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縦割り打破と日銀の独立性

こういう記事って、非常に危ないと思う。日経の提灯記者の考慮の浅い記事に私には思える。

財務省、金融庁、日銀の縦割りとか、連携の強化というが、これは、やってはいけない。

財政が厳しくなると、ここが連携するとなるけど、それって、第二次世界大戦前の日銀による国債の引き受けになってしまう訳で、日銀ファイナンス、財政ファイナンスと言われる一番いけないやつに繋がる。日本円の価値が崩壊して、ハイパーインフレになるやつである。もちろん、それは、日本経済を破壊することになる。

財務省はあくまで財政、金融庁はあくまで金融行政、日銀は通貨と雇用の安定を目的とするのであって、それぞれが連携する必要はない。完全に連携して動いてしまえば、第二次世界大戦前の財政ファイナンスになってしまう訳で、それが意味するところは、無駄な戦争への大規模な支出。それは、経済性の低い支出なので、経済を痛めつけるとともに、日本円の信用をドイツマルクのように傷つけて、日本円を無価値にする。

今の日本のような自給率の低い国で、ハイパーインフレをやると、ものの輸入が止まってしまう。すると、最悪、食糧難になる。なんと恐ろしい。

という訳で、縦割り打破は良いのだが、日銀の独立性というのはしっかり守った上で、政治は進めてほしいと切に願うのである。

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