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2019年10月の記事一覧
『リー・クアンユー回顧録〈下〉―ザ・シンガポールストーリー』(リー クアンユー)
上巻に続いて下巻。こちらは構成が変わって、テーマ別の構成と、外交が中心になってくるので、国別の構成で話が進む。シンガポール独立後のシンガポールの歩みである。
この本を読んでわかるのが、華僑の気持ちであると思う。李光耀さんは、優秀な華僑なのである。その人が、多民族国家で資本主義国家であるシンガポールを設立し、高い数学的能力を活かしながら、合理的で清潔で汚職のない資本主義国たるシンガポールをどう作っ