Amazon English:『ガリバー旅行記(編集版)』(ジョナサン・スイフト)

こちらも、Amazon Englishで聞きました。

以前、Level4に『ガリバー旅行記』を聞いたのですが、聞いているだけでは、残念ながら大した理解も上がらず、面白くなかったのを記憶しています(一応、私のレベルは、Level4なのですが、小説にはめっぽう弱い)。8時間ぐらいあると記憶しているが、集中力も持たなかったですね。

そこで、今回試してみたのが、Level2ぐらいの編集版の『ガリバー旅行記』であるわけです。すると、さすがにこれは良くわかる!(ただ、聞いてみるなら、レベルを落として聞いてみるのも私はお勧めです)

『ガリバー旅行記』と言うのは、様々な話があります。舞台は英国で、漂流して小人の国に行く話。これは結構有名なので内容は省きます。

ちょっと気の利いた日本語の本でも、巨人の国に行く話も知っていると思います。巨人の国で、ガリバーの声は小さいので、ガリバーがもとの人間の船に拾われた時に、「しばらく大声で話していた」なんてエピソードもあり、そういう描写が英語で分かるようになったのはいいことだと勝手に関心していました。

私は知らなかったのは、『天空の城ラピュタ』のお話でして、これは言わずと知れたスタジオジブリのアニメーションですが、この天空の城ラピュタというコンセプト(天空に城が飛んでいて、国があるという設定)は、なんと、『ガリバー旅行記』からあると言うことにびっくりしました。だって、この本が書かれたのは、1735年ぐらいだそうなので、18世紀ですからね。日本であれば、江戸時代です。

日本やアジア等も出てきます。この本は、時代もあるのか、なんとまあ、差別的に書かれています。「鉄砲を使って、人を殺して征服していくのは、リアリストとして当然の事であり、何も使わず平和を追求すると言うのは愚の骨頂」みたいな主張もあり、こんな本が今出てくると、いろいろ叩かれそうだなと思いつつ読んでいました。

が、こういう想像の世界を1700年代に書いていた著者はすごいなと思います。

ジブリの元ネタが英語で聞けるなんて、まあ、英語を勉強していて良かったなと思った一瞬でした。また、ガリバー旅行記は、レベルの違うものも挑戦していきたいと思います。

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