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Day15 誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ

※いしかわゆきさんの著書『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』の巻末にあるテーマに沿って、1ヶ月「書く」チャレンジをしています!

こんばんは、moikoです。

今まで数え切れないほどの本を読んだり、映画を見てきましたが、オススメは?と聞かれるとちょっと尻込みしてしまいます。今まで人にオススメしても、あんまりその人にハマったことがなくて(笑)

本や映画は好みが違うと中々話が盛り上がらなかったりするから、人にも「オススメは?」と聞かなくなりました。

でも、今日はそんなことは置いておいて、私のオススメの一冊をご紹介します。それは、

『フライド・グリーン・トマト』

主婦のエブリンは、子供達も独立し、夫との関係も冷え、人生に生きがいや楽しみを見いだせずにいました。そんな中、叔母を訪ねた老人ホームで、生き生きと過ごす老女ニニーと出会います。そのニニーが、昔話を話し始めます。その昔、南部アメリカで「ホイッスル・ストップ・カフェ」を経営していたイジーとルースの物語を…。

夫に従うだけの貞淑な妻だったエブリンが、ニニーが話すイジーとルースの話に勇気をもらい、自分に自信を取り戻していく様子が爽快で感動します!

現代のエブリンとニニー、過去のイジーとルースの話が交互に書かれています。エブリンはニニーの話が聞きたくて、老人ホームに足繁く通うようになり、黒人のニニーとの友情も育んでいくのですが、人種や年代、立場などを越えて繋がっていく関係に心がじんわりと温まります。

イジーは男勝りで気性の荒い自由な性格で、ルースは正反対で女らしい性格。そんな真逆な2人の固い友情にも涙、涙、涙です!

イジーとルースにはある秘密があるのですが、それが徐々に明かされていく感じが、サスペンスのような展開でハラハラして、後半はページをめくる手が止まりませんでした。

本の中に出てくる南部料理の描写も、ヨダレが出そうになるおいしそうなものばかり!特にカフェ自慢のバーベキューが何度も出てきてお腹が鳴ってしまいそうに…。タイトルになっている「フライド・グリーン・トマト」もその1つで、本の巻末にレシピが載っています。

昔の南部アメリカの様子について知ることができるし、人種差別や女性の自立などの問題など色々な社会問題についても描かれていて、これを読んだ当時の高校生の私にはどれも新鮮なものでした。

女性による女性の物語といった感じですが、男性が読んでも同じように爽やかな感動があるのではないかと思います。

自分に自信が持てない時、何か理不尽なことに悩んでいる時、読んでいただけたらきっと元気と勇気をもらえる一冊だとオススメします!

映画化もされていて、こちらも素晴らしいので、両方楽しんでいただけたら嬉しいです。



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