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【3分で読める】論理的思考はどうすれば身に付くか~ポイントと鍛え方~

私が以前所属していた企業は、ザ・営業組織で情熱的なタイプも多く、その中の珍しくロジカルなタイプだと言われることが多かった私(恐縮ですが…)。
先日、「ロジカルシンキングはどうやって身につくんですか?」と質問され、あまり言語化したこともなかったので、少し考えてみました。

というのも社会人1年目の私の営業は、ロジカルさ皆無。ノリと勢いで推すキャラクター営業スタイル。それが徐々にロジカルさが身につきましたが、改めて大事なポイントを考えてみました。

ロジカルシンキング(論理的思考)とは

『物事を体系的に整理して筋道を立て、矛盾なく考える思考法』
入口~出口まですーっと一本筋が通っている状態。
詳細は割愛しますが、身につくことによって、以下の5点が特に鍛えられると言われています。

分析力の向上
問題解決能力の向上
提案力の向上
コミュニケーション能力の向上
生産性の向上

的確に物事を捉え、効率的に、分かりやすく、コトを進めることによって、上記が鍛えられるというイメージです。
そんなロジカルに物事を考えるためのポイントは、以下3点だと考えます。

①問いの設定

ここを誤ると、全てが狂うというくらい重要な点。
一本筋を通すのが論理的思考ですが、その道の端(入口や出口)の設定が誤っている状態であれば、道が一本通っていたとしても全く意味のない道に。

営業組織で例えると、
「なぜ一人当たりの生産性が上がらないのか?どうやれば上がるか?」という問いを立てて考えることと、「それより人員増加した方が効率的だよね」という話で考えることでは、道筋も打ち手も変わってきます。

まずは、その問いに対して分析・検証・施策を出すことに意味があるのか(=問いがあっているか)が最重要だと思います。

②一本筋の仮説を立てる

問いを立てたら、この問いに繋がる道やゴールはこれではないか?と自身で仮の道を想像してみる。

これは「風が吹けば桶屋が儲かる」という一見、繋がりが無さそうなものを繋げることができるかどうか。
「風が吹けば砂埃が舞う」という1歩目でたどり着ける道ではなく、できれば数歩先にたどり着くことが何かを想像してみる。

ロジカルとは既に見えそうな道で、順を追えば繋がるようなコトや、計算・算数ですぐに見えてくるコトよりも、まだ繋がりが見えていないものに対して、一本繋がる道がつくれる力=論理的思考力だと思います。

ちなみに風が吹けば桶屋が儲かるとは…

大風が吹けば土埃が立ち、盲人などの眼病疾患者が増加する。
→ 盲人などが三味線を生業とし、演奏方法を指導したり、門付で三味線を演奏するので、三味線の需要が増える。
→ 三味線製造に猫の皮が欠かせないため、猫が多数減り、鼠が増加する。
→ これら鼠は箱の類(桶など)をかじることから、桶の需要も増加して桶屋が儲かるだろう、という流れです。

③可能な限りファクトを集める

問いを設定した後は、道を埋めるという工程ですが、道を埋めるのはパズルのピースを拾って埋めていくイメージ。

使えないピースかもしれないですが、まずは様々なピースを集めてみる。あとは取捨選択し、それを並び替えてみること。

考えても答えが出ない、道が埋まらない際は、問いが誤っているか、ピース(情報)が不足しているかがほとんど。1つの道を想定した情報集めではなく、様々な道を想定し、様々な角度で情報を収集してみることが大事。

まとめ

論理的思考のための重要なポイントは
①問いの設定
②一本筋の仮説を立てる
③可能な限りファクトを集める

これらを鍛えるために、私自身が実施していたことは、毎日PDCAを回すこと。最も自身でコントロールできるもの、検証しやすいものが自分。
今日は、今週は、今月は、こう終えようとゴールを設定し、そのためにこういう状態であればいいだろう、こう進むとこんな結果が生まれるんじゃないか。と自身で仮説・分析・検証・実行を繰り返す。

いま考えると有難い話ですが、新人時代は上司へ毎日細かく報告が必要とされていたため、必然的にこれらの力が身につきました。
習慣づけてコツコツと論理的思考力を高めていきましょう。

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