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「隣の席に座ってほしい人」になりなさい

新社会人、入社式の話題を耳にすると思い出し、
そして自分はどうか振り返る、
働くうえで大切にしていることの話です。


大学生のころ、私は教員を目指していました。

教員になるためには教員採用試験を受けますが、
小論文、そして面接など、
ことあるごとに「あなたはどんな先生になりたいか」と問われます。

大学では採用試験の対策講座が開かれていて、
私も受講生のひとりでした。
学習指導要領どうこうとか生きる力どうこうとか、
そういう解説がメインで行われていた講座だったけど、
そんなことは何ひとつ覚えていなくて。

でも、そこで、元校長先生だった講師の方がおっしゃっていた言葉が
今でも心に残っています。

「みなさんにどんな教員になってほしいか、
それは『職員室で隣の席に座ってほしい人』です。」

「知識や経験でいったら、
あなた方が採用されていったところで
他の先生方の手を煩わせてしまうこともあるでしょう。
でも、あいさつができたり素直で元気だったり、
愛される、教えがいのある後輩は、
一緒に働いていて気持ちいい。
そして、年数を重ねてきたら、
相談ができたり隣の席にいてくれると安心できる。
そういう教員になってほしいと思います。

「子どもたちに寄り添える」「子どもの自己肯定感を大切にする」
「楽しくてわかりやすい授業ができる」
いくらでも理想の教師像って語れるのだけど、
それは児童生徒を通してみたフィルターで語ったもので。
社会人、働く人としての教員像ってあまり語られない。
だから、今でも覚えているのかな、、、

その後、教員ではないけど、学校で働く機会に恵まれて、
この言葉により共感することができました。
この”隣の席に座ってほしい人”であることは、
学校を離れても、働くうえでとても大切にしていることの一つです。

ちなみに、
私が「隣に座ってほしい」と思う人の解像度をあげると、
・時間や期限を守る人
・机がきれいな人
だな、と思います。

今まで働いてきて、隣の机の人が、
子どもに時間守れというのに自分はいつもルーズ、とか、
朝飲んだ野菜ジュースの空パックが夕方まで置きっぱなし、とかが、私はちょっと嫌でした。
ものが多いとか多少散らかっている、とかはいいんだけど、
ゴミと共存しながら仕事するのは嫌。

嫌なポイントをはっきりさせると、
その人全部を嫌いになることはないかな、と。
割り切って仕事できるのでおすすめです。
ま、人に恵まれるのが一番です。
一緒に働く人は選べないこともある、でも、
どうせ働くなら気持ちよく働きたい!
そう思います。

あなたが「隣に座ってほしい」と思う人は
どんな人ですか?

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