とりあえず【全力】で

5/10(金)
今まで実家ではしっかり起きれてたし大丈夫やろと油断して目覚ましをかけずに寝たら大間違い。
起きると13時を過ぎていた。部屋なし人間が昼過ぎまで寝ていて家族はそれに見向きもせずに学校、職場へと向かう。すごい家庭だ。
用意されていた昼ごはんを食べてゴロゴロYouTubeを見る。これが最後の娯楽となることを彼はまだ知らない。
夕方から教育実習の打ち合わせがあったので用意をして学校へ向かう。
途中コンビニによってお茶を買っていこうと思ったが入口にまさかの「17時頃に再開します」という張り紙が貼っており断念。自販機で買おうと思うも財布を家に忘れたので無念。結局学校奥のスーパーまで行ってお茶を買った。コンビニで買うより30円くらい安く納まったと考えるとラッキー。
ちょうど中学生の下校の時間と入れ替わりで実習生の打ち合わせが始まる。
廊下、教室、グラウンドなど校舎は懐かしかったが、制服が変わってしまっており少し違和感がある。最近塾で高校生ばかり見てきたせいか中学生がとても幼く見えた。当時は結構大人っぽくなったと思っていたが、大学生から見るとまだまだわんぱくな小僧だったのだろう。
誰が実習に来るかも知らなかったのでかなり緊張していたが以外と知ってる人でちょっと安心した。校長先生も担当の先生も優しそうでよかった。弟のせいで何人かの先生に名前バレしてしまってるのが少しネック。
とりあえず3週間死ぬ気で頑張りましょう。
家に帰って担当範囲の教科書をペラペラしながら絶望を感じた。高校では日本史選択だったので地理は中学レベルといえど守備範囲外。大学で地理学を専攻したといえるほど力を入れたが中高の教育とは少し乖離がある。また、範囲的に研究授業の授業案が全く思いつかない。どうしたものか。学校の教科指導法では自由に単元設定が出来たため「思い描いた授業案」を行うことができ、それなりに評価されていた。また、相手が大学生ということもあり、知識があったので思った答えが帰ってくる。(履修者が5名程度なのでグループワークなどは当然成り立たない。その上個々が全然知り合いでなくグループワークの会話が全く弾まないという最大の難点あり)しかし、教育実習では範囲の指定をこちらからできず、普段の授業の続きが割り振られる。指導案についてこれから4週間死ぬほど考えなければならない。とりあえずとても好条件なカリスマ地理学者が幸いにも学校にいて自分には優しくしてくれるのでメールして相談に乗ってくれないかと頼む。
新卒教員にはならないが将来なる可能性は2割程度頭の中にある。ならないにしろこの経験は間違いなく社会に出て役に立つだろう。
そう心に言い聞かせて3週間の実習を全力で頑張ろうとスイッチをいれる。

全力少年/スキマスイッチ

小6の時の先生が好きやった曲やっけ?
修学旅行の帰りのバスでそんな感じの話と定期的に流れるこの歌を聞いた気がする。

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