終戦記念日〜戦死した人からのメッセージ〜

今日は2020年８月15日。
今から75年前、アメリカ、イギリス、中国によるポツダム宣言受諾を申し入れたことで、日本が無条件降伏という形で、第二次世界大戦が集結した日です。

小さい頃、道徳の時間で『はだしのゲン』やジブリの『火垂るの墓』を観ているので、戦争経験者ではないものの身近であり、初めて観た時は小さいながら大きな衝撃を受けたのを、今でも覚えています。

あなたの周りで戦争で命を落とした方はいますか？
私の直近では今は亡き曽祖母の兄が戦死しています。特攻隊員でした。

私は、追悼の意を込めて慰霊碑へ足を運びました。
田舎の、小さな小さな公園にそれはありました。

その後母方の実家へ行き、戦争の話を聞きながら、忠君愛国という貴重な書籍を読んでいたところです。ヒラヒラと曽祖母の兄からと思われる手紙が入っていました。遺言です。

そこには、兄弟を心配する言葉、そしてひたすら親への感謝の気持ちのみが書かれていました。

言葉になりませんでした。
死ぬとわかっていながら特攻隊に志願し、妹へはたくさん子を産み達者で暮らせと。そして両親には産んでくれた感謝の言葉と、自分の分も長生きしてくださいとの言葉…。

きっとつらかったでしょう。怖かったでしょう。もっと生きたかったでしょう。
涙が止まりませんでした。

私は戦争ものの映画や本などが大嫌いでした。
被害者意識を植え付けられ、命を懸けた愛国心、大和魂、戦死に対する美德、理解できません。
でも、その人たちには家族や友達、守りたいものがあったのだと、そう感じました。
自分が行かなければ、死ななければ家族が死んでしまう…。
そんな思いで皆命を落としていったのではないか。
どこの国も同じだと思います。

今でも戦争を描いた作品には心が痛みます。
特攻隊も賛否両論あり議論されていますが、彼のように命を懸けてくれた人たちがいたから今の日本があり、私はこの世に生まれ、今を生きています。
それを決して忘れてはならないと思いました。

二度と同じことが起きませんように。

戦争で亡くなった全ての人へ

黙祷。