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月は進化させるもの

天体の象意、読み方は占星術の流派によっても違います。

太陽
進化占星術 目的
インド占星術 魂
心理占星術 自我


進化占星術 エゴ
インド占星術 心
心理占星術 幼少期に出来た条件付け

みたいな感じです。
流派によって何を目的にチャートを読み、そのチャートをどう活用するかが違うからでしょう。

*      *

進化占星術で月はエゴを表します。

私はエゴとは輪廻転生の中で魂の願いを実現させようとチャレンジしたけど、うまくいかず「失敗した」という挫折がそのままだったり、傷いたままの状態のもの。
なので、エゴの中には魂の願いそのものと失敗談、失敗した方法、それに関しての感情や思いなどが詰まっています。

しかし、エゴには魂の願いを実現させようとしたのに上手く行かなかった結果が蓄積されているため
「もう、あんな思いをしたくない」という自己防衛のためにエゴは奔走します。
なので魂の願いなんて気づきたくないとエゴは思わせるし
魂の願いを実現させようなんて肉体を持つ今生の自分が思ったならば「そんな事したら大変なことになるぞ!!」と大騒ぎして、何とか阻止しようとします。

魂の願いの実現を邪魔する存在でもあり、魂の自分とは一番遠い存在がエゴでもあります。

余談ですが、私たちはその傷つきすぎた自分が作った思い込みや自己設定を通じて現実を見ています。(なのでエゴとは現実を見る時のフィルター)

*      *

エゴが未消化の段階で月(エゴ)が作る自分像は自己防衛のための自己設定であるため
現実ではその自分像は全く機能しません。

例えば、月星座が牡羊座の場合「誰よりも勇気があって、リーダー気質の自分」なはずなのに、現実はせいぜい二番手で誰かの後ろにくっついていく、発言権もないし、誰も自分を頼りにしない・・・みたいな。

でも、月星座が示す自己像はエゴが未消化の場合は粗削りで、ただただ自分を守るためだけの存在ゆえ、その自分が現実化する事はありませんが
そこから自分のエゴに向き合い、エゴをしっかり昇華して、エゴのエネルギーを純化させていくほどに
月星座が示す自分像が個性を持ち、ただ勇気があって、リーダー気質なはず、なだけではなく
例えば11Hの牡羊座に月がある人の場合「みんながより進化するために勇気を持ってみんなを引っ張っていく」みたいな感じに明確になっていくのです。

月星座は欠損というマドモアゼル愛先生のお考えはなるほど、です。
でも、そこからエゴを純化させていくことで月星座が示す自分は魂の声の表現者となると私は考えています。


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