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プライドと自尊心の違い。

皆さんの職場で、上司や先輩、あるいは同期や後輩で
とってもプライドが高い人がいて
関わり方が難しいなんて人いませんか。

実際、私がそうなんですが。

自分のことを大事に大切に思うことはいいことなんですけど
なんかちょっとそれって ”プライドが高い”  と表現するべきなの?
とモヤモヤしたことがあったので調べてみた。
私の中で自分を大切に思うことは ”自尊心”   という言葉がしっくりきたのでのせてみます。

プライド(Pride)
・劣等感に由来する。
・他者と比較して自分が上(下)と感じる。
・自分の欠点の存在を許せず責める。
・失敗を恐れて防衛的、保守的。
・基本的に(感情が)不安定。

自尊心(Self-esteem)
・自信に由来する。
・自分の存在そのものを尊いと感じる。
・欠点も含めて自分を受け入れられる。
・失敗にめげずにチャレンジする。
・基本的に(感情が)安定。

人と比べることは確かに、私もたまにあります。
あの人はあの分野に長けていて優れているなって思ったりして
自分は全然わかってないなってなることもたくさんあります。
でも、そこで上下関係をつけるのは違和感がありますし
人それぞれの成長があってそれに合わせて頑張ればいい話だし
自分にとって必要がないなら頑張らなくてもいい。

この記事の上の方であった「プライドの高い人との関わりで
困ったこと」のその経緯については ↓

こうしましょうとみんなで話し合いをしたにもかかわらず
その決まったルール以外に独りよがりな行動をとっていて
それが業務に支障をきたしているので
その行動の理由を尋ねたら
感情をあらわにして大きな声で「自分は間違っていない!」の一点張り。
間違っているとかそうでないかの話をしているのではなく
ルールの変更についてはみんなと共有する必要があるので
怒鳴られても、私は変更をするなら話して欲しいことを伝えた。

多分ですけど、この方の普段の行動観察をしていてわかったことがあって

・長年同じところで勤務をしていて自分が指導する立場であったこともあり  指摘をされた経験が少ない。
・自分の過去の褒められた経験について話をすることが多い。
・どこどこへ遊びに行ったという報告を自分からよく話す。
・人が旅行について話をしていると自分はもっといろんなところへ行ったと話題を持っていく。
・感情がおさまるまでその出来事について話をする。話が終わったと思ってその場を去っていっても、思い出したかのようにまた戻ってきてその出来事について話をしていく。

要は自分が話の中心にいないと気が済まないんだろうなって。
「自分は悪くない、正しいんだ!」ということを人に知ってもらいたい。
誰も悪いとか悪くないとかそんなこといってもいないのに
自分で妄想を膨らましている可能性もある。
自分で作り上げた妄想によって余計に感情のコントロールができていないような印象を持つ。
この方の思考過程の問題というよりもきっと環境も影響していたんでしょう。

この方から学んだこともあった。
プライドと自尊心は別物であること。
自分はプライドを捨てて、自尊心を高めることを意識しようと思う。

写真はバスの中から撮ったパリの街の風景。
不思議と曇り空も素敵に見えてしまう。
こんなにもコロナの影響が長引くとは思わなかったな。

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