22次元を超えてゆけ

「22を超えてゆけ」辻麻里子氏の本を読んだ。正直、あれ?小説なん?なんか読む気しない、と最初は思った。228ページもある、多分、途中で読まなくなるパターンと思ってた。しかし、ゼロポイントを知りたいと思ってたから最後まで読めた。

私がメモとして残したいところだけを書く。

文字とは霊的レベルに応じて、それぞれの感性によって読むもの。宇宙言語(数字、幾何学)とは表面をなでるだけでなく、その裏に隠されている意味を掘り当てなければ理解できない。
文字とは人が支配するものでなく、文字に宿る天空の旋律を地上に再現するもの。

心にもないこと言ったり、言葉と心が完全に一致しないと、言葉に歪みが生じ、惑星の音、音程が狂う。笑いでさえも、愛想笑いをしていると音程が狂う。地球との調和を失った生き方、人工的な時間に支配されるとズレる。


「時間」と「空間」と「境界」を超えるには、心をゼロに保ち、(命綱となる)光の糸をつたっていく。脳波をシータ波に保ち、心の中心、ゼロポイントに置く。
ゼロポイントとは、天と地の中心、過去と未来の中心、光と闇の中心、そこは二極が統合されている、完全にバランスがとれているところ、二極の中央、永遠の場所、今という瞬間、と私は解釈しまとめた。

シールドをかけないまま時空を超えると、精神に歪みが生じる、集合意識を呼ばれている記憶へのアクセスコードに、重大な影響を与える。
磁気を帯びた光を捕まえるには、意思がいる。
肉体と心、内側と外側の世界、右脳と左脳、両者のバランスを保つこと。それがゼロ領域に入ることを可能にしてくれる。肉体には宇宙との交信に使う器官が生まれつき備わっている。宇宙的な鼓動、リズムとの同調点に達すると心の中に「ゼロポイント」と呼ばれる状態が訪れる。一点の曇りもない、晴れわたった青空のようでもあり、光の彼方へと無限に広がり始める。それが宇宙との接点であり、臨界点をこえて異次元の扉を開ける。

脳は、情報を送受信できる器官であり、記憶は他の領域に蓄積されているデータを随時引き寄せている。記憶のメカニズムは、言葉、音声、香り、触感、図形、数字、感情など多岐にわたって、同じ波動を持つものを引き寄せてくる仕組みとなっている。これらは同じ波動のものを響かせる、いわば共鳴現象を利用しているのだ。同じ形の音であれば倍音を響かせ、やすやすとオクターブを超えることができるのだ。

宇宙とは巨大な脳、ホストコンピューターのようであり、自分たちの脳は端末機にすぎない。逐一、宇宙にデータを書き込み、断片的な記憶の連続を人は時間と呼んでいる。映画フィルムのコマ送りのように断片を1コマ1コマ並べ、一本の連続した時間というものを感じているにすぎない。どこの誰でも閲覧できる。ただし、アクセスコードが必要であり、そのコードによって読める範囲も決まってくる。動機が不純なものには読めないように、象形文字や光の言語で書かれているものもあり、シールドがかけられている極秘データもある。

極秘データの例として、意識を保ったまま死ぬ方法がある、意識を保ったまま死ねば、多くの光を地上に残して逝くことができる。これは、次の生に記憶が途絶えることなく、持ち越せる。真の意味を理解できるまではこれは極秘データ。

人は多次元の存在とも脳を共有している。
個人という概念は幻影にすぎず、多様性に満ちた宇宙の1なる法則が存在している。

宇宙の周期は86億4000万年とされているが、これは創造意識のたった1日にすぎない。

始まりも終わりもない。時間と空間、肉体と意識が別のものではない。意識の連続性こそが宇宙だ。意識は一つの肉体の生涯ごとに断絶されるわけではなく、持ち越される。


3次元と6次元はペアになっている。
9次元のペアは0次元。3次元からは、6次元にコンタクトをとることが限界領域で、7次元以上を検索するためには6次元を中継地点とし、6次元とのつながりを強固にしなければ、とても12次元までにはいけない。3次元から6次元中継して、12次元までが限界。12次元中継地点とした時の限界は22次元となる。22次元を超えること、今までの限界を超えること。

宇宙図書館にアクセスすることは、個人的な好奇心を満たすことではなく、惑星地球に宇宙の光を持ち帰ることにある。宇宙の波動を引き込み、惑星地球をゼロ磁場に変えることにある。
アカシックレコード閲覧を続けるだけというのは、自分の世界に閉じこもってバランスを崩している状態。自分の得たものを他者と分かち合うことができれば、再び新しいものが入ってくる。

一人一人は地球に張り巡らされた神経であり、光を受信、発信する電気的な存在でもある。そして、地球の細胞の一つであると自覚してほしい。粗い物質を繊細なものへと変換し、精妙な波動を宇宙へと返還することが、人類に与えられた仕事だ。

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