座りすぎがあなたを太らせる

カロリー計算もしているのになぜか痩せなくて困っている人はいませんか?あなたが太る原因は座りすぎかもしれません。調べてみたら運動不足だけが原因ではありませんでした。そして太ること以外にも座りすぎのデメリットが見つかりました。詳しく見ていきましょう。



座りすぎ


この20年でIT化が進み日本人の歩行数は減り、その代わりに座る時間が増えました。それに連れて不健康な人口も増えています。

ある調査によると日本人は1日平均400分以上(6時間半以上)座っているといいます。そしてこれはなんと世界ワースト!

なんでもボタンひとつでできるようになり、生活が便利になるのに反比例し、身体活動は減り、徐々に不健康になっていきます。出勤することも減り、買い物に行く必要もありません。何でも家まで届けてくれることが当たり前の時代になってきました。便利さと健康は両立できないのでしょうか。


イスに座るか床に座るか


別の調査によると椅子に長時間座ることは、飲酒や喫煙と同じくらい健康に悪いという結果が出ています。そして床に長時間座ることは更に寿命を短くします。

座っているだけでなぜ健康に悪いという結果になるのかというと、全身の70%を占める下半身の筋肉が衰える事が主な理由とされています。

が、それだけではありません。股関節が詰まることで血管が圧迫されることも、不健康への道を加速させます。

床に座っているときの「姿勢」も良くありません。たとえ背筋を伸ばした良い姿勢で長時間床に座っていることができていたとしても、それでも股関節は確実に詰まっていきます。

そして床に座ったままできる身体活動は限定的です。「運動は体に良い」と「座りすぎは体に悪い」は同義だと認識してください。



座りすぎのデメリット


座りすぎが健康に悪いことは分かりました。ではもう少し具体的に、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

腰痛
首こり
肩こり
お尻の痛み
お尻が垂れてくる
足が短く見える
姿勢が悪くなる
巻き肩になる
バストが垂れてくる
呼吸が浅くなる
メンタルヘルスの悪化
代謝が減る
体温が下がる
血液がドロドロになる
腹筋が弱まる
ぽっこりお腹になる
内臓のはたらきが弱まる
消化吸収が悪くなる
肥満や糖尿病を招く
便の状態が悪くなる
便秘になる
血流が悪化して高血圧の原因になる
日中でも眠くなる
大腸癌のリスク増大
脂肪が心臓の周りに付く
心臓病のリスク増大
認知機能が落ちる
死亡リスク増大
などなど


座りすぎによる影響は多岐に渡り、太ること以外にも不健康になるリスクが多すぎます。肥満はそれだけでも体内のあらゆる個所の炎症を増加させて健康リスクとなるので、座りすぎと肥満は合わせ技で不健康リスクに拍車をかけます。


オフィスか自宅か


毎日オフィスで長時間座っている人は「自宅に帰ってからも座る時間が長い」という事が分かっています。自覚のある人はせめて30分に一度立ち上がることをおすすめします。立ったらストレッチをしたり、わざと遠くのトイレまで歩いたりしてください。


仕事中に立ち上がることか許されないならば、足を伸ばしてみたり、かかとを上げ下げしてふくらはぎを動かすなどしてください。そのくらいは許されるはずです。


そもそも会社まで出勤せずにリモートワークをしている方は更に運動量が少なくなっていることを自覚してください。


運動量


週末に運動して「平日運動しない分を土日だけで取り返した」つもりになっている人には残念なお知らせですが、それだけでは取り返せていないということが分かっています。むしろ毎日ちょこちょこと動く方が良いのです。理想は1日合計60分の運動をすることです。分割していてもよいので合計で60分の運動をめざしましょう。



座らずに過ごしてみる


座りすぎがこんなにも不健康をもたらすならば、なるべく座らずに過ごしてみましょう。電車では吊革につかまり立っていましょう。バスでも立っていましょう。揺れを耐えると体感をトレーニングすることができます。オフィスでもスタンディングデスクを導入しているところが増えています。立った状態での会議は座ってする会議よりも生産性が上がり早く終わるというデータがあります。健康にも良いので一石二鳥ですね。

食事は座って食べるとしても、食後はいつまでも座ってないで動きましょう。食後の運動で血糖値の急上昇が抑えられることが分かっていますので肥満の防止にもなります。

某メンタリストさんのように読書は立ったまま(ステッパーを踏みながら)したほうが記憶にも残りやすいし、運動不足の解消もなります。


さて今回のnoteは以上です。座りすぎの害が少しは伝わったでしょうか。座りすぎの自覚がある方は、少しずつでも改善していきましょう。最後まで読んでいただきありがとうございます。次回も読んでくれたら嬉しいです。また次回お会いしましょう。


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