があるかどうかもわからない急遽の飲み会ライブをしたのか。
アラカキヒロコさんのライブから毎日CDを聴き続けているか。(多分、10日で、ゆうに200回は超える)

そのことをずっと書きたいと思っていた。

そして、実は、ライブの途中に私は書きたくなって、気持ちを文字に起こした。

でも、どこに書けばいいか、迷っていたのです。で、今、ここ。

「私、沖縄に帰って、歌一本でやろうと思うんです」

と、彼女が店の換気扇のしたで、いっしょにタバコを吸いながら話してくれた。それが、ちょうど一年前だと思う。

私は彼女の雰囲気が好きだ。あぁ、沖縄島だなと思う。

奥手だけど、ちゃんと本音を話す。

いい歳して、歌一本なんて、大丈夫か?といろんな人に心配されたに違いない。

彼女は度胸のある人と思われるだろうけど、そんなことはないはずだ。

彼女にとってはその選択は自然なんだと思う。


でも、それを沖縄以外の人に話すのは難しい。
無防備で、馬鹿に見えるかもしれないから(ごめん、アラカキさん。私はその数倍なのでご容赦を)。


私の考えや行動も、日本の人には伝わりにくく、どれだけ言葉を尽くしても「そんな人だと思わなかった」「理解できない」とはっきり言われたりすることもある。静かに避けられたりもする。


まぁ、それは、個人差なのか、琉球弧の思考や行動スタイルなのか、わからないのだけど。

なので、人が関わることに関しては、なんのメディアかは選ばなければいけないと思う。それが個人のFacebookでもブログでも、noteでも、ツイッターでも。

実は何度かある意味、良くないバズり方をして人に迷惑をかけているから。

でも、今回は違う。クーリエ・ジャポンがあるから、彼女の背景や、気持ちはほぼほぼ拾ってくれていると思う。

https://courrier.jp/columns/80702/

私はあの時のライブの空気感をそのまま文字にしたものを書いた。
彼女の歌を聴きながら。

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春分を過ぎたあたりから、わたしのまわりが美しくなっていく。

今日は、アラカキヒロコさん。
突然のライブが決まったのだが、最終満席になった。


アラカキヒロコさんは、歌を歌う。いや、詩を歌う。


一言でいうと「シャーマン詩うたい」だと思う。多分、本人はそんなことを思っていないだろうけど。


彼女のアンテナはまっすぐ天に向かっている。
受け取ったものは、みんなにちゃんと渡してくれる。そんな太っ腹さ。

だから、天使ではない。
天に向かう、すっくと、仁王立ちの、詩うたい。
まるで、なんだろう、土でできた、風に吹かれた、青々とした葉っぱを広げた、移動可能なカジュマルみたいです。


説明すれば、するほど、わけがわからない。


要は、沖縄の、土と風と水と火で出来たシャーマン。


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ラリっているみたいな文章だけど、笑。


そのライブにいつも店に来ている男の子の奥さんが来てくれた。
イギリスで留学中に、彼女のデモテープをよく聴いていた、という。もう10年位前になる。邂逅だ。

そんな不思議なご縁ってある。その時、出会った木村さんと宮古に行くことになった。木村さんの専門は、実は私が一番知りたいことのひとつだったりする。

私は、ベラベラ喋るが、肝心なことがきけない。今度の旅ではきけるかもしれない。

その旅は、私の友達も数人いっしょだ。どんな旅になるんだろう。アラカキヒロコさんも来てくれそうだ。ライブすればいいのにな。


どっちにしても、彼女の歌は、珠玉だ。今の沖縄島そのものだと思う。

琉球弧は、宝石。だれかが言っていた、ネックレスアイランド。

輝く島々で出来ている。似ているようで、どれもちがう。色も形も。

キラキラと、輝きだけが似ている。


自然にあれば、ただの石なんだけど、人が価値をつける。

それは美しいけど切なくもある。

アラカキヒロコさんの歌に似ている。

頂いたお金は、宮古島の歴史と文化の活動をするために使いたいと思います。