【MSフレキ初心者向け】5,000円の予算でつくる支柱残しフレキ×提灯連動ATバンパー×リアATバンパー
はじめに
この記事はMSフレキを作ったことがない方に向けたMSフレキの作り方+コース復帰率が上がると言われているATバンパーを低予算で作るためのHow-to記事です。
「この記事に沿って作ればそのままMSフレキマシンでコースを走れるところまでいける」を目的としているため、フレキの加工方法だけでなく、比較的簡単に作れる前後ATバンパーの作り方もセットにしています。
MSフレキを始めたいけどハードルを感じている方の一歩踏み出すきっかけになれると幸いです。
MSフレキ×前後ATバンパーの完成イメージ
この記事に沿って作った完成像です。
ポリカボディーの塗装とカットについてはこの記事では触れていないのでご了承下さい。
このマシンを作るための全ての加工・組み上げ工程を100枚の写真を使って説明していきます。
使用するマシン・グレードアップパーツ・AOパーツ
MSフレキ×ATバンパーの作成に使うマシンとパーツの一覧
フェスタジョーヌグリーンスペシャル 定価:¥1,452
FRPフロントワイドステー 定価:¥286×2
FRPリヤブレーキセット 定価:¥418×2
FRPマルチワイドリヤステー 定価:¥330×2
FRPマルチ補強プレート 定価:¥220×3
スライドダンパースプリングセット 定価:¥198
ステンレス皿ビスセット (10・12・20・25・30mm) 定価:330円
ロックナット 定価330円
定価の合計で5,038円です。
Amazonや家電量販店の割引価格で揃えると4,000円ほどに抑えられます。
※ 上記とは別にお好みのローラーとフロント提灯に使うマスダンパーをご用意ください
キットはMSシャーシであれば問題ないのですがフロント提灯と今のスタンダードを考えると
・ポリカボディ
・中径ホイール
・ハードタイヤ
・超速ギヤ
が入っているキットがベストなので今回はフェスタジョーヌのグリーンスペシャルにしてます。
MSフレキ×ATバンパーの作成に最低限必要な工具
①ドライバー・スパナ
②ニッパー
③瞬間接着剤X3S
④棒やすり(100均で十分)
⑤ドリル(2mm、4mm、5.5mm)
⑥5mmの太さのドライバー
⑦デザインナイフ
⑧カッターのこ
⑨ドリルを入れる持ち手
が最低限必要な工具になります。多くが100均で手に入れることも可能です。
①ドライバー・スパナ
ドライバー、スパナはネジとナットが締められれば特にこれじゃないといけないというのはありません。ただ、1,000円ちょっとでタミヤのドライバーとボックスレンチのセットが買えます。普段のミニ四駆でも使用頻度が高い&とても便利なのでまだお持ちでないのなら購入をおすすめします。
②ニッパー
100均のものでもOKです。ニッパーもドライバー同様、使用頻度が高いためプラモデル用として出ている薄刃ニッパーがおすすめです。100均のニッパーと比べると断然使いやすいです。
③瞬間接着剤X3S
プラモデル用の低粘度の瞬間接着剤です。低粘度であれば100均のものでも代用は可能です。
④ 棒やすり(100均で十分)
棒やすりは100均のもので十分です。私は画像のダイソーのやすりを使っています。
⑤ドリル(2mm、3mm、4mm、5.5mm)
2mm、3mm、4mmは100均で手に入ります。5.5mmはホームセンター等で。
⑥5mmの太さの円柱形のもの
フレキに使うスプリングを拡張するために使います。最近ではセリアに売ってるドライバーがこのサイズです。
⑦デザインナイフ
バリ取りやシャーシの加工の際に使います。100均のもので充分です。
⑦クラフトのこ
100均でも売ってます。ベストはタミヤの薄刃クラフトのこですが、私はサイズ感(持ち運びがしやすい)が気に入っているためタミヤのカッターのこを使っています。
⑧ドリルのための持ち手
ドリルを使って加工は手作業やります。ドリルの差し込みの部分に合っているものであれば大丈夫です。私は100均のビットと本体がわかれるのを購入し持ち手の部分のみ使ってます。
あると便利な工具一覧
①ハサミ → テープ切ったりいろいろ
②プラスチックブラシ → 削りかすを落とす
③ピンセット → 細かいパーツや作業時
④油性ペン(マッキー) → カットのマーキング等
⑤マスキングテープ(10mm、mm) → カットのマーキングや保護
⑥紙やすり(150番、600番、1500番あたりがあると便利) → 断面の仕上げやFRPの磨き
ここまでが軸残しMSフレキ&ATバンパーを作るために必要なパーツと工具です。
ここから先は軸残しMSフレキを作る具体的な手順を紹介していきます。
軸残しMSフレキの作り方
今回作成する軸残しと呼ばれるMSフレキは通常のMSフレキより部品点数が少なく耐久性が高いと言われている作り方です。
早速作り方に入ります。
フレキに入れるスプリングの拡張
軸を残したMSフレキのスプリングは大きくは3つの選択肢があります。
①ダンガンレーサー用の樽バネを使う
②軸を加工して細くし、スライドダンパースプリングを使う
③スライドダンパースプリングを拡張する
①はパーツが手に入りにくい、②は手で加工は難しい&専用工具もありますが高価なため、今回はスプリングを拡張する③の方法を取ります。
必要なのはAOパーツのスライドダンパースプリングと拡張するために使う約5mmの太さのドライバーです。
ドライバーにスライドダンパースプリングのソフト(黒)を4つ下の画像のように押し込み24時間ほど置きます。
センターユニットの加工
続いてセンターユニットの加工に入ります。
上の画像のように前後ギヤカバーの少し内側でカットします。
このようにマスキングテープでカットするところに目印を入れると真っ直ぐ切りやすくなります。
次は切り離した前後の加工をします。
上の画像の黒線をニッパーで落とし、カットの際に出たバリも落とします。
次はギヤカバーの出っ張りをデザインナイフや、やすりを使って落とします。
上の画像の黒く塗っている部分の段差を消すイメージで落としていきます。私はデザインナイフである程度落とし、棒やすりで仕上げています。ここは削りすぎるとガタが出てしまうため、削りすぎないようにしてください。
このような形になれば完成です。
続いてセンター部分の加工です。
上の画像の壁の部分を半分ほど切り落とし(黒線の部分)段差の部分(赤丸の部分)を削って平らにします。壁の部分は大体5mmほど落とします。
この作業を前後両方行います。
私はニッパーでざっくり切り取り、デザインナイフとヤスリで仕上げています。
これでセンターユニットの加工は完了です。
前後ユニットの加工
続いて前後ユニットの加工に入ります。
前後ともにセンターユニット側の穴二ヶ所を5.5mmのドリルで拡張します。
拡張の際、貫通させず1mm〜2mmは残してください。貫通させてしまうと作り直しになります。
上の画像のようにドリルを入れる深さのところにマスキングテープを貼って目安にすると貫通防止&4ヶ所同じ深さに掘れます。
掘り込んで中のバリを取ったのが上の画像になります。前後2ヶ所づつ掘り込みが出来たら完了です。
次はセンターシャーシ側にある突起をニッパーで落とします。
続いて水平方向の削り込みをしていきます。
黒の矢印の高さまで落とします。ここもマスキングテープで印をつける事でまっすぐ切りやすくなります。
こんな感じでカットしていきます。狭い部分なので他の部分に歯が当たらないよう気を付けてください。
軸受けの部分(軸受けの周りの丸の部分)は残すため、黒丸のように余裕を持って切り落とし、デザインナイフややすりで削り落とすとよいです。
切り落とした画像がこちらです。ここは精度はあまり関係ないので多少ガタガタでも問題ありません。
次はシャーシが沈み込んだときにギヤが干渉する部分を加工します。まずは上の画像に写っているT字の部分をデザインナイフで切り落とします。 前後ともに同じ作業をします。
続いて上の画像の黒く塗ってある部分(横幅約5mmほど)をドリルとニッパーを使って切り取ります。
リューターがあれば削って薄くするのが良いですが今回はリューターがなくてもできるように穴を開けてしまいます。
穴を空けた場合、走らせるときはグリスがコースに垂れてしまうのでタミヤテープ等でふさいでください。
ギヤを入れてみて沈み込ませたときに干渉しないかを確認して問題なければOKです。
同じ作業を前後行ったら残りはスムーズに動くようにするための微調整です。
拡張したスプリングを上の画像のように支柱に差し込みます。ちゃんと拡張されていたらスムーズに入ります。
センターシャーシに前後ユニットをはめてみて上の画像のように削り込んだ分、奥に入るか確認しましょう。
ほとんどの場合、この時点では引っかかってスムーズには動かないため(リア側よりフロント側のほうがきついことが多いです)スムーズに動くまで削って調整していきます。
確認・加工するポイントは大きくは2つです。
①ここまでの加工で削り込みが足らない部分
②ここまでに加工はしていないが調整で削る部分
①ここまでの加工で削り込みが足らない部分の確認
一つ目はセンターシャーシの半分落とした壁の部分です。
切り込んだ部分が垂直ではなく、画像の黒線のように斜めになってる場合はここが引っかかっている可能性があるため垂直にします。
二つ目は前後ユニットのの軸受けの部分。ここも切り込みが甘いと引っかかるので確認して引っかかっているようなら削りましょう。
②ここまでに加工はしていないが調整のために加工する部分
スムーズに動くようにするための加工になります。
一つ目は前後ユニットのセンターシャーシと当たる部分です。ここが調整で削るメインの部分です。
広範囲を平らに削りたいときは紙やすりを上の画像のように平らなものに貼りつけてやると便利です。
私は中目(200番〜400番)を使うことが多いです。
二つ目は前後ユニットのセンターシャーシと合わせる穴の大きさの調整です。こちらも干渉しているようなら調整します。私は真上から見て干渉してそうなところを棒やすりで削って調整しています。
1.前後ユニットのセンターシャーシとあたる面を削る
2.はめてみて全体的に引っかかっている感じがする時はさらに削る
3.左右どちらかが引っかかっている感じがする時は前後ユニットの穴を削る
の流れで調整するのがオススメです。
この調整は削りすぎるとガタが大きくなってしまうので少し調整しては確認を繰り返しましょう。
バネを入れた状態でスムーズに動くようになればMSシャーシのフレキシブル加工は完了です。
最終的にはグリスを塗りますがこの後もマシンの加工は続くので一旦グリスを塗らず仮組みします。
トラスビスとワッシャーで仮組みします。
ワッシャーの大きさが若干大きく、ビスを完全に閉めてしまうと前後ユニットの壁に引っかかるため、仮組みの時はビスを最後まで絞めず少し隙間を開けておきます。(ワッシャーが動くぐらい)
※最終的にはお辞儀防止プレートをつけるためワッシャーは仮組みの時しか使いません。
提灯連動フロントATバンパー・リアATバンパーの作成
ここからは前後のATバンパーを作っていきます。
リヤはアンカーという方も多いですが、リューターがないと作れない点、加工難易度、パーツ点数がATバンパーの方が少なくて済む点から今回は前後ともATバンパーとしました。
それでは具体的な作り方を説明していきます。
前後のバンパーカット
各バンパーを作成する前にMSシャーシに付いているバンパーを切り落とします。
フロント、リア共に上の画像の黒の線でバンパーをカットします。
これから作るATバンパーをぴったりシャーシと合わせる事でガタの防止やスラスト抜け防止になるため、このタイミングでは余裕を持って切り落とし、ATバンパーが出来たら現物合わせして調整します。
リアATバンパーの作成
MSシャーシのバンパーカットが終わったらFRPを使ったリアバンパーを作っていきます。
使うパーツは
・FRPリアブレーキステーセット
・FRPマルチリヤワイドステー
・FRPフルカウルフロントワイドステー
・スライドダンパースプリング(MSフレキで使わなかったシルバーのほう)
・FRPマルチ補強プレートに入っている6mmのアルミスペーサー
になります。
まずはATバンパーの土台となるFRPマルチリアワイドステーの加工をしていきます。
右が加工後、左が加工前です。
青の線でカット、赤丸を4mmに拡張、黄丸を2mmで穴あけ&皿ビス加工します。
まずは左右をカット
次は穴を4mmに拡張します。
拡張したら、ATの稼働をスムーズにするために、上の画像のようにドリルを左右に斜めにして穴を拡張します。
ここの削る量はATを組んだときにスムーズに動けばOKなので、削っては稼働を確認を繰り返し微調整するのがオススメです。
次は新規の穴あけです。
上の画像のようにマルチワイドステーとブレーキプレートをビスで仮止めします。
裏返し、画像の青矢印のブレーキプレートの穴をガイドに2mmで穴を空けます。
次は新規で空けた穴に皿ビス加工をします。
左のタミヤから出ている皿ビス加工ビットがベストですがリューターが必要になるため、今回は右の4mmドリルで皿ビス加工をします。
皿ビス加工が終わったら仮組みをしていきます。
皿ビス加工した穴に10mmの皿ビスを通しナットでとめます。
ブレーキプレートに15mmのビスを通し
・スペーサー6mm(FRPマルチ補強プレートに入っているもの)
・スペーサー3mm(FRPブレーキプレートに入っているもの)
・先ほど組んだバンパー
・スプリング
・ワッシャー
・ナット
の順番で組み立てます。
これで仮組みは完了です。
ATバンパーの稼働に引っ掛かりがないかを確認し、引っかかるようであれば加工した穴を調整しましょう。
次は作ったバンパーをシャーシに仮組みします。
シャーシのカットを余裕を持ってカットしているため、最初はATの稼働部がシャーシにあたって取り付けられない状態だと思います。
シャーシ側(上の画像の矢印の部分)をバンパーが取り付けられるまで削り込みます。バンパーが軽くあたる&ATバンパーの稼働も引っかからない状態がガタが出にくく理想です。
多少面倒ですが削っては確認を繰り返して調整しましょう。
シャーシの削り込みが終わり、仮組みが出来たらリアバンパーの作成工程は完了です。
リア側のお辞儀防止プレートの作成
一般的にお辞儀防止プレートはARシャーシリアワイドステーなどを使ってコの字型にする事が多いですが今回は5,000円の予算でという目的なのでマルチ補強プレートを使った=型でつくります。
(マルチ補強プレートなら一個で220円、ARステーだと330円×2なのでコスト1/3です)
上の画像のようにリアバンパーと干渉しない位置でカットします。
カットしたプレートはそのままだとフレキの稼働に干渉してしまうため、上の画像の矢印の部分のように少し削ります。
これでリヤ周りは完成です。次はフロント周りです。
フロントATバンパーの作成
使用するパーツはリアのATとほぼ同じです。(6mmスペーサーが写ってますがフロントでは使用しません)
まずはブレーキプレートから加工をします。上の画像の青線をカット、赤丸を新規穴あけ&皿ビス加工します。
穴あけのガイドにリヤで使ったブレーキプレートを画像のように合わせ、赤丸の位置を2mmドリルを使って穴を空けます。
空けた穴を4mmドリルで皿ビス加工します。
左右と取り付け穴1個分をカットしたら完成です。
次はATの土台部分をつくります。
左が加工前、右側加工済みのプレートになります。
青色の線をカット
赤丸を3mmのドリルで拡張します。(リヤは4mmで拡張しましたが、フロントは3mmです。お気をつけください)
カット、拡張が終わったら3mmで空けた穴をATがスムーズに動くように斜めに拡張します。
前後方向は上の画像の方向のみに斜めに拡張します。
左右は両方向拡張します。ドリルが外側に来る方向を気持ち多めに拡張します。
ビス15mm→加工したプレート→フルカウルステー→スプリングワッシャー→ナットの順番で組み付けます。
最後にブレーキプレートとバンパーを組みます。
・皿ビス20mm
・ブレーキプレート
・真鍮(つばか下に来るように)
・バンパー→真鍮(つばが上に来るように)
・1.5mmスペーサー(ブレーキプレートセットに入ってるもの)
・スプリング
・ワッシャー
・ナット
の順番で組み立ていきます。
フロントバンパーを止めているビスのところにワッシャーを入れることでスラストを調整できるATバンパーになってます。
左右のAT稼働、上の画像のようなスラスト方向への稼働を確認してスムーズに動くようなら完成です。
ブレーキプレートの2つ目の穴をシャーシに取り付けます。リアバンパーと同じく、シャーシを余裕を持って切っているので、最初は干渉して入らないと思います。
フロント側はギリギリまで詰めるのでシャーシを上の写真のようにギリギリまで削ります。
シャーシの削りでは足らない部分はATバンパーのFRPを削って調整しましょう。
バンパーがシャーシに軽くあたる&ATバンパーの稼働も引っかからない状態になるまで削ってください。
フロント側のお辞儀防止プレートの作成
リアと同じくFRPマルチ強化プレートを=型にしてお辞儀防止プレートを作っていきます。
基本の作り方はリアのお辞儀防止プレートと同じです。FRPマルチ補強プレートをフロントバンパーと干渉しないようにカット。
シャーシ側と干渉を避けるために丸くなっている部分を少し落とします。
これでフロントバンパーも完成です。あと残すはフロント提灯のみです。
AT連動フロント提灯の作成
今回のAT連動提灯の作成に使うのはFRPマルチ補強プレート2セットです。
このような形で組んでいきます。
上の画像のように青線をカット、赤丸は皿ビス加工します。
カットする部分をマスキングテープで印をつけます。
適当にドリルで穴を空け、ニッパーで切り取っていきます。
ニッパーで切り取ったら、やすりで仕上げます。
やすりの仕上げは左右同じ形で削るので上の画像のように二枚を重ねて作業するとよいです。
皿ビス加工をし、余分な部分を切り取ります。フロント提灯のFRPプレートの加工は以上です。
10mmの皿ビスで組み上げます。
今回のフロントバンパーとフロント提灯の組み合わせであれば提灯のベースになるFRPマルチ補強プレートは加工しなくてもモーターカバーとギヤカバーの間のスペースに綺麗に収まります。
ここまででフレキの加工と前後ATバンパー、ATバンパー連動の提灯の作成は完了です。
仕上げ作業
仕上げ作業でやることは大きく3つです。
1.FRPプレートの仕上げ&磨き
2.接着剤によるFRPプレートの強度アップ
3.フレキ・ATバンパーの本組み&グリスアップ
1は無くてもいいですが見た目の雰囲気がだいぶ上がります。2は無くてもいいですが強度が上がるのでやっておいたほうがいいです。3は必要です。
FRPプレートの仕上げ&磨き
上の画像の左が通常のFRPプレート、右側が磨き&仕上げ後のFRP
光沢が消え、FRPでもだいぶ雰囲気出ると思いませんか?
方法としては800番の耐水サンドペーパーを上のような平らなものに貼り、水を少しつけてでゴシゴシ磨きます。番手を上げると光沢が出てくるのでお好みの雰囲気が出る番手を見つけていただけたらと思います。
断面もやすりで直角になるように削ると見た目が良くなります。
断面やビスを取り付けない穴などFRPの白い部分をマッキーで黒く塗り、白いところをなくすとFRPっぽさが消せます。
全てのFRPを磨き&仕上げたのがこちら。
組み上げると結構違いがわかります。
瞬間接着剤でFRPの強度を上げる
瞬間接着剤をFRPの断面に染み込ませることで強度を高める方法です。
FRPの断面を外周全て&ビスの取り付け穴に流し込みましょう。
特にフロントバンパーに取り付けるフロント提灯の穴は削れやすいためやっておくことをおすすめします。
MSフレキのグリスアップ&本組み
最後の工程はグリスアップと本組みです。これが終われば完成です。
仮組みしたフレキシャーシをバラし、グリスを塗って組み上げていきます。
グリスはスライドダンパー用のグリス(画像右上)が一般的には使われますが、キット付属のグリスでも代用は可能です。
グリスを塗る箇所は前後ユニットのセンターシャーシと触れる部分、センターシャーシのスプリングの入っている部分の2ヶ所です。爪楊枝や綿棒など細いものを使うと塗りやすいです。
グリスアップが終わったら10mmのビスで組み上げます。
前後ATバンパーの本組みグリスアップ
制作時と同じ手順で組み上げ、一部ロックナットで止めます。
赤丸の位置をロックナットでとめます。
フロント・リヤのATバンパーの矢印の部分にグリスを塗ります。
前後バンパーを12mm(ブレーキプレートに入ってるビス)のビスでとめます。
最後にフロント提灯を乗せ、提灯が抜けないようにロックナットでとめれば完成です。
あとは通常の組み立てと同じ手順でターミナル、モーター、ギヤ、タイヤ等を組み上げてください。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事がMSフレキを始めるきっかけになっていたら幸いです。何かお気づきの点などあればコメントをいただけると助かります。
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