空を飛ぶ話のその後
小3の時珍しく昼休憩を昼休憩としてクラスメイトと鬼ごっこで満喫していた時に渡り廊下を走っていたら、
わたし10cmくらい浮いたんですよ。
浮いた状態で渡り廊下の端までスーっと進んだんですよ。
とても滑らかで速かった。
テンション上がりまくって帰宅するなり母に伝えたら、
『うん、飛べるよ』と返ってきた。
それ以来わたしは一度も浮いていないし母が飛んでるのも見たことがないので、母のそれは信じていない。
書いた後でどうしても気になって改めて聞いてみたくなり、
先程母に『空飛んだことある?浮いたことある?』とメールを送った。
10秒後に電話がかかってきて、『あるよ!泳いだよ!当たり前じゃん!!』ですと。
なに?泳ぐて。
天井ギリギリまで浮いて頭がぶつかりそうなので必死に空気の中で平泳ぎしたんですと。
それもわたしが浮いたのと同じ小学校で。
いくら泳いでも進まなくて疲れたと。
浮くのは普通なのに誰も信じてくれないと言っていた。
わたしが爆笑するので嬉しそうだったけど、どうやって降りたのかという大事なところを聞くの忘れた。
わたしは10cmなのでスっと着地しただけなんだけど、天井スレスレって気になるね。
用は済んだので切ろうとしたらマスクはあるのかと問われ、
自分で2枚作ったし、もうマスク売ってるし、あるよと返答。
『作ったのたった2枚!?あたし100枚以上作ったわ。オッサンはもっと作ってる』ですって。
二人ともアホみたいにたくさんマスク作ってるらしい。
人に頼まれて布買いに行ってマスク作って配ってるらしい。
部屋着の半ズボンとマスクのセットも作るらしい。
やだなぁ、半ズボンとマスクのセットって。
なんか恥ずかしい。
布が沢山ありすぎて消費したそうなので、部屋着の半ズボン作ってよと頼んだ。
どんな布なのか写真で送ってもらったら、
わけのわからんカゴ柄の布が自慢げに配置してあった。
こんなマスクも半ズボンも、わたしは嫌だ。
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