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お金の生み出し方

お金の生み出し方というのが、私にはとても難しい。
なにかと引き換えにお金は発生する。
私には何が差し出せるだろうか。
ある人は商品、ある人は空間、ある人はサービス、
ある人は労働力、ある人は身体。
私は?これまでは主に時間や労働力を差し出すことで
対価を得てきたと思う。
私に出来る事はあるのか。
価値はあるのか。


5月後半は、常に眠くて横になればすぐにウトウトして起き上がれないような状態だった。
この春、目をつけていた「候補地だった店舗の交渉が絶望的になった」という事と雇用保険や短期仕事の収入も途絶えた状況に、焦りと上手くいかない事への絶望感が要因だったと思う。
気持ちを上向きにさせようと、少し気力が上向いたタイミングで電車に飛び乗った。

大阪へ。
新幹線なら時間はかからないがお金は倍かかる。
ローカル線一択だ。
図書館で借りていた本をカバンに入れて出発した。

第一の行き先は
昭和町の大吉堂さん。
大吉堂 コドモ心のヒミツキチ - 大阪市阿倍野区の古本屋 (fc2.com)
昨年の4月に一度行ったことがあったが、下町の長屋のような街並みで
古本屋を営んでおられる。
本棚の向こう側にはヒミツキチ、誰でも使える・なにもしなくてもいい空間が用意されています。
店主さんが、声をかけようと思えばかけられるような距離感で
そっといてくれる感じがすごくいい。
ひとりだけどひとりじゃない、と思わせてくれるような…。

しばらく店主さんとお話をさせてもらっていると
ご近所のおばあちゃんが店主さんにお話ししに立ち寄った。
きっと、彼にお話ししたい人たちが立ち寄る、まちの日常の”おみせ”なんだろうなぁと和んだ。
雄弁じゃないけれど、実直で優しい方の雰囲気。
まちの中、ふらりと立ち寄れる場の大切さや、そうした活動やお店をやるヒントを頂けた気がする。


私は母でもある、時間は限られていた。
行けるかな?いや、でも今だからこそ行ってみたい。
そう意を決し、高槻にある「100円たこやき」のお店に向かった。
ずっと毎月100円だけだけれど、サポーターをしているお店。
そのサポートした100円で、高槻の子がたこやき1皿食べられるというものだ。

新制度!!「100円たこやき公式サポーター 100円プラン」募集開始します!!月額100円で100円たこやきの公式サポーターになろう!!|たこやき先生かわひー (note.com)

さあ、あなたもぜひ!毎月自販機でジュースを買う以下のお金で
たこやきを高槻の子におごれるゾ!

ずっと行きたかった。
店主のかわひー先生にもお会いしたかった。

駅からちょっと歩くのだけれど、その街並みもよかった。
自転車の人が行き交い、子どもで溢れる駄菓子屋があり、川辺が気持ちよさそうな川があり。
その住宅街の一角に、非常に開放的な外見のたこやきやさん発見。
コンパクトで大衆的な(笑)一階で、小学生は動画をみながらくつろぎ
高校生くらいの子は漫画を読みながらのんびりしてる。
かわひーさんは子どもたちと喋りながらもずっとたこやきを焼く手を止めない。
次々に子どもたちが立ち寄ってはどこかに走っていく。
うわーーーーーいいな。
日常の中の一角。
「子どもの居場所」なんて看板は、どちらも掲げていないのに。
いや、掲げたくないというのはなんとなく私も理解できる。

今後も応援させてもらいます!

大吉堂さんも100円たこやきさんも、行けてよかった。
今、時間と余白があったからこそ行けた。

うん、ちょっと元気がチャージされたぞ!
離れた地域でも、こうしてやっていてくれる人がいて事がある事で
励まされたりする。

私にも、出来る事があるかな。

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