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GPIFの黒字について

赤字になるといつも文句を言われるGPIFである。年金を運用している人たちね。株価が下がって大騒ぎで遭ったわけですが4-6月は株価が回復して、12兆円の黒字になっているわけです。

コロナの時代に、こと、年金というのを考えるときに、私は、現金で持っているのが一番危ないと思っているんですよね。キャッシュイズキングとか、マクロ経済のわからないカスがいうことですよ。今、恐るべきは私はインフレだと思っており、インフレに対してましな資産な置き所は、株式であるので、資産バブル気味に株価が上昇していると、私はこう理解しております。

だいたい、歳入が増えるわけでもないのに、政府は支出をガンガン増やしており、日銀は現金を吐き出して、株式だの債権だのを買いまくり、貸し出しもして、円をジャブジャブ市場に供給している。しかも、まだ、国債・社債などの債権であれば、満期が来れば現金が回収できるけれども、ETFを含めた株式については、売らない限りは現金は出っ放しですからね。日銀のバランスシートをみればすぐ分かりますが、右側の借金たる日本銀行券(現金)ばかりが増えて、左側には、株式やら、財政赤字を抱える日本の国債やら、コロナで危なくなっている日本企業の債権やらがたくさん乗っているわけです。現金の価値が下がらないわけがない。

実際、ちょっとは落ち着いているものの、金のETFなど上がり続けているわけです。

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これが意味するのは、金を固定してみると日本円の現金の価値が下がっているというようにしか、私には見えないわけですね。

さて、年金の仕組みというのは、日本国民からすると現金の先払いです。今得るべき現金を先払いで、年金に取られて、将来帰ってくるわけです。その現金を貯金しておいたらえらいことになるわけで、今使えば、お米が100俵買えるお金で、将来は1俵しか買えなくなってしまうかもしれない。米が1/100になってしまうわけです。まじで食っていけない。

なので、現金を違うものに変えて、米の価格が100倍になっても、資産の方を100倍以上に増やしてもらわな困るわけです。GPIFが株を買うのは、年金を増やすためではなくて、年金の価値の保存のために必須の行為であるわけです。

まあ、うまく資産運用して欲しいことではありますが、GPIFの存在自体を否定する人がいるとすれば、バカなことだと思います。そういう人がいるとすれば、経済合理性としては、年金の廃止を訴えるべきだと私は思います。

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