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クッキング記念日~ポテトチップス作りに挑戦

5月のリハビリファームワークショップ「自然と親しむ畑の学校」は、カブトムシ小屋作りと春ジャガのポテトチップス作りに挑戦です。
 
初めに「リハビリファームツアー」を行います。“自然と親しむ”というのが一番大切です。レイズドベッドを順番にまわって、植えられているハーブや野菜たちの特長を聞いていきます。

ファームツアーが始まりました
においを確認

 葉っぱのにおいをかいで、カレーのにおいがする草があったり、種をかじってみるとスパイスの味がしました。ミントの葉っぱをそのままにおいをかぐのと、パンと手で叩いてからにおいをかぐと全然強さが違う発見。

 植物の世界は不思議です。敵から身を守るためにいろいろな仕組みが作られています。

 レイズドベッドのエリアから、ノ―ディグエリアに移動してきました。
実は段ボールの上に有機物が多い土を置き、畑にしたという説明を聞いて、本当かなと覗き込む子供たちに、ヒロさんが下の段ボールをめくってみました。元気のいいミミズが出てきました。 

段ボールをとって見せる
ミミズを取り出す

「キャーー」とお母さんたちの声や「ワァーー」と太いミミズを目の当たりに見て驚く子供たちに、ヒロさんはミミズの説明を始めます。

 ダーウィンは生涯をかけてミミズを研究しました。頭から尾まで太さがほぼ同じで頭の先端に口が、尾の末端には肛門がある。ミミズはオスとメスの区別がない雌雄同体の生き物です。ミミズは土の中で植物片を食べながら生きていますが、ミミズが動くことによって土の中に通り道ができ、空気や雨水が植物の根元まで届けられます。そして、ミミズが土を耕し、ミミズのフンが土になり、土を豊かにしているんです。

みんな手を出してミミズの観察

 みんなが手を出して、ミミズの観察をし始めました。その顔を見るとミミズの見方が変わりそうです。

ノ―ディグエリアでは、夏野菜の説明を聞きました。混植という定植法は、コンパニオンプランツを使いながら、いろいろな種類の野菜を植えます。

夏野菜を説明する

ビオトープの見学。子どもたちの大好きな世界です。早速、水辺の虫たちを捕まえていました。

ビオトープの箸の上
さつまいもの定植

さつまいもの定植を終えたら、いよいよポテトチップス作りです。ポテトチップスは食べたことがあっても、ほとんどが作ったことがないという子供たち。初めに、新ジャガを良く洗います。

じゃがいもを洗う
ピーラーの使い方を教える

次に、ピーラーの使い方を習い、ピーラーを使って薄くスライスします。 

ピーラーを使う。

慣れない手つきで、危なっかしい。ヒロさんから、「刃物になれるのには、ピーラーからが最適、多少、指が切れても皮を切る程度で、深く切ることもないし、そこで、痛みを知り、加減をすることを覚え、ナイフを使えるようになります。一気に上手になるわけではないから、「危ない」と言って使わせないのではなく、練習させるつもりで、親も見守りましょう。」と説明がありました。たしかに大事な事ですね。

いよいよ、みんなのジャガイモをチップスにしていきます。

ポテトチップス作り
きつね色になるまで待ちます

 揚げたてのポテトチップスに軽く塩を振って、格別に美味しいおやつです。「食べ過ぎたら、お昼食べられないよー」と言われても、止められない、止まらないとはこのことですね。

ポテトチップス

自分が作ったものがこんなに美味しいなんてと、生まれて初めて分かった子供たちの『クッキング記念日』になりました。

シロツメクサを編む
ブレスレットのプレゼント。

 お礼にシロツメクサのブレスレットに感謝を込めて、プレゼント。

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