なぜLabradoはエコノミーの導入を急いだのか?(1/2)

11月25日(金)のExecutive Producer’s Letter #8を受けて…

なぜ、サーバーを1ヶ月超止めて、エコノミーの導入を急ぐのか?
ユーザーはバグ修正後に早期にリスタートを望んでいるが、その声を無視するのか?

自分が公式DiscordやTwitterで見る範囲だと、このよつな意見が多い気がします。
レターの中でも、運営サイドはこのような意見があることは分かっている様子です。

なぜ、運営はそういったユーザーの声を無視してまでエコノミーの導入を急いだのか?
自分なりの考察をここに記したいと思います。

(今回の話は事実のみをベースにした論理ではなく、一部推理や推察を含みます。
もしかしたら後から全然違うじゃん!って事もありうるので、ご容赦ください)

まず自分の立ち位置を記したいと思います。Executive Producer’s Letter #7にて、
「Twitter等でユーザーのフィードバックを望みます」というアナウンスに対して自分は以下のようにツイートしました。

その後、運営がレターにて「エコノミーを導入した上で12月15日にリスタートする」という発表をしました。
「ああ、バグ修正のみのリスタートだと、ゲーム内のエコノミクスがあっさり崩壊する危険性があるのだな」と、自分は感じました。
その為に多大なリスクとコストを払ってエコノミー導入という博打に出たと。


そもそも、皆さんはLabrado内のエコノミクスの中心は何だと思っていますか?
トークンである$LBRD ですか?
ゲームがスタートしてからの約3週間、自分が観測した範囲では、BNBとのトレードレートはほとんど変わっていませんでした。
(1BNB =約250LBRD)
なので、BNBの相場に応じて$LBRDの対ドル価格は変動しますが、BNBとの結びつきが非常に強固ですので、現状の報酬プールやユーザー数であれば、そう大きな心配は不要だと私は考えています。
(メンテ突入直前にBOTグループが大量の$LBRDをBNBにトレードし、持ち出したのなら話は別ですが)

トークン相場と並んで非常に重要な要素があります。それはGEM相場です。
FTXの事件の後に出たExecutive Producer’s Letter #5にて、運営サイドは以下のように表現しています。

「ジェムは Labrado内経済の血液とも呼べる重要な役割を担っている」
「私は、ジェムのフロアが安定している限り、Labrado内経済は大丈夫だと自信をもって言えます。」

つまり、GEM相場が急激に下がるような事があれば、それはエコノミクスに問題があると考えることが出来ます。

これについて具体的な数値を設定して確認します。
ユーザーA 攻撃コスト200 報酬の評価額 420
ユーザーB 攻撃コスト100 報酬の評価額 150

評価額と実際のGEMの実売価格が等しい場合、
Aは220、Bは50の利益があります。
どちらも順調に稼いでいますね。

評価額に対してGEMの実売価格が1/2の場合、
Aはかろうじて10(210-200)の利益、
Bは25(75-100)の赤字です。

評価額に対してGEMの実売価格が1/3の場合、
Aは60(140-200)の赤字、Bは50(50-100)の赤字。
彼らは戦略として間違った行動をした結果赤字なのでしょうか? もちろん違いますよね。


話を戻します。11月14日からスタートしたメンテナンスでは、BOTの削除が一つの目標でした。
BOTは自動で安いGEMを買い漁り、高い値をつけて販売していました。
これはGEMを買いたいユーザーにとっては邪魔な動きですが、GEMを売りたいユーザーと、全体的なエコノミクスにおいては非常に有益でした。
今回、そのBOTを削除する過程の中で、BOTの行動履歴を改めて点検したのかも知れません。その上で、BOTの削除によりGEM価格がどれだけ下落するかシミュレーションすると、想像より悪い結果になったのでは……
というのが、個人的な見立て(妄想)です。


文字数が1,500超えたので、続きは次回にて。
次回はエコノミーの導入がいかにエコノミクス、具体的にはGEM相場に押し上げに繋がるのか、妄想してみたいと思います。

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