【備忘録】自分の中で赦せるリークとそうじゃないリークの違いについて
昔はゲームのリーク情報なんてほとんどなくて、ゲーム雑誌とかテレビくらいでしか情報が得られなかったから、むしろワクワクして続報を見守ったり、ふと見た情報から「このゲームめっちゃ面白そう」と期待を募らせて買ったり、そんな感じだった。
昨今ではSNSの普及により、プレビューなどの数字が承認欲求や収益に繋がることから、情報の「速さ」に重きが置かれることになった。
また、情報技術の発展により、オンラインゲームのコードを解析して隠されたデータを暴き、リークに繋げる人も増えてきた。
新作ゲームや、大型オンラインゲームのアップデート情報は誰もが目を光らせて最速で情報を仕入れようとする社会になったような気がする。
リークでないにせよ、ゲーム端末からスクリーンショットを手軽に載せられたり、SNSで呟くことで気軽に最新作の進度を共有したりできるようになった。
さて、ここで、自分の中で赦せる情報と赦せない情報があることに気が付いた。ここでいう赦せない情報とは、目に入れたくなかった情報のこととする。
赦せる情報
公式が出している情報は赦せる気がする。よく見るのはニンテンドーダイレクトだが、たしかにこの番組は良く出来ていて、知ることでワクワクが募ったりすることが多い。
基本的には自分が未通過のゲームに関しては何時如何なる時も知りたくはないけれど、さすがに発売からある程度の期間が経過していたり、「未通過である」ことに落ち度があるような情報は仕方ない気がする。避けようがない。
また、リークの中でも、たとえば知ることで有利になる或いは不利益を回避できる情報は赦せていることが多い気がする。
たとえば遊戯王の制限改定は、発表直後からカードの値段が変動するため、持っている高額カードの値段が暴落しないうちに売ってしまいたい、またその逆で、制限改定後に重宝されるようなカードは安いうちに買っておきたい、そういう時の情報は赦せる気がする。
赦せない情報
まとめてしまうと、「知っても発売やそこに至るまでどうしようもない情報」「実際にプレイしないとわからない情報」が赦せないことが多い気がする。
例えば、「次のアプデで○○弱体化」とか「○○のモンスター倒したら次は○○か」とか。
APEXのリークはめちゃくちゃ多くて、そのたびに最速でリークの動画を出したり、それについてどうこう騒いだりしている人がいるが、それは公式がパッチノートを発表すればいずれは(しかもアプデ前に)わかることなのに、ちょっと早く知るだけのことに何の価値があるんだろうと思ってしまう。
また、新作モンハンとかでもよくある、「○○倒した~」系や、モンハンじゃなくても、新作ゲームで「○○まで行った」系は正直全部目にしたくない。
すべてのゲームに共通して、先に何が待っているかを知りたくない。そのゲームでの初めての体験(驚き、苦労、乗り越えた達成感、見聞きする世界観など)は直に触れて味わいたいから、その体験に対しての感動が薄れてしまうことはすべて嫌いだ。
とても正直に話してしまうと、こういった進捗報告で平気でネタバレをしてしまうような人のことは毎度、自分がその作品をプレイする期間はミュートしている。申し訳ないけれど。
ネタバレへの向き合い方
じゃあいつから話せばいいのかというのも難しい話だと思う。
自分の中でひとつ基準がある。それは「発売から半年間は、プレイしないとわからない情報を出さない」というものだ。対戦がメインのゲームだと三ヶ月とか。
半年にした明確な根拠は無いが、一か月や二ヶ月だと普段ガッツリとゲームをやらない、家庭を持っている社会人だとクリアまでたどり着けていないのではないかという憶測。
また、全員が発売から初日で遊ぶわけではなく、周りの人間が遊んでいる様子を見て後からプレイを決める人もいるわけで、その期間は発売から一か月はくだらないと思う。その人たちがクリアするまでの時間を先ほどの期間で考えても、発売から4カ月ほどは未クリアの人がある程度いる認識だ。
残りの2カ月間はマージンとして、たとえば一回途中で投げ出したけれど気が向いてまた再開した人とかもいるかもしれないという可能性も考慮して、「ここまでかな」というラインがだいたい半年くらいだと思っている。
まとめると、
・公式が出している情報は良いが、プレイをしないとわからないような情報は基本的に感動が奪われるので知りたくない。
・進捗報告はほかの人へのネタバレになるかもしれないので、上記の通り、プレイしないとわからないような情報を言う時は半年間くらいは時間を空けている。