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日本郵政という持ち株会社の役員は、株主として最低である

日本郵政の取締役や、子会社のかんぽ生命の取締役が一体何をやっていたのかという話になっております。

日本郵政とかんぽ生命の取締役は何をやっていたのか?

まあ、記事にあるように、

金融不祥事に詳しい行方洋一弁護士は「件数は少なくても、保険業法違反である金融庁届け出事案については、社外取締役にも報告されていたのだから、それが氷山の一角である可能性について問う、健全な疑いは持ってしかるべきだった。善管注意義務違反とまではいわないが、怠慢だ」と話す。

とあるように、私は、ここの取締役は一体何をやっていたのか、そのレベルの低さに開いた口が塞がらないのである。

圧巻は、このコメントである。

報告書によると、役員の間には、「持ち株会社として管理監督すべきだった」との声もある一方、「上場子会社に対しては、ガバナンスはその会社自身に任せ、持ち株会社は事業会社間の利害調整に徹すべきだ」との意見も多かったという。

役員でこれである。ため息しか出ない。


日本郵政の取締役、お前ら、全員クビだー

トランプばりの見出しを書いてしまったが、私ならこう思う。

ちょっと考えてみよう。日本郵政は持ち株会社である。持ち株会社というのは、株を持って、投資を最適化するのが仕事である。子会社の株式を売ったり、買い増したりして、日本郵政の株主の価値を最大化するのが仕事である。

上場子会社の株主なら、株売れんだろ。やばいなら、売れよ。

というのが基本にあって、会社が株式を持っている会社がやばくないのか、無能なマネジメントによって運営されていないのかをチェックするのが、ホールディングスたる日本郵政の役割である。ウォーレン・バフェットのバークシャーと同じ位置付けのはずである。

ダメそうな会社があれば、株式を売り払う、マネジメントがダメそうなら、クビを切って有能な経営陣を連れてくるというのが、ホールディングスの仕事である。それを、「子会社間の利害調整」とはどんな小役人の矮小化された論点なのか。上場企業の経営陣として失格であることは100%間違い無いのであるから、こいつら、全部クビである。

取り締まれない取締役もクビである

かんぽ生命も意味がわからない。不祥事やっているのであるから、取締役も監査役も全部クビだろう。株主にとって危なそうなことがあれば、ちゃんと突っ込んで、調べて、株主の価値を守るのが、取締役の役割である。社外取締役など、まさにその役なのである。

情報が上がってこないのであれば、上げさせる必要があるわけで、それでも上げてこなければ、そんな執行役たちはクビを着れば良いのである。取締役会には、株主の権利を守るために、それだけの権限を与えられているのだから、やらねばならぬのである。なんたる怠慢、なんたる無能であろうか。


日本郵政やかんぽ生命は上場企業では無いのか?

思わず、yahoo!ファイナンスで検索してしまった。日本郵政もかんぽ生命も上場している企業だった。驚きである。

上場会社の役員が、しかも、時価総額の大きい金融会社の役員が、しかも、日本郵政などは、株主としての立場そのものである持ち株会社の取締役が、揃いも揃って、無能なのである。自分たちの使命や役割を理解していないだけでなく、株主価値を守る能力を一切保持していないことを証明してしまった。

おまけに、総務省からの天下りで上級副社長にしてやったというのに、そいつが情報漏洩をしているのである。官僚と癒着して汚職していたのである。そういう企業を構成する経営陣が心根も腐っているし、揃いも揃って無能であれば、社外取締役をおこうが、何人監査役をおこうが無駄である。

上場企業であれば、そして、日本の株式市場を守りたいのであれば、ちゃんと株主としての能力がある人が取締役をやり、社外では無い取締役は、自分の資産の多くを日本郵政に投資すべきであるし、報酬の多くは、株式で与えるべきでは無いかと思うわけだ。

規模の小さい中小企業や個人事業主ならともかく、八百屋もできないレベルで、経営者がなんたるかも分かっていない無能どもを揃いも揃って経営陣に並べてしまう、そして、それを株式公開してしまう国ってどうなの?という話であり、全くもって、任命の仕組みを変えないといけないのである。

自民党じゃできなくてこうなっているんだろうから、日本維新の会あたり、その辺、ちゃんとやれよ。

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