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#6 マイホームは本当に必要か?

人生の三大支出のひとつ “マイホーム”を買うと貧乏になる

いきなりインパクトのあることを言いますが、
「マイホームを買うと貧乏になる一番の原因」になります。

「家は資産」になるとよく言います。
しかし実際のところ日本の不動産(家)は、99%資産ではなく
「死産」と言われています。

なぜかと言うと、新築だと鍵を開けた瞬間に2-3割値段が下がります。
販売会社にバカ高い手数料を取られているからです。
2000万円の価値しかないものを3000万円で買わされているから
買った瞬間、マイナス1000万円の借金です。

海外の住宅事情では資産になりうる可能性があり
家・土地の値段は年々、上がっていきます。

しかし日本ではそうはいきません。
あっても「千三つ」とよく言われるように、1000戸に3戸です。
それも一般にはほとんどおりて来ず、買うのは不可能です。

家は資産ではない

まず資産とは、買った価格以上に将来金銭的価値をもたらせてくれるものを言います。

日本の40歳の人の平均資産はマイナス1000万円。
そして不動産市場には自己破産をした物件があり、
そのほとんどが住宅ローンが払えないことでも自己破産だそうです。

よく言われる、「家を立てたら一人前」?笑
おかしな話ですよね。

よくCMで「お借り入れは年収の3分の1まで」とよく聞きますが、
家に限って年収の何倍もの借り入れをします。
それもおかしな話ですよね。

資本家側から見ると、世界中ある程度共通していることで、
労働してくれる人が必要で、効率よく労働してもらおうと思うと、
「家を買わせること」で人をそこへ縛ります。
資本家側の策略として「家のためにずっと働いてもらう」というのが、
よき労働者でいてもらうもっとも良い方法です。

なので自分の人生の時間を消費して買っているという認識が必要で、
何かを買うのにお金を使うことは、時間を使っていることと同じで、
家に関しては35年ローンで、35年先の未来まで使って家を買っていることになります。

その資源(リソース)をどこに投資するかは、きちんと考えるべきです。

価格と価値の違い

価格とは、何かを買うときに支払うもの
価値とは、何かを買うときに手に入れるもの

「価格」はただの値札

「価値」には一概には評価は難しく人によっても変わってきますが、
大きく「金銭的価値」「機能的価値」「心理的な価値」「将来のリターン」などのことを言います。

なので数字(価格)と感情(価値)を分けて考える必要があります。

家を買って得られる価値は?

金銭的価値 → ないに等しい、ほとんどが負債
機能的価値 → 広いスペース、綺麗な空間
心理的価値 → 所有欲、家族の心の充足、お気に入りのスペースや自由度

それぞれを分けて考えるべきです。

持ち家と賃貸の違い

「そもそもその人によって違う」が結論ですが、
維持費の違いで比べてみます。

持ち家
・購入と売却の価格差分の負債 → 購入価格の3割
・ローンの金利 → 3000万円の家で1%、35年で約600万円
・火災保険
・固定資産税
・修繕費 → 約1200万円(お風呂、外壁、床)
・35年間の縛り

→払うローン金利と修繕費でもう一棟家が建てられます!

賃貸
・家賃
・火災保険
・更新料

→ほぼ家賃のみ

よく言われるの魔法のワードで「家賃支払っているなら、同じ金額払えば自分の家に!」というものがあります。
これは半分正解で半分間違いです。

これが負債を買っていたら…
3000万円で買った家が、瞬間で2000万円になる。
ということは、家賃7万円で住める部屋に10万円支払っているようなもので
結果マイナスのなっている不動産屋の魔法のコトバです!


車は売ればいいし、保険は解約をすればいいですが、
家は買った値段の3割は損を覚悟しなくてはいけないので売れないので
売っても借金が残り、損切りし辛いです。

新築の家を買う人はそれ以外のところで大きく我慢にして、種銭を作り資産を作る買い物をするべきです。

リセールバリューの話

車などでも言えることですが、上記のことを踏まえると
中古を買うことが良いです。

日本人は80%が新築を買うそうですが、価格は15-20年ぐらいで価格下落が落ち着くので、そこが狙い目です。
そしてリフォームをすれば、価格を抑えても見た目は十分綺麗になります。

まとめ

夢のマイホームが必要なのかは見直しましょう。
毎月家賃を支払って自分のものになりというのは、「社会の罠」です。

金銭的価値 ・・・日本の住宅が買った瞬間に負債になることがほとんど
機能的価値 ・・・賃貸や中古でも満たせるかもしれない
心理的価値 ・・・欲しいという欲は満たせるかも

このようなことを踏まえてマイホームを検討しましょう。
ですので、中古や賃貸を選択肢に入れましょう。

中古でも・・・
リフォームすれば綺麗になる
リセールが良い

とはいえ、欲しいなら欲しいで良いですし、金銭的価値だけで選ぶ必要もありません。さらに田舎だとそもそも賃貸がないこともあります。

なので自分の人生の時間を消費して買っている認識を持ち考えましょう。

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FUJI
1990年生、岡山県出身。画家の祖父のもと、デザインに興味をもち、津山工業高等専門学校を卒業後、大阪モード学園に進学し、住宅系インテリアデザイナーの道へ。
セルフビルドの空き家再生と不動産賃貸業を目指し、勉強中。同時に不定期立ち飲みイベント「立ち飲み 余市」を企画中。
twitter : https://twitter.com/FUJI365_tm
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