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これから初代コペン(L880K)を買う人へ(半年乗って分かったこと)

初代コペンを買って半年が経とうとしています。
実際趣味車なのでそろそろ1000km走ったかな~程度ですが、これからコペン買おうか迷っている人に向けてアドバイスさせていただきます。

はっきり言いますが、初代コペンはもう旧車枠に片足突っ込んでます。
拘りが無ければ少し頑張ってお金出して現行コペンを買いましょう。

理由は主に2つ

まず、年々規制が厳しくなり、同じく軽スポーツとして存在した現行アルトワークスやS660の生産終了に伴い現行コペンも買えるのはもしかしたら今しかないかもしれないからです。
S660に関しては生産終了後新車価格よりも高い価格で中古車が取引されていたため、他車種にもその危険が及びそうです。
そんな中、定価で買えるのは今コペン(N-OneRSもあるけどちょっと違うかなって)くらいだからです。

もう一つに、先に言ったとおり旧車枠に片足を突っ込んでいるため中古の個体差が大きいことです。
安いからって買うと1気筒死んでたり、走行中マフラー落ちたり、ルーフが開かないらしいです。
DIYできる人であれば安いものを買ってエンジン下ろして修理するのもありですが、そんなんできないって人なら頑張って現行コペン買っちゃいましょう。見た目の似てるセロもあるので。

それでも初代コペンがいいんだ!って人、絶対いると思います。
あんな可愛いフォルムしといて軽最後の4気筒、ツインスクロールターボ、最大トルクは全盛期のアルトワークスにも勝るとんでもマシン、正直魅力しかないんです。
自主規制で64馬力とか言ってますが、実際ノーマルで70馬力出てるとかどうとか・・・。
因みに積んであるJB-DET型エンジンは100馬力まで耐えれる代物で、ECUポン付け100馬力キットが売られてます。
これってつまりそういうこと、ですよね。

初代コペンを買いたい人向けへのアドバイス

  • まず簡単に、
    ・安いのは買うな(修復歴車は絶対ダメ)[目安は車体価格60万前後~]
    ・遠方でも現車確認をしよう
    ・年式はなるべく2004年以降のものがおすすめ
    ・走行距離など妥協は必要

正直まだまだ旧車に見えないデザインですが、もう旧車と言っても過言ではないです。
とはいえ高ければいいってものじゃなくて現車確認はしっかりするか、できなくても写真や動画で見せてくれるようなお店を選びましょう。

特に見てほしいのがラジエーター上の樹脂パイプが黒色ではなく茶色に変色してるのは交換サインです。酷いと爆発するらしいです。(私のコペンが今それでちょっと怖い)
また、見せてもらえるのなら下回りの錆を見ましょう。もし、無理そうであればトランクを開けてもらい、車載工具入れの部分も見ると下地が出てきます。酷いものは錆で穴が開いて地面が見えてます。これはダメです。
あとは電動オープンがしっかり可動するかどうかも見ましょう。通常は20秒程度で開閉が終わります。
走行距離はそこまで気にしなくても大丈夫だと思います。メンテや部品交換で意外と走るもんです。

※気にする人は気にするんですが、走行中のガタピシ音やシートベルトが出し入れしにくいのは「仕様」です。これはマジで仕方ないので自分で調べてDIYしてみましょう。多少は改善します。

番外編

エアロ付けたい人に向けてです。
コペンはエクステリアが豊富でエアロも豊富に生産されています。
が、そもそもコペンというのはダイハツの職人が全て手作業で組み立てているため個体差が非常に大きく、専用品すら付かないとかザラです。
そして塗装品質も軽自動車なのに素晴らしく、ホワイト以外はダブルクリア塗装されており、エアロの塗装もダブルクリアで揃えるならお金がかかります。
また、ウイングを付ける時に特に注意してほしいのが、電動オープンに干渉してしまうものがあるらしいです。
サイズや重量次第で地面やバンパーに当たったり開かなかったり閉まらなかったりするらしく、コペン専用と謳うものでもメーカーにしっかり確認を取りましょう。

最後に

初代コペンは軽の新規格に対応したスペシャリティカーとして誕生しましたが、敢えてユーザーにカスタムの余地を残して曖昧に作ってあり、チューニングベースとしてかなりおすすめできる車です。
よく、狭いとか言われがちな車ですが、旧規格のカプチーノみたいな車と比べたら広いですし、窮屈というより心地よい包まれ感と言った方がいいでしょう。
あとシートヒーター、暖かいですよ。

可愛くも、かっこよくもなる初代コペン、買うなら絶対に今のうちです。

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