冬至のチャート・セレスについて
ここ最近のチャートを見ていると、セレスが印象的だなと思います。
セレスとは
・ 女性性にとっての冥王星
・ 暗黒時代を乗り越えて手に出来る大人らしい生き方
・ 母に求めるニーズと、それが叶わない絶望
・ インナーチャイルドの傷
等の意味があります。
特に女性性にとっての冥王星、とはかなりキツイ象意です。
セレスは「養育」という象意が強調され、肝っ玉母さんのような温かさで子供や誰かを慈しみ育てると思われることが多いですが
実際の所は、意図して我が子を谷底に突き落とすくらい厳しい側面があります。
決して優しい存在ではない。
我が子の成長のためには鬼にでもなる、そんな存在。
セレスの象意を調べていくと「最も深い闇をともに生きる神」という言葉が出てきます。
普通だったら他人の闇に付き合う、なんて避けたいもの。
でも、そこに寄り添うこと
そこからその人が逃げ出そうとしたら厳しく指導することが出来るのがセレスです。
セレスほど人が成長するために「闇」が必要なことを熟知している存在は居ないからでしょう。
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セレスにとっての養育とは「自分で自分を面倒みられるように人を育てる」こと
だから、闇に向き合うその人をサポートする。
そして、その過程の中で
自分が他人(特に母親)に求めるニーズを自分で満たせるようになること
自分が魂と繋がり続ける為に感覚を育てること
インナーチャイルドを自分で癒せるようにすること
をその人が習得できるようにサポートします。
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そのセレスがここ最近のチャートで効いている。
冬至のチャートではセレスは9H、てんびん座の天頂に居ます。
この世界を生きていくための信念を確立するためにセレスが働いているのだと思います。
でも、てんびん座なので他者に依存したり、自分の傷を都合よく解釈して問題を見ない、と言う人も増える可能性があります。
0度なので、よりその流れが強くなる可能性があります。
それでも、他人から気づいた自分を掘り下げ
苦しくても自分の闇に向き合える人が、本当の成長を遂げられて
人として成熟するのだと思います。
自分の闇にこそ「本当の自分がいる」
だからこそ、自分と言う存在を闇の中から見つけること。
それがとても大切だと思います。