幸せをつくる家づくりの方法

ステップ1 理解するという打合せ

僕の考える良い家づくりは、設計者である僕がお客様の事をよく知り、理解させて頂くことから始まります。

理解する方法の一つとして、お客様の好きを教えてもらう事をしています。
具体的には家づくりに関わる内容に限定せず、とにかく、好きな物の写真を持参してもらい、雑談をとおして、お客様の人となりを丁寧に理解できるような機会を持ちます。

また、家づくりに関わることについては、現実的な敷地の制約や予算といった条件をいったん外し、家づくりを考え始めた最初のころの純粋な思いをなるべく思い返せるような機会となるように努力します。

私自身も会社の事や担当者としての立場を忘れ、ただただ、お客様がえがいていた夢、理想をすべての気持ちをしっかり受け止める事に全力で力を注ぎます。

非地位財産を向上させる家づくり
家の仕様について快適であり便利にする事は、地位財産の向上であり生活満足度を高めるだけで、幸福度にはあまり寄与しない。
本当の幸せづくりを実現する為にも非地位財産を向上させることが必要となります。
家を買うというタイミングを家族が家族の未来を考えるという機会として提供できれば、そこで話し合われた内容とそれにより、これから始まる人生が非地位財産となる。
家族が互いを理解しあう時間として家づくりが提供できるのかどうかが重要となる。


ステップ2 本気の叩き台をつくる

その打合せを受けて、出てくる考えやアイディアを設計に活かすために、仮契約後の再提案を行います。また、その提案の際には敷地の条件や、細かい法律的な検討も行った現実味のあるプランとして提案を行います。
その時に、建築に対する個人的な考えなども話します。
プロの考えとお客様個人の感性を掛け合わせた第3のアイディアについても話し、素直な考えを出しあうことで、よりよい家が出来る事を伝えます。

こうした流れで作る家づくりは、価格に左右される仕様や機能に関係なく、よい家づくりとして付加価値を提供できるのです。


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