私にとっての占星術

占星術を学ぶ、チャートを読むと言ってもいろいろな方法があるので
何をどう読むか?は読み手の目的によって大きく変わります。

仕事運や恋愛運などの未来を予測する場合もあれば
世の中の動き、現状を読む場合もあれば
人間関係の相性を読む場合もあります
その人の性格や考え方の傾向を読んだりもしますね。

そんな中で、私が占星術を通じて知りたいのは
「なぜ、私の人生はこんなに苦しいのか」って事が最初でした。

小さいころから「願いは叶わないもんだ」と思う事が多く
人生は辛くて苦しいのが当たり前、幸せになる人、願いをかなえられる人は選ばれし人間の特権と思ってきました。
幼少期の経験についてはここでは触れませんが、自分で振り返ってもかなり壮絶です。

でも、どうしてもある時期「どうしても叶えたいもの」が目の前に出てきた時に
それまでの当たり前のままでは嫌だと思い、今までの当たり前を終わらせたいと思うようになりました。
そこでなぜか、全く馴染みが無かった占星術が自分の疑問を全て解き明かしてくれる。
と、思って勉強し始めたのがキッカケです。

が、占星術と言ってもいろんなスタイル、手法がありました。
一般的な情報から当然スタートしましたが、書いてある象意の真ん中にあるエッセンスを掴みたくても、そこまで網羅している情報がない。
もっと各天体、各サインには人間の中枢を反映する何かがあるはずなのに、それが分からない、けど理解したい。

そんな風に試行錯誤している中で出会ったのがその人のネイタルチャートを魂の進化の過程、意図と方向性として読む進化占星学でした。
進化占星学はチャートを平面として捉えず、何層ものレイヤーの集合体と捉えるので
個人の意識の進化のレベルに応じた読み方が可能です。
このか考え方がただ占星術を学ぶのではなく、魂そのもの、宇宙の真理、宇宙の法則を理解する上での大きなヒントになっています。

私が長年「なぜ」「どうして」と思ってきたことを直接的に解説してくれるわけではありませんが
私の疑問を解きか明かすキッカケをくれる、理解が深まるほどに新しい課題をくれるのが、進化占星学でした。
この答えをくれないけど、疑問を解き明かすキッカケをくれる、新しい課題がずっとある、探求するほどに喜びがある。
これが私の金星をそれこそ満足させてくれるものでした。

*     *

以前は、進化占星学をベースとした占星術の学校?に居たこともありましたが
ここ最近は、独学で勉強を進めています。
とはいっても、日本語での進化占星学関連の情報はかなり限られているので
私は海外の進化占星学の占星術師の本などを読んで情報を得ています。
読んでいるだけで自分の謎が解けることがあり、自分の謎が一つ解けると癒しがあるんですよね。

私のSNは土星とタイトな合です。
トム・ジェイコブスの本に
「苦難の人生から立ち上がれない」
「平和な生活は不可能と言う信念」
と書いてあり、私の中でずっとあった「越えられない何か」はこれだったんだ。
また、幼少期の経験の数々もその信念によるものだった、と

ずっと自分の人生が辛いのは神様が与えた罰と思っていましたが
そうじゃなかったんですね。
私の信念が私の人生を作っていた。

でも、ここを終わらせる、そんな信念を超えてやる
信念に左右される人生ではなく、幸せになる信念にバージョンアップさせる。
そう決めて生まれてきたチャートであることも、チャートを読むと分かります。

占星術を学ぶほどに、自分を苦しめる信念の存在と、それを乗り越えることで得られる幸せの存在に気づきます。
幸せは与えられるものじゃない、自らの手で掴むものなんだ、と。
自分で自分を幸せにできる、これが正解なんですね。

占星術は占いじゃなくて宇宙の一部としての人間を理解するための学問です。
一人でも多くの人にこの素晴らしい叡智の存在を知ってもらえたらと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?