ムヒカ大統領の持続可能な発展のスピーチを聞いて

スピーチの内容

ムヒカ大統領が言っていたような、お金とは労働時間の代償であり、お金を沢山消費することはその源である時間の消費と言える
沢山儲けるという事は沢山の人の人生の時間を集めていることになる
お金を浪費する事は沢山の人の時間を奪いそして消費していることになる
自身の人生もお金を稼ぐ事に消費してしまう
少ないお金でより満足度を上げる。幸福の質を向上させるような生活スタイルのシフトが重要だ。
人には知恵がある。自身の時間を大切にして、お金をあまり必要としない
知恵により多くのお金が掛からない生活にして少しの事で大きな満足を感じるという人生を実現する。
物をお金を使って買う為には、自分の人生の時間を消費して物を買っていることになる。人生を送る為に莫大な資金が必要となってしまうということは、沢山の労働時間をお金にかえる必要となってしまう。
人間は知恵がある。だから、よりお金を使わないで生活が成り立つように知恵を働かせる必要がある。そうすれば、生活を成り立たせる為に必要な労働時間を減らすことができる。
貧乏とは多くのものを欲しがる事を言い、よりすくないもので豊かに暮らす事が豊かな人生に繋がる。
ただ、楽しんで仕事をしている人は幸せであり、無駄をやめて何かを残す。価値のあるものを何か残すことが人生には重要だ。
一つの幸せを周りの人も幸せにしていくことが本当の幸せに。物欲やお金を稼ぐために仕事をしていると、時間をただ浪費してしまう。
自由市場経済が間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。
マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。
グローバリゼーションが私たちをコントロールしている
消費行動が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が止まり不況が世界を襲う。
「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。
根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。
発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。


自身に当てはめて考える


便利で快適なものを際限なく欲しがり、より便利で快適な状態でなければ我慢ができないというような価値観は、人として大切な何かを失うのではと感じていた。
それは、幸福感度の低下だったり、情緒的な感性の低下だったり。
消費社会を動かす為の意図的な欲の誘導に、ただ、ただ、影響を受け、自制をさせない社会環境があり、自制心を弱めさせられている。
自制心は人間が集団生活を行う為に本能に対して作り上げた能力であり、自制心が低下してしまうと、人間としての集団生活が円滑にいかないことにつながる。
物欲が強い人間とは、つまり自制心が消費社会の誘導により弱められた影響を受けやすい弱い人であり、人間力が低く集団生活についても円滑に行きにくい。そう考えると、人間らしく知恵のある生活を送る事ができるとは、自制心が強くなり人間力が高まることにつながり、集団生活が円滑に行き、秩序が生まれる。
豊かな人生とは四季を感じたり気候の変動を感じたりして育まれる情緒が、便利で快適をもとめると、過保護なシェルターにより外界と遮断されそうした情緒が育まれないことが問題なんじゃないかと考えていた。
不便により得られる工夫や創造性、そうした生活力みたいな物が不便により培われるのであれば、機能的な効率を前面にだす現在の建築計画学に大きな欠陥があるといえる。
家づくりに関わるなかで、数多くのお客様との打合せを繰り返すなかで、そうした傾向がより強く、また、便利や快適を求める人であればあるほど、生活力が低下している人のような気がしていた。逆に便利や快適を家の機能にそれほど求めない人ほど生活の工夫が出来ていて、引渡し後の家の状態がよく、上手に家をつかっている知的で人間力のある人だったと経験的に感じる。
少ないお金でより満足度を上げる。幸福の質を向上させるような生活スタイルのシフトが重要だ人には知恵がある。自身の時間を大切にして、お金をあまり必要としない
知恵により多くのお金が掛からない生活にして少しの事で大きな満足を感じるという人生を実現する。そして、自給自足の生活にはそうした未来の可能性があり、そうした幸せを感じる人体質を作る可能性がある。
どこで自給自足の生活をすることができるのか、現在勤める会社で適度に働きながら、小さな資金で検討するか、未来の予定として違う職場を想定した段階的計画を検討するのかを考える必要がある。


スピーチを聞いて起こした行動

青梅市に住まいを移し上記の生き方を実行する、現在の会社に5年くらいは働き、状況に合わせて地元の住宅会社でも働けるし、もしくは、新宿の組織設計事務所でも働く事が出来る。

無駄をやめて価値のある資産を残す為に、建築士という仕事がら、日本独自の建築技術を今伝える伝統構法の古民家を未来への資産として残すために住宅として購入してそこで住む事にした。
昔の住宅は2世帯で住むことも可能な広さがあり、民泊事業もなんでもしたい事が工夫でできるポテンシャルがありチャレンジの価値を見出している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?