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くらげミュージック大賞 2024年上半期編

やっほー👍
くらげです。

2024年、あまりにもくらげミュージックがアツすぎる…
豊作とかいう次元じゃないですよ……

てなわけで上半期に刺さった曲についてタラタラ語ります。
年末の大賞に向けた中間発表的なランキングなので、ランキングとかにはせずリリース順に並べております。
あと去年末は思い入れ抜きの楽曲の魅力をメインに語りましだが、今回は思い入れも込みで書いています。
ではやっていきましょう。

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シェキラ☆☆☆ / Liella!

作詞:宮嶋淳子
作曲:小池竜暉 Hoffnung
編曲:小池竜暉 Hoffnung

前作『Jump Into the New World』に続くジャズテイストな楽曲。

Liella!楽曲の1つのイメージとしてかなり固まってきたジャズ風な要素に加え、前作のテクノとは異なるスカっぽい要素を加えたパーティ感の強い曲となっている。

不可侵だった5人で歌うアニメ1期挿入歌を11人で歌ったLiella!5thライブのテーマソングであるという背景や歌詞からも、5人から11人への楽曲の継承といった重い意味合いではなく「一緒に踊ろう!」という追加となった6人のメンバーだけでなく我々ファンへのメッセージ性も感じる。
この曲を本編の最後に持ってくることで、このライブ自体を1つの"ショー"として表現するのがあまりにも""テーマソング""として成り立っている。すごい。

5人体制最後の曲となった『ユニゾン』が物悲しいような時計の音で終わるのに対し、本作のサビ前のブレイクに合わせた秒針の音は直前の「12時をすぎても醒めやしない 魔法にかけられちゃう覚悟はいいですか?」という歌詞からも読み取れるとおり、これからも続いていくLiella!の魔法で夢のようなステージをバチクソ技巧的に表現している。

ほんでラスサビが伸びるもんだから素晴らしい。Liella!のこれからが本当に楽しみだ。


美しく生きろ / 高嶺のなでしこ

作詞:shito Gom
作曲:shito
編曲:HoneyWorks

HoneyWorksサウンドプロデュースのアイドル"高嶺のなでしこ"のメジャーデビューシングル表題楽曲。
メジャーデビューシングルとしてあまりにも出来すぎている。

まず歌詞が素晴らしい。"高嶺のなでしこというアイドル"を体現している。
聴いたことない人は一旦聴いたあとに歌詞を音読してみてほしい。好きになるから。

んでメロもバチバチのHoneyWorks節が効いている。正直ハニワは上澄みをさらう程度にしか知らんが、まじっく快斗1412で『アイのシナリオ』を聴いたあの時の感覚が蘇ってきた。僕がギターを触るきっかけとなった1曲なので。

ラスサビで増えるギターの「やっていくぞ!」感がほんまに好き。落ちサビからの繋ぎ方も


Link to the FUTURE / スリーズブーケ&DOLLCHESTRA&みらくらぱーく!

作詞:畑亜貴
作曲:LiCu 古河夕
編曲:EFFY

ラブライブ!北陸大会に向けて作られた、"蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ"ではなく3ユニットの合同楽曲として歌われる楽曲。

Aメロではスリーズブーケ、DOLLCHESTRA、らくらぱーく!が順にそれぞれの曲調でメドレー形式の歌唱を行いBメロ、サビへと向かう。

ここまでユニットごとの曲調をハッキリ分け、それぞれのイメージをしっかりと植え付けて来たからこそできる、蓮ノ空の最高到達点(だと思ってる。)

ただでさえ盛り沢山の展開なのにBメロ中に転調する。やりすぎ。
3つのユニットが束になり、さらにひとつ上の段階へと向かうことを表すための転調だと解釈しております。

2番のAメロでも1番同様のメドレー形式を行うがそれぞれ半分の尺になっていたり、落ちサビからラスサビまでの駆け抜けるような爆裂展開など、何十回聴いても飽きない構成になっている。すげぇよ…


何度LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう / 櫻坂46

作詞:秋元康
作曲:温詞
編曲:TomoLow

康、歌詞がキモイよ…(いつもの事)

櫻坂46さん、表題ももちろんですがカップリングに恵まれすぎてませんか?他にもいい曲沢山あるんですが、この曲でいかせて頂きます。

メロディの緩急の付け方が非常に坂道楽曲らしい。静かなピアノから始まりグングン前に進んでいくメロディの「どこまで行くんだ!?」感がたまらん。そこからAメロの前半で静かに落とし、後半でパワーアップ。からのサビ前のピアノでまた落とすのが風邪ひくレベルの緩急。たまらん。2番はAメロが半尺で落とさないのがまたいいんですよね。ほいでラスサビ転調。素晴らしいですね。

疾走感モリモリな楽曲が大好きでお馴染みなくらげですが、この楽曲で緩急の大切さも学びました。


ラストチャンス、ラストダンス / ≠ME

作詞:指原莉乃
作曲:古川貴浩
編曲:古川貴浩

んー!最高!!!!
あまりにも"青春アイドル"である

≠ME 1stアルバム『Springtime In You』のリード曲として収録される本作は、その名の通り"Springtime = 青春"を体現するアルバムのリード曲に相応しいド王道アイドルソングである。
このアルバム、『偶然シンフォニー』で「ねぇ、同じクラス!」になるところから始まり、終盤で春曲、夏曲、秋曲、冬曲、春曲(ラスラス)のドデカラッシュをしてきます。これやってる事ラブライブ!です。

学生時代の恋愛のクセして「最後の恋 最後の人 君じゃなきゃ」なんて歌っちゃってるのが大好きなんですよね。後で出てくる『絶対アイドル辞めないで』でも述べますが、指原Pは"恋は盲目"を書くのがマジでうめぇと思うんですよ。


リトライ、青春! / 超ときめき♡宣伝部

作詞:真崎エリカ
作曲:本多友紀(Arte Refact)
編曲:脇眞富(Arte Refact)

すまん、とき宣ガチ無知です。
完全にArte Refactモクで聴きました。

だが、だからこそここに入るくらいハマってるめちゃくちゃいい曲だってことをわかって欲しいんだ。
知らない人も多い気がするので絶対に聴いて欲しい。もっと評価されるべきだ。

この今日にガチハマリしたのは確実にリリース時期に理由がありまして、先述の『ラストチャンス、ラストダンス』の直後だったんですよね。叶わぬ片思いを"ラストダンス"とする曲のリリース直後に「同じダンス踊っている」「何万回でもチャレンジ 叶えにいこう!」はあまりにも再起ifとして成り立っている。なんという偶然。すごい。


Jellyfish / 5yncri5e!

作詞:宮嶋淳子
作曲:石黑剛 常楽寺澪
編曲:石黑剛

くらげとして使命感で入れました。

っていうのは半分くらい冗談で、歌詞がめちゃくちゃ好きなんですよね。かなり自己紹介ソングです。くらげというハンネになった経緯はさておき、何故気に入って6年も使ってるかというと、頭の中でこんなこと考えてるから。って説明になります。宮嶋さん、俺の脳内盗聴してる?

あと韻の踏み方がめちゃくちゃ心地いい。ラブライブ!でここまで「歌詞がテクくないか!?」と思ったのは初めてかも。わかんないけど。気持ちいい四つ打ちで音だけ聴いてる人もいるかもだけど、ぜひ歌詞と合わせてお楽しみください。


86 SUMMER FILM / Merry BAD TUNE.

作詞:甘噛
作曲:甘噛
編曲:RYO-P 甘噛

今年の夏、これで行きます

アイドルグループ「Merry BAD TUNE.」が今年リリースしたアルバムからの選曲。バチュンがアツです。去年の夏からずっと中強火くらいでしたが、今ガスバーナーくらいアツいです。

まずシンプルに音が強い。ラスサビめっちゃ長い。これだけで本当にすごい曲なんです。
ですが聴きどころは圧倒的に歌詞。去年のTIFでバチュンを知り、足繁く通った訳でもないペラペラオタクの戯言ですが、歌詞が良すぎる。

2番の歌詞、特に「35mmじゃ写らないところまでボクに ボクにだけ見せて欲しいんだ」という部分がたまらなく好き。TIFのメインステージに立った8月6日を軸に作ったであろう歌詞の"86"を"35mmのさらに上"として落とし込むのが美しすぎる。

「ハチロクの空は雨のち晴れ。」
フムフムフムフムフムフム

ここからは完全に余談ですが、
推しの誕生日が8月6日であること、夏に出会ったということ、歌詞が割と普遍的なものになっているということなどから歌詞の"キミ"を重ねてしまう部分がありますね。

「この物語に似合う「主役」を探したって
 キミ以外には見つからないんだろうな」
フムフムフムフムフムフム


Ready!! Steady!! Derby!! / ジャングルポケット (CV. 藤本侑里), アグネスタキオン (CV. 上坂すみれ), マンハッタンカフェ (CV. 小倉 唯) & ダンツフレーム (CV. 福嶋晴菜)

作詞:大石昌良
作曲:大石昌良
編曲:eba(F.M.F) 岩嵜壮志

みなさん、『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』はご覧になりましたか?
まだ見てないそこのお前。
こんな記事読んでないでまず見に行ってこい。まだやってるところもあるから。

さて、『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』のオープニング主題歌となるこの曲、皆さんご存知、大石昌良が手がけるやりたい放題の楽曲となっております。

去年のくらげミュージック大賞の6位にランクインした"Glorious Moment!"を超える曲なんてそうそう出ないだろうな〜と思っていましたが、勝るとも劣らない素晴らしい楽曲が早速出てきちゃいましたね。

ウマ娘楽曲における転調が読めないレース展開やウマ娘の人生そのものを想起させる。みたいな話はもう語り尽くされた感がありますが、本楽曲の言い直し転調におかれましては、ジャングルポケットの生涯そのものというか、本当に素晴らしい。

挿入歌『Beyond the Finale』『PRISMATIC SPURT!!!!』についても語りたいことが沢山ありますが、とりあえず映画見て、歌詞読んで、泣け。


月並みに輝け / 結束バンド

作詞:樋口愛
作曲:音羽-otoha-
編曲:三井律郎

あまりにも"後藤ひとり"の曲である

『劇場総集編 ぼっち・ざ・ろっく 前編』のオープニング主題歌ということで、そこらへんの後藤ひとりの心情がめちゃくちゃいい感じに落とし込まれている。

ギターヒーローとして自分を「天才だと信じ」「孤独感と手を繋ぎ踊っていた」後藤ひとりが「偶然」と出会い「違う音、呼吸重ね合わせ」たことで「存在証明」をしていくのが『ぼっち・ざ・ろっく』なんですよねぇ

あと「秒速340mを超えていけ」って歌詞が音のハマり方も含めてめちゃくちゃに好き。雷鳴をかき鳴らしていた『青春コンプレックス』に対して音の速度である340mを超えていくのマジですごい。


夢見る♡アイドル / ≒JOY

作詞:指原莉乃
作曲:塚田耕平
編曲:塚田耕平

ずっとこれが欲しかったんだよ…

≒JOY 1stシングル『体育館ディスコ』に収録されているカップリング曲。カップリングにこういうのを入れてくるのがいかにも代アニでいいですよね。

音がどストライクすぎて逆に書くことがない。
塚田耕平さん、いつも本当にありがとうございます。

自分の中での信ぴょう性は低いですが、実は『君私』枠の曲なんじゃね?と思っています。(イコノイには『君と私の歌 / =LOVE』と『君と僕の歌 / ≠ME』というアイドルとファンの関係性を歌う曲のシリーズがあります。)
君私と同じロケ地でMVの構成が少し似ててアイドルとファンの関係を歌う曲である。くらいしか根拠がないのでなんとも言えないですが…
今後ライブでどのように使われるかが非常に気になりますね。

Q.ねぇ本当は 他にも好きな子いるの?
A.いいえ


絶対アイドル辞めないで / =LOVE

作詞:指原莉乃
作曲:小池竜暉 菊池博人
編曲:小池竜暉 菊池博人

これは"偶像"と"エゴ"の曲です。
キラキラ王道アイドルメロディに隠しきれていない。

『絶対アイドル辞めないで』という「オタクは誰しも言わずとも心中では思ってるよね」という内容をド王道のメロディに乗せて歌いつつ、チャイムや衣装の白セーラーで"アイドルは刹那的なものである"ということを暗示させてるのがマジでイヤらしくて最高だ。

突然好きな歌詞を発表するんですけど、「優しい目も 真面目顔も 全部知ってる私が言う」が大好きです。アイドルがファンに見せるキラキラな部分を"全部"だと思って「辞めないで」というエゴを正当化しているのが、あまりにも"オタク"すぎる。
『ラストチャンス、ラストダンス』の文章でも述べましたが、"恋は盲目"を書くのが上手すぎる。

『絶対アイドル』と『辞めないで』でフォントが違うことによって、『辞めないで』はファンが加筆したエゴであるということを視覚化しているロゴデザインも素晴らしい。

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ここまで12曲紹介してきましたが、今期はマジの豊作でノミネートのプレイリストに37曲入ってます。
流石に全部は書けないのでApple Musicのプレイリストを共有しておきます。それ以外のサブスクユーザーは、ごめん…

一応スクショも載せとくね

以上

それでは年末にまたお会いしましょう👋


⬇️暇だったら去年のも読んでみてね

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