自分の未来予想図の実現の邪魔を自分がしない。

去年の夏前の畑での話。
玉ねぎの収穫の時期になり、Aさんの畑には大きな玉ねぎがゴロゴロしていました。Aさんに「大きい玉ねぎですね！」と声をかけたら
「肥料が多すぎたから大きくなっちゃった。これだけ大きくなると腐りやすいからなぁ」と。
その時に、玉ねぎを食べてるのか肥料を食べてるのか分からないなぁと思ったのを覚えています。

春になり雪が解けてから、皆さん、沢山の肥料を持ち込み土づくりをされていました。
今日も畑に行くと、どの畑もキチンと整備され雑草もきれいに取り除かれています。
これからの時期はどの畑でもキュウリ、トマト、ナス、オクラなどなどの夏野菜が沢山実ることでしょう。

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当然、肥料を沢山投入し野菜を育てれば、収量は増えます。
農薬を使えば虫食いも減るでしょう。
見た目もピカピカで大きく育った野菜を沢山収穫するのは満足度が高いと思います。
でも、それって野菜の意思を無視して、人間が満足するために野菜を育てているんじゃないか？と思うのです。

畑をウロウロしていたらレタスが自生していました。たぶんこぼれ種から育ったのでしょう。
たぶん、放っておいても強くたくましく育っていくと思います。
他にも、水菜やエルバステラなどは勝手に増えては思わぬところで育っています。（畝の間とかにもバンバン育っている）

種は自分が決めた場所、タイミングで発芽し、ちゃんと成長するのだと思います。
不思議と自らの意思で育った野菜に虫が大量発生したり、病気になることがありません。
どの野菜もピカピカと元気がいいし、本当においしい。

私たち人間に出来るのは、野菜の成長を邪魔しない事だけで、何かを足したり「してあげる」必要もない。

そうやって野菜の意思で育ったものの恩恵を私たち人間が受ける、それが自然なんじゃないか、と。

占星術メインのnoteで家庭菜園の話を書いている理由は、私たち人間も同じだと思うからです。
ネイタルの意思を無視して、自分が理想とする自分像を掲げ、それに合うように自分をこねくり回す。
自分自身を自分のエゴの満足のために変えていないか？余計な物を足していないか？
その結果、自分が誰なのかもわからなくなるし、病気になっていないか？

私たちに出来ることは、自分が自分の意思で育ちたいように育つのをサポートするだけで、当然何かを足す必要もないのでは？と畑で考えていました。

私たちはネイタルチャートという魂が決めた未来予想図を手に生まれてきます。
その未来予想図の実現のためだけに私たちは生きればいいのではないでしょうか。